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春の遠足~計画・準備・当日のポイント~

春は自然も子どもたちも活動的になる季節。そんな春の定例行事といえば「遠足」です。
子どもたちがワクワクする楽しい思い出を作るためには、保育士の計画力と準備が欠かせません。
そんな春の遠足を成功させるためのポイントを、計画段階から当日の流れまで順を追ってご紹介します。

 

【1】遠足の計画を立てよう

まずは全体のスケジュールを立てるところからスタート。園児の年齢や体力、園の方針に合わせたプランニングが重要です。

目的地の選定:公園、動物園、農園など、季節感や教育的要素も加味して選びましょう。
日程の調整:園の年間行事とのバランスをとりつつ、天候の安定した日を候補にします。
移動手段の確認:徒歩、バス、電車など、移動時間と安全面を考慮して選びます。

 

【2】準備するものと事前対応

次に、遠足当日までに必要な準備を着実に進めていきます。

下見の実施:当日のスムーズな動きを確認するため、事前に現地を訪れて道順やトイレの位置、危険箇所などをチェック。
持ち物のリスト化:子ども・保育士それぞれに必要な持ち物をリストにして保護者へ周知。
しおりやおたよりの作成:持ち物、服装、集合時間、注意事項などをわかりやすくまとめて配布。
健康管理と安全対策:事前にアレルギーや持病の確認をし、応急処置キットや緊急連絡先を準備。

 

【3】遠足当日の動き方

いよいよ当日。保育士は常に冷静に、そして柔軟に対応することが求められます。

出発前の確認:全員の健康状態と持ち物を確認し、点呼をしっかり取ります。
移動中の注意点:子ども同士の間隔、歩く速度、安全確認(信号や横断歩道)を意識。
現地での活動:自由遊びや観察タイムの前後に、トイレ誘導や水分補給の時間を確保。
昼食・休憩タイム:楽しい時間である一方、誤飲やアレルギー事故にも注意が必要です。
帰園後のケア:園に戻ったら、手洗いや荷物の整理、体調チェックを行い、保護者への連絡も忘れずに。

 

【4】振り返りと次回への活かし方

遠足後は、職員間で振り返りを行いましょう。

良かった点と課題点の共有:当日のトラブルや子どもたちの反応から、次回の改善点を洗い出します。
保護者からの声を集める:アンケートや口頭で感想を聞き、保護者の満足度や要望を把握します。
写真の活用や掲示:写真を使って園内に掲示したり、アルバムを作って、子どもたちと振り返るのもおススメです。