保育士試験
過去問題
平成27年度
社会福祉 平成27年度
問1
次の文は、「社会福祉法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 福祉サービスの利用者が心身ともに健やかに育成されることを基本的な理念としている。
- B 福祉サービスを必要とする地域住民のあらゆる分野への社会参加を推進する。
- C 福祉サービス利用者が有する能力に応じて日常生活を営めるよう支援することを基本的な理念としている。
- D 福祉サービスは、社会福祉事業の適正な実施の確保を図るために、最低限度の措置にとどめなければならないとしている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は1
問2
次の文は、社会福祉の歴史に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 | わが国では、生存権とその保障が最初に規定されたのは、「大日本帝国憲法」であった。 |
2 | わが国の救貧のための法律の始まりは、1946(昭和21)年公布の「旧生活保護法」であった。 |
3 | わが国の国民皆年金制度の始まりは、1959(昭和34)年に公布された「国民年金法」であった。 |
4 | 1964(昭和39)年公布の「母子及び寡婦福祉法」によって、父子家庭に対する福祉の措置も始まった。 |
5 | 社会福祉士が国家資格として初めて規定されたのは、2000(平成12)年公布の「社会福祉法」であった。 |
正解は3
1 生存権とその保障が最初に規定されたのは日本国憲法25条です。
2 「旧生活保護法」は、1946(昭和21)年に、「救護法」の廃止後制定されました。
3 適切な記述です。
4 2014年に母子及び父子並びに寡婦福祉法に改められました。
5 1987年の社会福祉士及び介護福祉士法で、社会福祉士が国家資格となりました。
2 「旧生活保護法」は、1946(昭和21)年に、「救護法」の廃止後制定されました。
3 適切な記述です。
4 2014年に母子及び父子並びに寡婦福祉法に改められました。
5 1987年の社会福祉士及び介護福祉士法で、社会福祉士が国家資格となりました。
問3
次のうち、「社会福祉法」における第1種社会福祉事業に属するものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 保育所
- B 共同募金
- C 児童養護施設
- D 婦人保護施設
- E 児童発達支援センター
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
3 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | × | 〇 | 〇 |
正解は4
保育所、児童発達支援センターは第2種社会福祉事業になるので4が不適切です。
問4
次の文は、子育て支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 地域子育て支援拠点事業の実施は、主に児童養護施設において行われている。
- B 保護者に対する支援は、住民にとって身近な施設であることや、施設数の多さなどにより、保育所においてはその期待が特に大きい。
- C 保護者に対する支援を行う際の留意点のひとつとして、子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密保持に留意することが挙げられている。
- D 保育所において、保育士が子どものよいところを見つけ、積極的に保護者に伝えることで、子育ての楽しさを共有することも、保護者支援につながると考えられる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | × |
3 | 〇 | × | × | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
5 | × | 〇 | × | 〇 |
正解は4
A 地域子育て支援拠点事業は、保育園や児童館、幼稚園、市町村の直営、NPO、社会福祉法人など、幅広い所で行われているので不適切です。
B 適切な記述です。
C 適切な記述です。
D 適切な記述です。
B 適切な記述です。
C 適切な記述です。
D 適切な記述です。
問5
次の文は、平成24 年度の社会保障給付費に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 社会保障給付費のうち、年金の給付費は依然減少傾向を示している。
- B 社会保障給付費を医療、年金、福祉その他の3つの部門に分けると、医療の占める割合が最も大きい。
- C 社会保障財源の内訳は、社会保険料よりも公費負担の占める割合の方が大きい。
- D 国民医療費を年齢階層別に比べると、65 歳以上の者の医療費は全体の半分以上を占める。
- E 社会保障給付費の対国民所得比は、約3割を示している。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | × | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 | 〇 |
正解は5
A 年金の給付費は伸び率が 1.7%と伸びているので、減少傾向ではありません。
B 年金が49.7%と占める割合が一番大きいです。
C 社会保障財源は「社会保険料」が 61 兆 4,156 億円で、収入総額の 48.3%を占めているため不適切です。
D 適切な記述です。
E 適切な記述です。
B 年金が49.7%と占める割合が一番大きいです。
