保育士試験
過去問題
平成30年度(後期)
子どもの食と栄養 平成30年度(後期)
問1
次の文は、子どもの食生活の現状と課題に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「孤食」は、食事を一人で食べることをいう。
- B 「個食」は、家族が同じ食卓についても別々のものを食べることをいう。
- C 「固食」は、固いものばかり食べることをいう。
- D 「粉食」は、パン・麺など粉から作られたものばかり食べることをいう。
- E 「子食」は、保護者が食べさせることをいう。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × | × |
5 | × | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
問2
次の【Ⅰ群】のミネラルの種類と【Ⅱ群】の主な供給源を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- A カルシウム
- B 鉄
- C ナトリウム
【Ⅱ群】
- ア レバー
- イ 牛乳
- ウ 食塩
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | イ | ウ |
2 | ア | ウ | イ |
3 | イ | ア | ウ |
4 | イ | ウ | ア |
5 | ウ | ア | イ |
正解は3
A:イ カルシウムの供給源は牛乳で、カルシウムの吸収を高めるたんぱく質も含まれています。牛乳のほかにも乳製品や小魚などがあります。
B:ア 鉄の供給源は、レバーで、鉄の含有量が多く、吸収率も高い。 レバーのほかにも緑黄色野菜や貝類などがあります。
C:ウ ナトリウムの供給源は、調味料や食事から摂取するからの食塩(塩化ナトリウム)である。食塩のほかにも食塩を含むしょうゆなどの調味料があります。
B:ア 鉄の供給源は、レバーで、鉄の含有量が多く、吸収率も高い。 レバーのほかにも緑黄色野菜や貝類などがあります。
C:ウ ナトリウムの供給源は、調味料や食事から摂取するからの食塩(塩化ナトリウム)である。食塩のほかにも食塩を含むしょうゆなどの調味料があります。
問3
次の文は、たんぱく質に関する記述である。( A )〜( D )にあてはまる語句および数値の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ・ たんぱく質は、脂質や糖質と異なり、炭素、酸素、水素のほか、( A )を一定量含むことを特徴としている。
- ・ たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、食事から摂取しなければならないアミノ酸を( B )という。
- ・ 摂取した食品中のたんぱく質は、( C )で最初の消化作用を受ける。
- ・ たんぱく質は1g あたり、約( D )kcal のエネルギーを生じる。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 窒素 | 必須アミノ酸 | 小腸 | 4 |
2 | 窒素 | 必須アミノ酸 | 胃 | 4 |
3 | 塩素 | 非必須アミノ酸 | 小腸 | 4 |
4 | 窒素 | 非必須アミノ酸 | 胃 | 9 |
5 | 塩素 | 非必須アミノ酸 | 胃 | 9 |
正解は2
A:窒素
B:必須アミノ酸
C:胃
D:4
・ たんぱく質は、脂質や糖質と異なり、炭素、酸素、水素のほか、(A:窒素 )を一定量含むことを特徴としている。
・ たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、食事から摂取しなければならないアミノ酸を(B:必須アミノ酸 )という。
・ 摂取した食品中のたんぱく質は、(C:胃 )で最初の消化作用を受ける。
・ たんぱく質は1g あたり、約(D:4 )kcal のエネルギーを生じる。
B:必須アミノ酸
C:胃
D:4
・ たんぱく質は、脂質や糖質と異なり、炭素、酸素、水素のほか、(A:窒素 )を一定量含むことを特徴としている。
・ たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、食事から摂取しなければならないアミノ酸を(B:必須アミノ酸 )という。
・ 摂取した食品中のたんぱく質は、(C:胃 )で最初の消化作用を受ける。
・ たんぱく質は1g あたり、約(D:4 )kcal のエネルギーを生じる。
問4
次の文は、脂質および脂肪酸に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
次の文は、脂質および脂肪酸に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 飽和脂肪酸は、バター、牛脂、豚脂などの動物性食品の油脂に多く含まれる。 |
2 | 不飽和脂肪酸は、細胞膜の構成成分となる。 |
3 | コレステロールは、性ホルモンやステロイドホルモンの材料になる。 |
4 | トランス脂肪酸は、マーガリン、ショートニング等に含まれている。 |
5 | 食品に含まれる脂質の大部分は複合脂質である。 |
正解は5
1:〇
飽和脂肪酸は、乳製品や肉などの動物性食品の油脂に多く含まれており、エネルギーとして使われやすく体内で合成できる脂肪酸です。
2:〇
細胞膜は、主な構成要素がリン脂質であり分子内に不飽和脂肪酸を持っています。
3:〇
コレステロールは、食物中に含まれており、全身の細胞膜やステロイドホルモンなどの材料や胆汁の原料として重要な役割を担っているが、過剰に摂取すると生活習慣病の原因となります。
4:〇
トランス脂肪酸は、脂質を構成している成分で不飽和脂肪酸の一種です。マーガリンやショートニング、業務用油を作る過程で発生し、それらを原材料に使った洋菓子、揚げ物などに含まれます。過度の摂取は身体に悪影響とされ欧米では国家レベルで対策がとられています。
5:×
