保育士資格取得スクールだより|サンライズ保育士資格取得スクール

保育士資格取得スクールだより

筆記試験を乗り越えたみなさん、いよいよ最後の関門「実技試験」が近づいてきましたね。
実技試験は、保育士としての実践力を確認する大切なステップです。試験では、3分野(音楽表現・言語表現・造形表現)の中から2分野を選んで受験します。
この記事では、各選択肢の傾向と対策について、わかりやすくご紹介します。

 

音楽表現に関する技術

主な試験内容:
課題曲(例:「どんぐりころころ」「バスごっこ」など)を弾き歌いします。
伴奏はピアノ(電子ピアノ)で、歌詞を暗記して演奏・歌唱する形式です。

傾向:
・演奏ミスよりも「保育士として子どもに伝える表現力」が重視されます。
・一定のリズム・テンポで歌いきれるかが評価ポイントです。

対策:
・指の動きを簡略化した“簡易伴奏”を練習し、演奏ミスを防ぎましょう。
・歌は表情豊かに、楽しそうに歌うことを心がけてください。
・本番同様の姿勢で何度も練習し、弾き歌いに慣れておくことが大切です。

 

言語表現に関する技術

主な試験内容:
3歳児クラスを想定し、3分以内で課題の素話(例:「3びきのこぶた」「おおきなかぶ」など)を行います。絵本・小道具の使用は不可です。

傾向:
・暗記力だけでなく、聞いている子どもを惹きつける語りの力が求められます。
・視線や声の強弱、間の取り方も評価されます。

対策:
・まずは全文をしっかり暗記しましょう。その上で、語尾を明瞭に、ゆっくりとした口調を意識します。
・手振りや顔の表情で場面を豊かに表現しましょう。
・録音して聞き返すと、改善点に気づきやすくなります。

 

造形表現に関する技術

主な試験内容:
「お昼ごはんの時間」などのテーマに基づき、与えられた用紙に色鉛筆で保育場面の絵を描きます(制限時間45分)。

傾向:
・美術的な上手さよりも「保育の視点」が重要です。
・子ども同士の関わりや保育者の配慮が描かれているかが問われます。

対策:
・よくあるシーン(お散歩・お昼寝・絵本タイムなど)をストックしておき、どのテーマにも応用できるようにしておきましょう。
・子どもの人数・表情・動き・年齢に合ったバランスを意識して描いてください。
・45分という制限時間内で、清書まで終えられるようにタイマーを使って練習するのが効果的です。

 

実技試験に向けてのアドバイス

どの分野も、「うまくやる」より「子どもに伝える」「保育の視点で考える」ことが評価のカギになります。不安があっても、本番では笑顔を忘れずに。自信のある姿勢で臨みましょう。
試験会場の雰囲気にのまれないよう、模擬練習を何度も重ねてください。スクールを利用して、客観的にチェックするのもおススメです。