C 社会保障財源は「社会保険料」が 61 兆 4,156 億円で、収入総額の 48.3%を占めているため不適切です。
D 適切な記述です。
E 適切な記述です。
問6
次の文は、婦人相談所に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に基づいて設置されている。
- B 都道府県と市に設置が義務付けられている。
- C 配偶者暴力相談センターとしても機能する。
- D 婦人相談員が配置される。
- E 婦人相談所は、母子の保護及び生活支援にあたり、母子生活支援施設と連携することがある。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
正解は5
A、婦人相談所は売春禁止法に基づいて設置されているので誤りです。
B、市ではなく、各都道府県に必ず1つ設置されているので誤りです。
C、記述通りです。
D、記述通りです。
E、記述通りです。
B、市ではなく、各都道府県に必ず1つ設置されているので誤りです。
C、記述通りです。
D、記述通りです。
E、記述通りです。
問7
次の文は、男女共同参画社会に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 労働者の子の看護休暇に関しては、男女の差はなく取得できる制度が整っている。
- B 労働者の家族の介護休業に関しては、男女の差はなく取得できる制度が整っている。
- C わが国の男女共同参画社会の基本理念には、男性の家事への参加など家庭生活と職業生活との両立を推進することが含まれていない。
- D わが国の男女共同参画社会の基本理念には、男性の地域活動への参加と職業生活との両立を推進することが含まれていない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | × | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | 〇 | × |
正解は1
A 記述通りです。
B 記述通りです。
C 仕事と家庭の両立支援環境が整い、男性の「家庭」への参加も進むことによって男女がともに子育てや教育に参加することが家庭生活の充実とあるため、誤りです。
D 「男女がともに主体的に地域活動やボランティア等に参画することによって地域コミュニティが強化」とあるため、誤りです。
B 記述通りです。
C 仕事と家庭の両立支援環境が整い、男性の「家庭」への参加も進むことによって男女がともに子育てや教育に参加することが家庭生活の充実とあるため、誤りです。
D 「男女がともに主体的に地域活動やボランティア等に参画することによって地域コミュニティが強化」とあるため、誤りです。
問8
次のうち、国際生活機能分類(ICF)の構成要素として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 参加
- B 環境因子
- C 社会的不利
- D 個人因子
- E 機能低下
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × | × |
4 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
国際生活機能分類(ICF)とは、人間の生活機能と障害に関する状況を記述することを目的とした分類のことで、この分類は活動と参加、環境因子、個人因子、健康状態、心身機能、身体構造から構成されているため、社会的不利、機能低下は構成要素として挙げられません。
問9
次の文は、医療保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 出産育児一時金は、国民健康保険においても支給される。
- B 公務員は、国民健康保険に加入する。
- C 健康保険の保険者は、市町村である。
- D 傷病手当金は、療養が終了するまで支給期間の定めなく支給される。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
2 | 〇 | × | × | × |
3 | × | 〇 | 〇 | × |
4 | × | × | 〇 | × |
5 | × | × | × | × |
正解は2
A:◯ 国民健康保険法に基づく保険給付なので適切です。
B:× 2015(平成27)年10月、年金制度の一元化により、公務員や私学教職員は厚生年金に加入となったので不適切です。
C:× 保険事業の運営主体を「保険者」というため不適切です。
D:× 傷病手当金は、病気療養中の生活保障のために給付され、支払期間は、支給開始から1年6ヶ月間と支給期間が定められています。
B:× 2015(平成27)年10月、年金制度の一元化により、公務員や私学教職員は厚生年金に加入となったので不適切です。
C:× 保険事業の運営主体を「保険者」というため不適切です。
D:× 傷病手当金は、病気療養中の生活保障のために給付され、支払期間は、支給開始から1年6ヶ月間と支給期間が定められています。
問10
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
Y児童養護施設に入所しているFちゃん(12 歳)の母親Gさん(39 歳)は、統合失調症で入退院を繰り返している。そのGさんから苦情の電話が入り、Fちゃんの担当保育士 Pは面談の約束をした。約束の日、保育士Pは、Gさんの訪問時に相談室に案内した。保育士Pは、Fちゃんの担当になって日が浅く、Gさんと会うのは初めてだった。また、保育士Pは、Y児童養護施設において、苦情受付担当者となっている。
【設問】