食品に含まれる脂質の大部分は単純脂質であり、その中でも一般的に中性脂肪が知られています。
飽和脂肪酸は、乳製品や肉などの動物性食品の油脂に多く含まれており、エネルギーとして使われやすく体内で合成できる脂肪酸です。
2:〇
細胞膜は、主な構成要素がリン脂質であり分子内に不飽和脂肪酸を持っています。
3:〇
コレステロールは、食物中に含まれており、全身の細胞膜やステロイドホルモンなどの材料や胆汁の原料として重要な役割を担っているが、過剰に摂取すると生活習慣病の原因となります。
4:〇
トランス脂肪酸は、脂質を構成している成分で不飽和脂肪酸の一種です。マーガリンやショートニング、業務用油を作る過程で発生し、それらを原材料に使った洋菓子、揚げ物などに含まれます。過度の摂取は身体に悪影響とされ欧米では国家レベルで対策がとられています。
5:×
食品に含まれる脂質の大部分は単純脂質であり、その中でも一般的に中性脂肪が知られています。
問5
次の文は、「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 平成 27(2015)年度から平成 31(2019)年度の5年間に使用するものである。 |
2 | 「健康増進法」に基づき、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示すものである。 |
3 | 健康な個人並びに健康な人を中心とした集団を対象とし、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関して保健指導レベルにある者までを含む。 |
4 | 年齢区分は1〜 19 歳を小児、20 歳以上を成人とする。 |
5 | エネルギー収支バランスの維持を示す指標として、体格(BMI:body mass index)が採用されている。 |
正解は4
1:〇 記述のとおり、平成 27(2015)年度から平成 31(2019)年度の5年間に使用するものです。
2:〇 記述のとおり、「健康増進法」に基づき、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準が示されています。
3:〇 記述のとおり、健康な個人並びに健康な人を中心とした集団を対象とし、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関して保健指導レベルにある者までを含んでいます。
4:× 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の年齢区分は正しくは、1~17歳を小児、18歳以上を成人としています。
5:〇 記述の通りです。また、エネルギー収支のバランスとは、「エネルギーの摂取量」ー「エネルギーの消費量」のバランスとして定義されています。
2:〇 記述のとおり、「健康増進法」に基づき、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために参照するエネルギー及び栄養素の摂取量の基準が示されています。
3:〇 記述のとおり、健康な個人並びに健康な人を中心とした集団を対象とし、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関して保健指導レベルにある者までを含んでいます。
4:× 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」の年齢区分は正しくは、1~17歳を小児、18歳以上を成人としています。
5:〇 記述の通りです。また、エネルギー収支のバランスとは、「エネルギーの摂取量」ー「エネルギーの消費量」のバランスとして定義されています。
問6
次の文は、献立作成・調理の基本に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 主食は、肉、魚、卵、大豆および大豆製品などを主材料とするたんぱく質を多く含む料理が含まれる。
- B 主菜には、ごはん、パン、麺、パスタなどを主材料とする料理が含まれる。
- C 副菜は、野菜、いも、豆類(大豆を除く)、きのこ、海藻などを主材料とする料理が含まれる。
- D 食品の消費期限とは、期限を過ぎたら食べないほうがよい期限である。
- E 食品の賞味期限とは、おいしく食べることができる期限であり、この時期を過ぎるとすぐに食べられないということではない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | × | × | × | × |
4 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 | × |
正解は4
A:× 記述は主菜の説明です。主食は、ごはん、パン、麺、パスタなどの炭水化物を多く含んだ主材料を使用した料理のことです。
B:× 記述は主食の説明です。主食は、肉、魚、卵、大豆及び大豆製品などタンパク質を多く含んだ主材料を使用した料理のことです。
C:〇 副菜は、野菜、いも、豆類(大豆を除く)、きのこ、海藻などビタミンやミネラル、食物繊維の供給源となる主材料です。
D:〇 農林水産省により消費期限とは、袋や容器を開封ぜず記載の注意事項を守って保存された状態のみ、記された「年月日」まで「安全に食べられる期限」のこととしています。
E:〇 農林水産省より、賞味期限とは、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、記された「年月日」まで「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこととしています。
B:× 記述は主食の説明です。主食は、肉、魚、卵、大豆及び大豆製品などタンパク質を多く含んだ主材料を使用した料理のことです。
C:〇 副菜は、野菜、いも、豆類(大豆を除く)、きのこ、海藻などビタミンやミネラル、食物繊維の供給源となる主材料です。
D:〇 農林水産省により消費期限とは、袋や容器を開封ぜず記載の注意事項を守って保存された状態のみ、記された「年月日」まで「安全に食べられる期限」のこととしています。
