保育士資格を取得したい、保育士になりたい方を応援するサイト

050-3315-0577 【受付時間】12:00~18:00 (定休日:月曜・火曜)
※メールは24時間受付けております。

メイン メイン

保育士試験
過去問題
平成28年度(前期)

保育原理 平成28年度(前期)

問1

次の文は、「保育所保育指針」第1章 「総則」 の(2)「保育の方法」 の一部である。( A )~( G )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【語群】
  1. ・ 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の( A )を把握するとともに、子どもが( B )と信頼感を持って活動できるよう、子どもの( C )としての思いや願いを( D )こと。
  2. ・ 子どもが自発的、( E )に関われるような環境を構成し、子どもの( C )的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい( F )が得られるように、生活や遊びを通して( G )に保育すること。

 

(組み合わせ)
A B C D E F G
1 課題 安心感 主体 促す 積極的 援助 計画的
2 実態 満足感 個人 促す 意欲的 援助 総合的
3 実態 安心感 主体 受け止める 意欲的 体験 総合的
4 実態 満足感 個人 受け止める 積極的 体験 計画的
5 課題 安心感 主体 受け止める 意欲的 援助 総合的
正解は3
正解 3(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。※)

A:実態
B:安心感
C:主体
D:受け止める
E:意欲的
F:体験
G:総合的

「保育所保育指針」第1章 「総則」 の(2)「保育の方法」参照
問2

次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(3)「保育の環境」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育の環境には、保育士等や子どもなどの人的環境、( A )や遊具などの物的環境、更には自然や社会の( B )などがある。保育所は、こうした人、物、場などの環境が( C )に関連し合い、子どもの生活が豊かなものとなるよう、次の事項に留意しつつ、( D )に環境を構成し、工夫して保育しなければならない。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 保育室 事象 適切 快適
2 施設 出来事 相互 家庭的
3 園舎 現象 適切 系統的
4 施設 事象 相互 計画的
5 保育室 現象 相互 教育的
正解は4
正解 4(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。※)

A:施設
B:事象
C:相互
D:計画的

「保育所保育指針」第1章「総則」の(3)「保育の環境」参照
問3

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

「保育原理」の授業で、幼保連携型認定こども園と保育所について学びました。その後、グループで学んだことについて話し合い、グループの意見として発表することになりました。

【設問】

次の文は、各グループの発表の内容である。適切な内容を◯、不適切な内容を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. A 幼保連携型認定こども園では、養護の視点を配慮する必要がない。
  2. B 保育所は、3歳未満児には養護のみを行い、3歳以上児には養護と教育を一体的に行う施設である。
  3. C 幼保連携型認定こども園は、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の子どもに対する教育並びに保育を必要とする子どもに対する保育を一体的に行う施設である。
  4. D 保育所の保育は、0歳から就学前までの子どもを対象として養護と教育を一体的に行う。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × ×
正解は3
A:× 不適切です。養護の視点にも配慮する必要があります。

B:× 不適切です。入所している子ども全員に養護と教育を一体的に行う施設です。

C:◯ 適切です。

D:◯ 適切です。
問4

次の文は、新潟静修学校託児所についての記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 大正時代に設置された日本で最初の公立保育施設である。
  2. B 明治時代に開設された私塾に付設された施設で、専従の大人が子どもを預かり世話をした。
  3. C 後に「守孤扶独幼稚児保護会」と名付けられた。
  4. D 筧雄平の指導の下に開設された農繁期託児所の一つである。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は2
A:× 不適切です。明治23年に新潟静修学校託児所は創立されました。

B:◯ 適切です。

C:◯ 適切です。

D:× 不適切です。新潟静修学校託児所は赤沢鐘美が設立しました。
問5

次の【I群】の記述と【II群】の人名を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
  1. A 彼の著作である『エミール』において、子ども固有の時期があることを主張し、子どもは未成熟な大人であるとする当時の子ども観に一石を投じた。
  2. B 最も恵まれない子どもを豊かに育む方法こそ、すべての子どもにとって最良の方法であるとする信条のもと、保育学校を創設し医療機関とも連携を図って保育を進めた。
【II群】
  1. ア マクミラン(McMillan, M.)
  2. イ デューイ(Dewey, J.)
  3. ウ エレン・ケイ(Key, E.)
  4. エ ルソー(Rousseau, J.-J.)