次の文は、この相談時の保育士Pの対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切 な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 通常の相談と異なり苦情の対応なので、保育士Pは初対面のあいさつも簡単に済ませて、苦情内容を聴取し、どんな事柄に関して訴えられているのか確かめるために質問を繰り返した。
- B 保育士Pは、Gさんの怒りの感情を表出させるべきだと考え、Gさんの話が支離滅裂な内容となっているにもかかわらず、何時間も傾聴を続けた。
- C Gさんが相談室に入ってからもなかなか話すことができず沈黙を続けていたが、その間、保育士Pはその表情や仕草を見ていたものの、無理に話させようとはしなかった。
- D Gさんが統合失調症であり、保育士Pは対応に自信がなかったので、同席した主任保育士にほとんどの相談対応を代わってもらい、保育士Pはかたわらに同席して苦情対応の仕方を学んだ。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | × | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は5
A:× 初対面であるならばきちんと挨拶を交わすことが大切です。また質問を繰り返すことで、更にパニックを引き起こす可能性もあるので、不適切です。
B:× 話したい内容がまとまらず支離滅裂になってしまうのは統合失調症の特徴です。傾聴を続けるのではなく、伝えたいことを一緒にまとめるようなつもりで聞き取りをすることが大切なので、不適切です。
C:◯ 無理に言葉を促す必要はないため、適切です。
D:◯ 対応に自信がない時は、無理に対応せず、相談したり、変わってもらうことが適切です。
B:× 話したい内容がまとまらず支離滅裂になってしまうのは統合失調症の特徴です。傾聴を続けるのではなく、伝えたいことを一緒にまとめるようなつもりで聞き取りをすることが大切なので、不適切です。
C:◯ 無理に言葉を促す必要はないため、適切です。
D:◯ 対応に自信がない時は、無理に対応せず、相談したり、変わってもらうことが適切です。
問11
次の文は、今日の相談援助の視点に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 今日の相談援助は、利用者を「問題を抱えた人」ととらえて、その問題の原因を探ることに重点を置く視点が主流である。 |
2 | 今日の相談援助は、利用者の内面の変化ばかりでなく、利用者を取り巻く環境との相互作用等の全体関連性をとらえて支援を行うようになっている。 |
3 | 今日の相談援助は、個人の変化のみでなく、社会変革をも視野に入れるようになっている。 |
4 | 今日の相談援助は、社会資源の活用・調整・開発を基本的な要素であるととらえている。 |
5 | 今日の相談援助は、公的なサービスを適用することに加えて、私的なサポートを組み合わせる視点を持っている。 |
正解は1
1 相談援助の基本的な考え方の一つとして、援助者は、利用者を「その状況にある人」と捉え、援助者自身は、「社会環境の一部」というような捉え方をするため、誤りです。
問12
次の文は、保育所が相談援助を行う具体的場面に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 相談を受けるには静かな時間とプライバシーを守る環境が必要なので、大多数の保育所では保護者一般に対して、「相談はあらかじめ園長に予約をとって、園長室でお願いします」と案内をしている。
- B 個別面談の際、ある保護者が話しづらそうにしてなかなか語り出さないので、保育士は感じ取ったままに「話しづらいですか」と声をかけた。
- C 個別面談の際、ある保護者が話しづらそうにしてなかなか語り出さないので、保育士は「今日はやめて、別の日にお話を伺うことにしましょう」と面談を切り上げた。
- D 降園の時に、保護者に相談を持ちかけられた際、保育士は「今はどたばたして落ち着かないので、ちょっと無理だわ」と答えて、他の子どもの対応に戻った。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | × | 〇 | × | × |
4 | × | × | 〇 | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は3
A すべての相談が、記述のような対応をするわけではありません。子どもの送迎時や、連絡帳等でのコミュニケーション、行事や活動など、日々の相談出来る機会を活用して、相談援助を行うため、不適切です。
B 適切な記述です。
C 保育士側から切り上げることは不適切です。話しやすい雰囲気を作ることも大切です。
D 子どもの対応も大切ですが、この場合の保護者への言葉掛けは不適切です。また、他の保育士に子どもの対応を変わってもらったりと、別日をもうけたりと対応を変えることもできます。
B 適切な記述です。
C 保育士側から切り上げることは不適切です。話しやすい雰囲気を作ることも大切です。
D 子どもの対応も大切ですが、この場合の保護者への言葉掛けは不適切です。また、他の保育士に子どもの対応を変わってもらったりと、別日をもうけたりと対応を変えることもできます。
問13
次の文は、当事者運動やセルフヘルプグループに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A セルフヘルプグループは、議会や行政に対する圧力団体となるなどソーシャルアクション機能をもつ。
- B セルフヘルプグループは、専門職がいつも介在して、メンバー間の葛藤に関して調整したり、仲間関係が促進されるようなプログラムを組み立てなければならない。
