保育士試験
過去問題
平成27年度
保育実習理論 平成27年度
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次のA~Dの音楽用語の意味をア~ウから選んだ場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A スタッカート
- ア 歌詞を短く切る イ 音を短く切る ウ 曲を短く切る
B アクセント
- ア その音を特に強く イ 意識的に演奏する ウ 驚きをもって
C レガート
- ア はっきりと イ 決然と ウ なめらかに
D テヌート
- ア その音の長さを十分にたもって イ なめらかに ウ 少し遅く
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ア | イ | ウ | ウ |
2 | イ | ア | ウ | ア |
3 | イ | イ | ア | ア |
4 | ウ | ア | イ | イ |
5 | ウ | ウ | ア | イ |
B:ア その音を特に強く
C:ウ なめらかに
D:ア その音の長さを十分にたもって
次のコードネームにあてはまる鍵盤の位置として正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
Dm | Cdim | B♭ | C7 | |
1 | ア | ウ | イ | ア |
2 | イ | ア | ア | イ |
3 | イ | イ | ウ | イ |
4 | ウ | ア | ウ | ア |
5 | ウ | イ | ア | ウ |
Cdim:ア 「ド・ミ♭・ソ♭」が構成音になります。
B♭:ウ 「シ♭・レ・ファ」が構成音になります。
C7:ア 「ド・ミ・ソ・シ♭」が構成音になります。
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次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 1 「赤い島」は、大正時代に芸術性豊かな童話・童謡の創造を目指して創刊された。
- 2 バレエ組曲「くるみ割り人形」は、チャイコフスキー(Tchaikovsky, P.I.)によって作曲された。
- 3 楽器のトライアングルは、三角形の形状から名づけられた。
- 4 へ長調の階名「ファ」は、音名「変ホ」である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | × | 〇 |
3 | 〇 | × | × | × |
4 | × | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:× 不適切です。
へ長調の階名「ファ」は音名は「変ホ」ではなく、「変ロ」です。
次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のオ「表現」における(イ)「内容」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 生活の中で様々な出来事に触れ、( A )を豊かにする。
- ( B )、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、( C )かいたり、つくったりする。
- かいたり、つくったりすることを楽しみ、それを( D )に使ったり、( E )する。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 感性 | 感じたこと | 絵の具や粘土で | 生活 | 見たり |
2 | イメージ | 経験したこと | 絵の具や粘土で | 遊び | 飾ったり |
3 | 感性 | 経験したこと | 自由に | 生活 | 見たり |
4 | イメージ | 感じたこと | 自由に | 遊び | 飾ったり |
5 | 感性 | 経験したこと | 自由に | 生活 | 飾ったり |
A:イメージ
B:感じたこと
C:自由に
D:遊び
E:飾ったり
「保育所保育指針」参照(保育所保育指針は平成30年に改訂されてるため、しっかり確認しましょう。)
次の文は、「粘土造形」の表現にみられる主な特徴である。これらの表現の変化として早く現れる順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 芯になるものを使って、見通しをもって意図的に形を作る。
- B 粘土を丸めたり伸ばしたりして、団子やヘビなどの名前をつける。
- C 粘土をたたいたり、ひきちぎったり、ぐちゃぐちゃにこねたりする。
- D 丸めたり伸ばしたりした粘土をくっつけて、複合的な形を作る。
(組み合わせ)
1 | A→B→C→D |
2 | B→A→C→D |
3 | C→B→D→A |
4 | C→D→A→B |
5 | D→C→B→A |
↓
B粘土を丸めたり伸ばしたりして、団子やヘビなどの名前をつける。
↓
D丸めたり伸ばしたりした粘土をくっつけて、複合的な形を作る。
↓
A芯になるものを使って、見通しをもって意図的に形を作る。
というように変化していきます。
H保育所では運動会の応援旗として、2色に塗り分けた旗を作ることにしました。次の色の組み合わせとそのイメージ・印象の説明文として、( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 補色 | 明視度 | 寒色 | 動物 | 純色 |
2 | 同系色 | 透明度 | 暖色 | 動物 | 純色 |
3 | 同系色 | 明視度 | 暖色 | 植物 | 純色 |
4 | 補色 | 透明度 | 暖色 | 植物 | 明清色 |
5 | 補色 | 明視度 | 寒色 | 植物 | 明清色 |
B:明視度
C:寒色
D:植物
E:明清色
以上の言葉があてはまります。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
新任保育士(以下S)と主任保育士(以下N)が版遊びについて話し合っています
【設問】