 

(組み合わせ)
A B
1
2
3
4
5
正解は4
A:ルソー(Rousseau, J.-J.)
「エミール」を著したのはルソーです。

B:マクミラン(McMillan, M.)
「保育学校」を創設したのはマクミランです。
問6

次の【I群】の事項と【II群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
  1. A ヘッドスタート計画
  2. B レッジョ・エミリア・アプローチ
  3. C モンテッソーリ・メソッド
【II群】
  1. ア  保育方法の特徴は、プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型の保育であり、教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部の保育施設での実践
  2. イ  1998年、イギリスにおいて発足した経済的・社会的支援を必要とする地域への早期介入の補償保育・教育プログラム
  3. ウ  1965年にアメリカで開始された、教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな就学準備教育
  4. エ  子ども自身が、深く集中し継続するように考案された「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して活動し、教師は仲介者に徹する教育法
  5. オ  1996年にニュージーランドで作成された、保育の原理と目標の方向性を定めた共通の保育プログラム

 

(組み合わせ)
A B C
1
2
3
4
5
正解は2
A:ウ
教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな修学準備教育は、ヘッドスタート計画を指します。

B:ア
教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部の保育施設での実践は、レッジョ・エミリア・アプローチを指します。

C:エ
子ども自身が、深く集中し継続するように考案された「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して活動し、教師は仲介者に徹する教育法は、モンテッソーリ・メソッドを指します。
問7

次の文は、保育所職員の資質向上についての記述である。「保育所保育指針」第7章「職員の資質向上」に照らして正しいものを◯、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 子どもの最善の利益を考慮し、人権に配慮した保育を行うためには、職員一人一人の倫理観、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となること。
  2. B 保育所全体の保育の質の向上を図るため、職員一人一人が、保育実践や研修などを通じて保育の専門性などを高めること。
  3. C 保育所全体の保育の質の向上を図るため、保育の内容や方法に関して職員の意思を統ーすること。
  4. D 職員同士の信頼関係とともに、職員と子ども及び職員と保護者との信頼関係を形成していく中で、常に自己研鑽に努め、喜びや意欲を持って保育に当たること。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × × ×
正解は2
(平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:◯ 適切です。

B:◯ 適切です。

C:× 不適切です。
このような記載はありません。(「保育所保育指針」第7章「職員の資質向上」参照)

D:◯ 適切です。
問8

次の文は、「児童の権利に関する条約」第12条の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について( A )に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の( B )及び( C )に従って相応に考慮されるものとする。

 

(組み合わせ)
A B C
1 周囲 年齢 環境
2 自由 年齢 成熟度
3 周囲 能力 成熟度
4 自由 能力 発達
5 周囲 年齢 発達

 

正解は2
A:自由
B:年齢
C:成熟度

締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について( A:自由 )に自己の意見を表明する権利を確保する。この場合において、児童の意見は、その児童の( B:年齢 )及び( C:成熟度 )に従って相応に考慮されるものとする。

「児童の権利に関する条約」第12条参照
問9

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育士等が、「( A )」及び「内容」を具体的に把握するための( B )として、「( C )に関わる( A )及び内容」と「( D )に関わる( A )及び内容」との両面から示しているが、実際の保育においては、( E )が一体となって展開されることに留意することが必要である。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 ねらい 視点 養護 教育 養護と教育
2 目標 活動 保育 福祉 保育と福祉
3 ねらい 活動 福祉 健康 福祉と健康
4 目標 視点 養護 教育 養護と教育
5 ねらい 視点 福祉 教育 福祉と教育

 

正解は1
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:ねらい
B:視点
C:養護
D:教育
E:養護と教育

保育士等が、「( A:ねらい )」及び「内容」を具体的に把握するための( B:視点 )として、「( C:養護 )に関わる( A:ねらい )及び内容」と「( D:教育 )に関わる( A:ねらい )及び内容」との両面から示しているが、実際の保育においては、( E:養護と教育 )が一体となって展開されることに留意することが必要である。
問10

次の保育所での3歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

昼食後、思い思いに遊んでいるときに、S君は一人で図鑑を見ている。T君とU君は段ポールや椅子を使い、いつも遊んでいる家を作り始める。つぶれた段ボールを見つけた二人が「これ屋根にするか!」と言いながら、その段ボールを持って家に戻ると、いつの間にか家の中にいたS君が「それはそこじゃない!」と強い口調で言う。T君とU君は少し不満そうであったが何も言わずにいる。

S君が「そうだ!これを屋根にすればいい」と床に敷いていたマットを持ち上げる。T君は「そうだ。それを屋根にするか」と一緒に作り始める。そのそばで、ままごと遊びを始めたU君がままごとの机を動かしていると、S君が「机を動かさないで!」と言う。