- C セルフヘルプグループは、相談機関の職員が支援計画を作成する際に、一つの社会資源として活用されることがある。
- D セルフヘルプグループは、ピアカウンセリングが行われるなど会員同士の相互支援機能をもつ。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は2
A 適切な記述です。
B セルフケアグループは当事者同士で活動を行っています。
C 適切な記述です。
D 適切な記述です。
B セルフケアグループは当事者同士で活動を行っています。
C 適切な記述です。
D 適切な記述です。
問14
次の表は、児童や障害者等の人権・権利に関する国内外の宣言や条約を採択等の古い順に並べたものである。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【表】
( A )
↓
児童憲章
↓
( B )
↓
経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(国際人権A規約)
↓
障害者の権利宣言
↓
( C )
↓
( D )
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 障害者の権利に関する条約 | 世界人権宣言 | 児童の権利に関する条約 | 児童の権利に関する宣言 |
2 | 世界人権宣言 | 児童の権利に関する宣言 | 児童の権利に関する条約 | 障害者の権利に関する条約 |
3 | 児童の権利に関する宣言 | 児童の権利に関する条約 | 障害者の権利に関する条約 | 世界人権宣言 |
4 | 児童の権利に関する宣言 | 児童の権利に関する条約 | 世界人権宣言 | 障害者の権利に関する条約 |
5 | 児童の権利に関する条約 | 児童の権利に関する宣言 | 障害者の権利に関する条約 | 世界人権宣言 |
正解は2
(A 世界人権宣言)
↓
児童憲章
↓
(B 児童の権利に関する宣言)
↓
経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(国際人権A規約)
↓
障害者の権利宣言
↓
(C 児童の権利に関する条約)
↓
(D 障害者の権利に関する条約)
↓
児童憲章
↓
(B 児童の権利に関する宣言)
↓
経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(国際人権A規約)
↓
障害者の権利宣言
↓
(C 児童の権利に関する条約)
↓
(D 障害者の権利に関する条約)
問15
次の文は、福祉サービス利用者支援制度に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
福祉サービス利用者とサービス提供者が( A )な立場に立ち、利用者自らの意思と判断によって、 サービスを利用する仕組みが必要であり、今日、( B )福祉サービスでは、従来からの( C )を改め、( D )を採用している。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 友好的 | 全ての | 契約制度 | 随意制度 |
2 | 中立的 | ごく一部の | 推薦制度 | 行政制度 |
3 | 公平 | 少数の | 申請制度 | 保護制度 |
4 | 対等 | 多数の | 措置制度 | 契約制度 |
5 | 平等 | 半数の | 利用制度 | 委託制度 |
正解は4
福祉サービス利用者とサービス提供者が(A 対等)な立場に立ち、利用者自らの意思と判断によって、 サービスを利用する仕組みが必要であり、今日、(B 多数の)福祉サービスでは、従来からの(C 措置制度)を改め、(D 契約制度)を採用している。
問16
次の保育分野の苦情解決制度に関する【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
H保育所に通うIちゃん(3歳)の母親Jさんは、H保育所で行われている各種の行事 のほとんどが平日に行われているので、なかなか出席できないことに不満を感じている。 そこで、次年度の各種の行事の土曜日・日曜日開催の要望を、H保育所または関係機関に 相談してみようと思っている。
【設問】
次の文は、Jさんのとった行動である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | H保育所の園長に相談してみる。 |
2 | H保育所の苦情受付担当者に相談してみる。 |
3 | H保育所の第三者委員に相談してみる。 |
4 | 居住地の運営適正化委員会に相談してみる。 |
5 | 居住地の児童相談所に相談してみる。 |
正解は5
1 記述通りです。
2 記述通りです。
3 記述通りです。
4 記述通りです。
5 児童相談所は、要保護児童に関する相談、援助、一時保護等が、主な役割であるため、事例の相談内容とは異なります。
2 記述通りです。
3 記述通りです。
4 記述通りです。
5 児童相談所は、要保護児童に関する相談、援助、一時保護等が、主な役割であるため、事例の相談内容とは異なります。
問17
次の文は、「社会福祉法」第75 条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
第75 条
- 社会福祉事業の経営者は、福祉サービス(社会福祉事業において提供されるものに限る。以下この節及び次節において同じ。)を利用しようとする者が、( A )かつ ( B )にこれを利用することができるように、その経営する社会福祉事業に関し情報の提供を行うよう努めなければならない。