( A )~( D )にあてはまる語句の適切な組み合わせを一つ選びなさい。
- N:型押し遊びは、いろいろな物体に絵の具をつけて、紙に押し付けて形を写す最も原初的な版画です。
- S:( A )や野菜スタンプも型押し遊びですね。
- N:そうですね。版画の種類には凸版、凹版、孔版、平版があります。紙を貼り重ね、その上にインクをつけて刷る紙版画は( B )版です。
- S:先日テーブルの上にビニールを敷いてフィンガーペインティングをして遊びました。その作品の上に紙をのせ、写し取って楽しみました。
- N:これも版画の仲間で、( C )といえますね。初めての版画体験として楽しめますね。
- S:身近なところに版遊びはあるのですね。
- N:( D )は凹凸のある面に紙を当てて、鉛筆やクレヨンなどの描画材を使って凹凸の模様を写しだします。これも版画の仲間と言えます。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 手形 | 凸版 | 孔版 | フロッタージュ |
2 | スクラッチ | 平版 | 孔版 | ドリッピング |
3 | 手形 | 凸版 | 平版 | フロッタージュ |
4 | スクラッチ | 凹版 | 平版 | ドリッピング |
5 | 手形 | 平版 | 凹版 | ドリッピング |
B:凸版
C:平版
D:フロッタージュ
以上の言葉が当てはまります。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
- 手作りで釣りぼりを作って遊ぶことにしました。釣りぼり遊びに必要なものを以下のとおり作りました。
- 屋外に置く看板は、雨に濡れても消えないように( A )で描いた。
- 保育室にブルーシートを敷いて池を作った。
- ブルーシートの上に置く魚を厚紙で作った。
- バチックの方法で魚の模様を作るため、( B )と( C )で描いた。
- 広告の紙を細く丸めて、釣竿を作った。
【設問】
( A )~( C )にあてはまる適切な着彩材料として、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ポスターカラー | クレヨン | 油絵の具 |
2 | アクリル絵の具 | クレヨン | 水彩絵の具 |
3 | アクリル絵の具 | 色鉛筆 | 水彩絵の具 |
4 | ポスターカラー | クレヨン | 水彩絵の具 |
5 | ポスターカラー | 色鉛筆 | 油絵の具 |
乾くと耐水性になるという特性があります。
B:色鉛筆
C:水彩絵の具
油性であるクレヨンと水性である水彩絵の具を用いて表現する方法をバチックと言います。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
身近な材料を使って影絵遊びをします。 空き箱や厚紙を使って以下の図版のようなロボットを作り影絵にして映します。
【設問】
この図版を影絵にした場合、影の形として正しいものを一つ選びなさい。
1 | |
2 | |
3 | |
4 | |
5 |
次のうち、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の記述と「発達過程区分」の組み合わせとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 指差し、身振り、片言などを盛んに使うようになり、二語文を話し始める。
- おおむね1歳3か月から2歳未満 - B 話し言葉の基礎ができて、盛んに質問するなど知的興味や関心が高まる。
- おおむね4歳 - C 言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。
- おおむね5歳
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | × | × |
4 | × | 〇 | 〇 |
5 | × | 〇 | × |
A:◯ 適切です。
B:× 不適切です。
4歳という部分が適切ではありません。正しくは3歳頃についての内容です。
C:◯ 適切です。
次の文のうち、絵本の読み聞かせをする際の留意事項として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 絵本を読む時の読み手の背景は、子どもが絵本に集中できるようにシンプルな背景が良い。
- B 絵本は、表紙や裏表紙にも物語が含まれることがあることを理解しておく。
- C 子どもが絵本の世界を楽しめるように、保育士は絵本のストーリーや展開をよく理解しておく。
- D 絵本を読み終えたら、子どもが絵本の内容を正確に記憶できているかが重要であるため、直ちに質問して確認する。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 |
B:◯ 適切です。
C:◯ 適切です。
D:× 不適切です。
イメージを膨らませながら絵本の世界を楽しめるように読み聞かせをすることが大事であるため、Dの内容は適切ではありません。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
保育所に勤務しているM保育士は、2歳未満の幼児を担当しています。
「子どもたちが絵本を介して、言葉に親しみ、言葉を使うことを楽しむ」ことを保育のねらいとし、このねらいを達成するために、2歳未満の幼児に合った絵本を選ぶことにしました。
【設問】
この【事例】をもとに考えた場合、2歳未満の幼児を対象とした絵本として適したものを○、適していないものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A『がたん ごとん がたん ごとん』 安西水丸(作)
- B『だるまさんが』 かがくいひろし(作)
- C『さんまいのおふだ』 水沢謙一(再話)梶山俊夫(画)
- D『たべたのだあれ』 五味太郎(作)
- E『ごんぎつね』 新美南吉(文)箕田源二郎(絵)
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