 

【設問】

「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として、適切なものを◯、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. A 「お昼寝の前だから、おうちなんかを作ったりしないで、絵本を読んで静かに待っていようね」と3人に声をかける。
  2. B S君はわがままだと思うので、「S君、いつも自分の思うようにばかりしないで、仲よく遊ほうよ」と声をかける。
  3. C T君にはもっと強く自分の意思を持ってほしいので、S君の提案を受け入れて一緒に遊んでいるT君に「自分たちが作っていたのに、それでいいの?」と声をかける。
  4. D U君にはもっと強く自分の意思を持ってほしいので、「U君、どうして、おうち作りをやめてしまうの?」と声をかける。
  5. E 最近、3人は一緒になったり離れたりしながら遊んでいるので、もう少し様子を見ることにする。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 × × ×
2 × × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × × ×
正解は5
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:× 不適切です。
絵本に限定していることで、子どもの思いを受け止められていないため適切ではありません。

B:× 不適切です。
S君の考えを受け止めずにわがままだと判断してしまうことは適切ではありません。

C:× 不適切です。
関わり方などそれぞれの様子を見守ることが重要です。

D:× 不適切です。
U君の活動の様子を見守る必要があります。

E:◯ 適切です。
問11

次の表は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」及び第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」の一部から作成したものである。表中のA~Eにあてはまるア~オの記述の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. ア 仲間とともに活発に遊ぶ。言葉により共通のイメージを持って遊んだり、目的に向かって集団で行動することが増える。さらに、遊びを発展させ、楽しむために、自分たちで決まりを作ったりする。
  2. イ 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
  3. ウ 友達との関わりが多くなるが、実際には、同じ場所で同じような遊びをそれぞれが楽しんでいる平行遊びであることが多い。
  4. エ 情緒の安定を図りながら、子どもの自発的な活動を促していくこと。
  5. オ 身近な大人に甘え、気持ちを休めることもあるが、様々な経験を通して自立心が一層高まっていく。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1
2
3
4
5

 

正解は1
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:イ
保育所保育指針第3章参照

B:エ
保育所保育指針第3章参照

C:ウ
保育所保育指針第2章参照

D:ア
保育所保育指針第2章参照

E:オ
保育所保育指針第2章参照
問12

次の文は、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の2「保育の内容等の自己評価」に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 保育士等の自己評価は、保育が計画通りに実践されていること、および活動の結果を重視するものである。
  2. B 保育士等の自己評価は、自らの保育実践の振り返りとともに、職員相互の話し合い等を通じて、保育の質の向上及び保育実践の改善に努めることにつながるものである。
  3. C 保育所の自己評価は、保育所保育指針に記載の項目によるものとする。
  4. D 保育所の自己評価は、保育の質の向上を図るために保育士等の自己評価を踏まえて、保育所の保育の内容等について自ら評価を行い、その結果を公表しなければならない。
  5. E 保育所は、保育内容等の評価に関して、保護者や地域住民等の意見を聴くことが望ましい。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 ×
2 × × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × ×
正解は4
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)


A:× 不適切です。
子どもの育ちや意欲、取り組む過程などに配慮する必要があるため、活動の結果だけを重視することは適切ではありません。

B:◯ 適切です。

C:× 不適切です。
保育所の実態などに応じて自己評価の項目を設定する必要があります。

D:× 不適切です。
結果を公表しなければならないのではなく、結果を公表するよう努めなければならないというのが適切です。

E:◯ 適切です。
問13

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のウ「環境」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ・ 好きな玩具や遊具に( A )を持って関わり、 様々な遊びを楽しむ。
  2. ・ 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、( B )などに気付く。
  3. ・ ( C ) の中で、様々な物に触れ、その( D )や仕組みに興味や関心を持つ。
  4. ・ 季節により自然や( E )に変化のあることに気付く。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 興味 不思議さ 生活 性質 人間の生活
2 興味 不思議さ 生活 形状 社会の事象
3 意欲 偉大さ 遊び 性質 人間の生活
4 意欲 不思議さ 遊び 形状 社会の事象
5 意欲 偉大さ 生活 性質 社会の事象
正解は1
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:興味
B:不思議さ
C:生活
D:性質
E:人間の生活

以上の言葉があてはまります。
問14

次の保育所での【事例】を読んで、【設間】に答えなさい。

【事例】

Gちゃん(1歳11か月)の担当保育士は、排泄への対応について日々悩んでいる。今日も食事前のおむつ交換の時、大好きな自動車に乗っているGちゃんに、保育士が「Gちゃんおしっこ出たかな?見せてくれる?」とトイレに誘うと、Gちゃんはいつものように、「いやーだ!」とその自動車に乗ったまま保育士から離れていく。