- 2 国及び( C )は、福祉サービスを利用しようとする者が必要な情報を( D ) に得られるように、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 適正 | 意欲的 | 社会福祉施設 | 平易 |
2 | 適切 | 円滑 | 地方公共団体 | 容易 |
3 | 的確 | 円熟 | 社会福祉法人 | 簡単 |
4 | 順当 | 能動的 | 社会福祉協議会 | 瞬時 |
5 | 積極的 | 主体的 | 福祉専門職団体 | 効果的 |
正解は2
社会福祉事業の経営者は、福祉サービス(社会福祉事業において提供されるものに限る。以下この節及び次節において同じ。)を利用しようとする者が、(A 適切)かつ(B 円滑)にこれを利用することができるように、その経営する社会福祉事業に関し情報の提供を行うよう努めなければならない。
2 国及び(C 地域公共団体)は、福祉サービスを利用しようとする者が必要な情報を(D 容易)に得られるように、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
社会福祉法 第75条
2 国及び(C 地域公共団体)は、福祉サービスを利用しようとする者が必要な情報を(D 容易)に得られるように、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
社会福祉法 第75条
問18
次の文は、「社会福祉法」第78 条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 第78 条
- 社会福祉事業の経営者は、自らその提供する福祉サービスの質の( A )を行うこ とその他の措置を講ずることにより、常に福祉サービスを受ける者の立場に立つて ( B )かつ( C )な福祉サービスを提供するよう努めなければならない。
- 2 国は、社会福祉事業の経営者が行う福祉サービスの質の向上のための措置を( D ) するために、福祉サービスの質の公正かつ( C )な( A )の実施に資するため の措置を講ずるよう努めなければならない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 判定 | 上等 | 的確 | 指導 |
2 | 点検 | 高潔 | 順当 | 検査 |
3 | 判断 | 優良 | 適正 | 監査 |
4 | 評価 | 良質 | 適切 | 援助 |
5 | 検証 | 上質 | 妥当 | 実施 |
正解は4
社会福祉事業の経営者は、自らその提供する福祉サービスの質の(A 評価)を行うことその他の措置を講ずることにより、常に福祉サービスを受ける者の立場に立つて(B 良質)かつ(C 適切)な福祉サービスを提供するよう努めなければならない。
2 国は、社会福祉事業の経営者が行う福祉サービスの質の向上のための措置を(D 援助)するために、福祉サービスの質の公正かつ(C 適切)な(A 評価)の実施に資するための措置を講ずるよう努めなければならない。
社会福祉法 第78 条 第8章「福祉サービスの適切な利用」
2 国は、社会福祉事業の経営者が行う福祉サービスの質の向上のための措置を(D 援助)するために、福祉サービスの質の公正かつ(C 適切)な(A 評価)の実施に資するための措置を講ずるよう努めなければならない。
社会福祉法 第78 条 第8章「福祉サービスの適切な利用」
問19
次の文は、わが国の人口動態統計に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 総人口は、2011(平成23)年より減少を続けており、今後も減少することが予測されている。
- B 2014(平成26)年10 月現在の高齢化率は、25%を超えている。
- C 2014(平成26)年10 月現在の高齢者人口の男女比をみると、女性の割合の方が高い。
- D 生産年齢人口とは、18 歳以上65 歳未満の者の人口を示している。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | × | 〇 | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は1
A 記述通りです。
B 記述通りです。
C 記述通りです。
D 生産年齢人口は15歳以上65歳未満の者の人口です。
B 記述通りです。
C 記述通りです。
D 生産年齢人口は15歳以上65歳未満の者の人口です。
問20
次の文は、「全国保育士会倫理綱領」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- (子どもの発達保障)
- 2.私たちは、( A )と( B )が一体となった保育を通して、一人ひとりの子 どもが心身ともに健康、安全で( C )の安定した生活ができる( D )を用意し、 生きる喜びと力を育むことを基本として、その健やかな育ちを支えます。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 養育 | 教養 | 感情 | 空間 |
2 | 療育 | 教科 | 感性 | 時間 |
3 | 療護 | 共育 | 情感 | 状況 |
4 | 養護 | 教育 | 情緒 | 環境 |
5 | 保養 | 共生 | 心情 | 居室 |
正解は4
私たちは、(A、養護)と(B、教育)が一体となった保育を通して、一人ひとりの子どもが心身ともに健康、安全で(C、情緒)の安定した生活ができる(D、環境)を用意し、生きる喜びと力を育むことを基本として、その健やかな育ちを支えます。
全国保育士倫理綱領 2 子どもの発達保障
全国保育士倫理綱領 2 子どもの発達保障
B 適切な記述です。
C 適切な記述です。
D 不適切な記述です。社会福祉法にDの記述はありません。