B:◯ 適切です。
C:× 不適切です。
語り口調の昔話です。2歳未満の幼児にはまだ難しいと考えられます。
D:◯ 適切です。
E:× 不適切です。
長い物語であるため、2歳未満の幼児に合っているとは言えません。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
実習生のYさん(学生、女性)は、保育所の2歳児クラスで実習をしています。今朝、I君(男児)が、泣きながら母親に抱かれて登園してきました。保育士たちはそれぞれに対応していて手が離せず、Yさんひとりで対応することになりました
【設問】
この場面で保育士をめざす実習生YさんのI君への対応として、最も適切でないものを一つ選びなさい。
1 | I君の顔を見ながら、「どうしたの?」と声をかける。 |
2 | I君を抱きかかえて、「大丈夫、大丈夫」と背中を優しくさすりながら、なだめる。 |
3 | 「今日は何をして遊ぼうか」とI君を優しく遊びに誘う。 |
4 | 「早く泣き止まないとお母さんに怒られるよ」とI君に泣きやまないことを注意する。 |
5 | 「一緒にお母さんにいってらっしゃいをしよう」とI君を誘う。 |
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:× 不適切です。
なぜ泣いているのかという理由を理解して受け止め、子どもの気持ちに寄り添う必要があります。
5:◯ 適切です。
次のA~Dを「保育所保育指針」第4章、「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」に照らして、指導計画を作成する際の手順の流れとして、適切な組み合わせを一つ選びなさい。
- A 子どもの発達過程を見通し、具体的なねらい・内容を設定する。
- B 生活への取り組み、人との関係、遊びへの取り組みなど、子どもやクラスの実態・状況を把握する。
- C 子どもが自ら活動を展開できるよう、子どもの活動を予想しながら必要な保育士の援助を考える。
- D 物、人、自然事象、時間、空間等を総合的にとらえて、環境構成を考える。
(組み合わせ)
1 | A→B→C→D |
2 | A→B→D→C |
3 | B→A→D→C |
4 | B→D→C→A |
5 | C→A→B→D |
生活への取り組み、人との関係、遊びへの取り組みなど、子どもやクラスの実態・状況を把握する。(B)
↓
子どもの発達過程を見通し、具体的なねらい・内容を設定する。(A)
↓
物、人、自然事象、時間、空間等を総合的にとらえて、環境構成を考える。(D)
↓
子どもが自ら活動を展開できるよう、子どもの活動を予想しながら必要な保育士の援助を考える。(C)
という手順になります。
次の文は、保育の内容の自己評価に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 保育の内容等の自己評価は、保育士等が行う自己評価と、保育所が行う自己評価がある。
- B 個々の保育士等が行う自己評価は、自らの保育実践と子どもの育ちを振り返り、次の保育に向けて改善を図り、保育の質を向上させることが目的となる。
- C 改善のための評価の視点として、「子どもの育ちをとらえる視点」と「自らの保育をとらえる視点」がある。
- D 保育所全体で行う自己評価を基に、保育所は第三者評価を年に一度受審することが「児童福祉法」により義務づけられている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | × | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | × | 〇 |
B:◯ 適切です。
C:◯ 適切です。
D:× 不適切です。
児童福祉法により義務付けられているのではありません。
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Fさん(20歳代、女性)は児童養護施設で保育士として働いています。ある日園庭で、G君(小学2年生、男児)が、同室のH君( 5歳、男児)をいきなり突き飛ばし、殴りかかりました。二人を担当しているFさんは、慌てて二人の間に入って止めました。H君はしやみこんで泣き出してしまいました。G君は興奮していを様子で、Fさんの制止にして「うるせー、黙ってろ。おまえは関係ねーだろ。」と怒鳴り散らした後、自分の部屋の方に走って行きました。
【設問】
この出来事に対して、Fさんが保育士として取るべき対応として、最も適切でないものを一つ選びなさい。
1 | H君が落ち着くように慰める。 |
2 | H君が落ち着くのを待ってから、H君に事情を聞く。 |
3 | G君が落ち着くのを待ってから、G君に事情を聞く。 |
4 | G君が謝ってくるまでG君とは会話をしない。 |
5 | 主任保育士に経緯を説明して指示を仰ぐ。 |
2:◯ 適切です。
3:◯ 適切です。
4:× 不適切です。
G君の気持ちにも寄り添うことが大事です。そのため4のような対応はふさわしくはありません。
5:◯ 適切です。
次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 児童養護施設は、保護者のない児童等環境上養護を要する児童を入所させ、養護し、あわせて退所した者に対する相談等自立のための援助を行うことを目的とする施設である。
- B 乳児院の入所対象は、原則として乳児であるが、特に必要のある場合には幼児を入所させることができる。
- C 母子生活支援施設の入所対象は、中学校就学前の児童とその母である。
- D 児童自立支援施設の入所対象は、義務教育終了後の15歳~20歳未満の児童である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
B:◯ 適切です。
C:× 不適切です。
年齢指定はないので、中学校就学前という部分が適切ではありません。
D:× 不適切です。
年齢指定はないので、義務教育終了後の15歳~20歳未満という部分が適切ではありません。