 

【設問】

「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」、第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の2「保育の実施上の配慮事項」に基づいた保育士の対応として最も適切なものを一つ選びなさい。

 

1 集中して食事をすることができるように「この前みたいに、おしっこ出ちゃうよ。今しておこうよ」と言い、おむつを替える。
2 「今は行きたくないの?」と言いながら、「この自動車でトイレの入り口まで行ってみようよ」と誘う。
3 忙しい家庭の事情や保護者が何とか楽になるようにと考え、「いつもいやだって言ったら、ママが悲しいって言うよ。早く替えようよ」と声をかける。
4 Gちゃんの排泄のリズムを表に付けて、トイレに誘う時間を決め、その時間通りにトイレに連れていく。
5 みんなそろって食事ができるように「お友だちはみーんな、おむつ替えてるよ。Gちゃんも早く替えようよ」と声をかける。

 

正解は2
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

1:× 不適切です。
「いやだ」と言うGちゃんの気持ちを受け止めることが重要です。

2:◯ 適切です。

3:× 不適切です。
保護者ではなくGちゃんを主体とした対応をする必要があります。

4:× 不適切です。
排泄のリズムをつけることは大事です。ですが、子どもの状況に応じてトイレトレーニングを進める必要があるため、この対応は適切ではありません。

5:× 不適切です。
他の子と比べてしまうような言葉掛けは適切ではありません。
問15

次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の1「保育の計画」の一部として、不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 施設長、保育士などすべての職員による適切な役割分担と協力体制を整えること。
  2. B 子どもが行う具体的な活動は、生活の中で様々に変化することに留意して、ルールや規範にのっとった活動を展開できるよう必要な援助を行うこと。
  3. C 子どもの主体的な活動を促すためには、保育士等が多様な関わりを持つことが重要であることを踏まえ、子どもの情緒の安定や発達に必要な豊かな体験が得られるよう援助すること。
  4. D 保育士等は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化などに即して保育の過程を記録するとともに、これらを踏まえ、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること。
  5. E 一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、すべての子どもについて個別的な計画を作成しなければならない。

 

(組み合わせ)
1 A B
2 A D
3 B E
4 C D
5 D E
正解は3
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:◯ 適切です。

B:× 不適切です。
「子どもが望ましい方向に向かって自ら活動を展開できるよう必要な援助を行うこと」と記載があります。「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の1「保育の計画」参照

C:◯ 適切です。

D:◯ 適切です。

E:× 不適切です。
すべての子どもについてという部分が不適切で、正しくは3歳児未満についてです。
問16

次の文は、保育所における苦情解決に関する記述である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 保育所での苦情解決は、苦情解決担当者である市町村長の下に行う。
  2. B 保護者等の意向を受け止めながら、保育所の考えや保育の意図などを十分に説明するとともに、改善や努力の意思を表明する。
  3. C 苦情に関しての検討内容や解決までの経過を記録し、職員会議などで共通理解を図る。
  4. D 苦情解決とは、保育所の説明責任や評価とともに、保育の内容を継続的に見直し、改善し、保育の質の向上を図っていくための仕組みである。
  5. E 苦情に関しては、 中立性と公正性を保つために第三者のみによる苦情処理委員会で解決を図る。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 × ×
2 × ×
3 × ×
4 × × ×
5 × × × ×
正解は3
A:× 不適切です。
苦情受付担当者は市町村長ではなく、職員の中から任命され、施設長や理事などが苦情解決責任者となります。

B:◯ 適切です。

C:◯ 適切です。

D:◯ 適切です。

E:× 不適切です。
第三者のみという部分が不適切です。苦情解決責任者と苦情申出人による話し合いでの解決に努め、必要な場合は第三者委員からの助言を求めることが可能です。
問17

次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ・ 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び( A )や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと。
  2. ・ 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第5章(健康及び安全)に示された事項を踏まえ、適切に対応すること。( B )等が配置されている場合は、その専門性を生かした対応を図ること。
  3. ・ 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの( C )に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
  4. ・ 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの( D )や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 発達状態 保健師及び臨床心理士 相談 生育歴
2 発達状態 栄養士及び看護師 相談 経験
3 発達過程 看護師及び臨床心理士 要望 経験
4 発達過程 栄養士及び保健師 要望 生育歴
5 発達過程 栄養士及び社会福祉士 相談 生育歴
正解は2
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:発達状態

B:栄養士及び看護師

C:相談

D:経験

「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」参照
問18

次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」の3「地域における子育て支援」の一部である。適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 保育に支障がない限りにおいて、地域の実情や当該保育所の体制等を踏まえ、(中略)地域の保護者等に対する子育て支援を積極的に行うよう努める。
  2. B 施設長の判断により、地域の関係機関、団体等との積極的な連携及び協力を図る。
  3. C 子育て支援に関わる地域の人材の積極的な活用を図るよう努める。
  4. D 地域の要保護児童への対応など、地域の子どもをめぐる諸課題に対し、要保護児童対策地域協議会など関係機関等と連携、協力して取り組むよう努める。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 × ×
2 ×
3 ×
4 × ×
5 × ×
正解は2
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:◯ 適切です。

B:× 不適切です。
「施設長の判断により」という部分が適切ではありません。正しくは「市町村の支援を得て、連携及び協力を図る」です。

C:◯ 適切です。

D:◯ 適切です。
問19

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

J君(5歳)がKちゃん(5歳)の乗っている一輪車を使いたいと何度も話したが、貸してくれないため、一輪車を無理矢理取ろうとしてもみあいになった。そばにいたLちゃん(6歳)が、中に入って2人を引き離そうとしたところ、3人とも転んでLちゃんは足を怪我してしまった。保育所ではすぐにLちゃんの保護者に連絡をし、了承を得て病院で処置をしてもらい、その日は病院に迎えに来た保護者とともに直接帰宅した。

 

【設問】

「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」、第3章「保育の内容」の(4)「3歳以上児の保育に関わる配慮事項」に基づいた保育士が行う子どもへの対応として、適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. A Kちゃんに対して、一輪車を貸さなかったことを注意する。
  2. B J君に対して、無理矢理取ろうとしたことが、Lちゃんの怪我につながったと話す。
  3. C どうすれば良かったのかを子ども達と一緒に考える。
  4. D Lちゃんが2人のもみあいを止めようとした気持ちを受け止める。
  5. E 子ども達を集めて、一輪車を使う順番は保育士が決めることを伝え、守るように指導する。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は5
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:× 不適切です。
一方的に注意するのではなく、Kちゃんの気持ちを受け止める必要があります。

B:× 不適切です。
Aと同様に、J君の気持ちを受け止める必要があるため、Bの対応は適切ではありません。

C:◯ 適切です。

D:◯ 適切です。

E:× 不適切です。
問題文の子どもたちの年齢は5〜6歳です。5〜6歳になると自分達でルールなどを作ることが出来るため、保育士が決めるのではなく、子どもたち同士で話し合って決めることが重要です。
問20

次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

J君(5歳)がKちゃん(5歳)の乗っている一輪車を使いたいと何度も話したが、貸してくれないため、一輪車を無理矢理取ろうとしてもみあいになった。そばにいたLちゃん(6歳)が、中に入って2人を引き離そうとしたところ、3人とも転んでLちゃんは足を怪我してしまった。保育所ではすぐにLちゃんの保護者に連絡をし、了承を得て病院で処置をしてもらい、その日は病院に迎えに来た保護者とともに直接帰宅した。

 

【設問】

「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」、第6章「保護者に対する支援」に基づいた保育士が行うLちゃんの保護者への対応として、適切な記述を◯、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. A Lちゃんに怪我をさせたことを謝罪する。
  2. B このようなことが再発しないように、LちゃんがJ君やKちゃんと一緒にならないよう気を付けると伝える。
  3. C 翌日、元気に登園してきたので、保護者をこれ以上心配させないように、昨日の出来事について保育士からの説明はしない。
  4. D 保護者が安心するように、Lちゃんの保育所でのその後の様子を詳細に伝える。
  5. E 保護者からLちゃんの怪我の回復経過や家庭での様子について丁寧に聴く。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 × ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は3
(※平成30年に保育所保育指針が改訂されており、改訂前の問題となります。)

A:◯ 適切です。

B:× 不適切です。
一緒にならないようにという部分が適切ではありません。子ども同士で話すことも重要であるため、再発しないようにするにはどうしたら良いかを話し合う機会を作ることが必要です。

C:× 不適切です。
昨日の出来事について説明はしないという部分が適切ではありません。帰宅後の家庭での様子を聞くなど、その後のフォローをすることも重要です。

D:◯ 適切です。

E:◯ 適切です。
横浜ランドマークタワーで造形と言語の集中・直前講座を開催

押さえておきたい重要ゴロ300選

パスワード※半角英数