E:〇 農林水産省より、賞味期限とは、袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、記された「年月日」まで「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこととしています。
問7
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 離乳の開始では、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始める。 |
2 | 調味について、離乳の開始頃は調味料は必要ない。 |
3 | はちみつは、乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わない。 |
4 | 卵は卵白(固ゆで)から始め、その後全卵を与える。 |
5 | 魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めていく。 |
正解は4
1:〇 記述の通りです。
2:〇 記述の通りであり、薄味で調理し素材やだしのおいしさを知っておくことが重要です。
3:〇 記述の通りです。
4:× 卵は卵白ではなく、卵黄(固ゆで)から始め、その後に全卵へと進めていきます。
5:〇 記述の通りであり、白身魚は消化しやすく、アレルギーを起こしやすいたんぱく質の量が少ないため、他の魚に比べアレルギーの発生を抑えられます。
2:〇 記述の通りであり、薄味で調理し素材やだしのおいしさを知っておくことが重要です。
3:〇 記述の通りです。
4:× 卵は卵白ではなく、卵黄(固ゆで)から始め、その後に全卵へと進めていきます。
5:〇 記述の通りであり、白身魚は消化しやすく、アレルギーを起こしやすいたんぱく質の量が少ないため、他の魚に比べアレルギーの発生を抑えられます。
問8
次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)Ⅱ「離乳編」に示されている咀しゃく機能の発達の目安に関する記述である。【Ⅰ群】の月齢と【Ⅱ群】の咀しゃく機能の発達を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- A 5、6か月頃(離乳食の開始)
- B 7、8か月頃
- C 9〜 11 か月頃
- D 12 〜 18 か月頃
【Ⅱ群】
- ア 口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、一口量を覚える。
- イ 口の前の方を使って、食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶしていく動きを覚える。
- ウ 舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上でつぶすことを覚える。
- エ 口に入った食べ物を、えん下(飲み込む)反射が出る位置まで送ることを覚える。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ア | ウ | エ | イ |
2 | ウ | ア | エ | イ |
3 | ウ | イ | エ | ア |
4 | エ | ア | イ | ウ |
5 | エ | イ | ウ | ア |
正解は5
A:エ 5~6か月頃の離乳食の開始の時期は、口に入った食べ物を、えん下(飲み込む)反射が出る位置まで送ることを覚えます。
B:イ 7~8か月頃は、口の前の方を使って、食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶしていく動きを覚えます。
C:ウ 9~11か月頃は、舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上でつぶすことを覚えます。
D:ア 12~18か月頃は、口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、一口量を覚えます。
B:イ 7~8か月頃は、口の前の方を使って、食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶしていく動きを覚えます。
C:ウ 9~11か月頃は、舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上でつぶすことを覚えます。
D:ア 12~18か月頃は、口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、一口量を覚えます。
問9
次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期(2歳〜6歳)の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「現在子どもの食事について困っていること」で、「遊び食べをする」が最も高率でみられるのは2歳〜3歳未満である。
- B 「現在子どもの食事について困っていること」で、「むら食い」と回答した者は、子どもの年齢が高くなるにつれて増加する。
- C 「子どもの主要食物の摂取頻度」で、野菜を毎日2回以上食べる子どもは、5人に1人となっている。
- D 「子どもの食事で特に気をつけていること」で、最も高率でみられるのが「栄養バランス」である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | × | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | × |
正解は3
「平成 27 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における幼児期(2歳〜6歳)より以下の通りです。
A:〇 記述の通りであり、「遊び食べ」をするのは年齢が高くなると減少していきます。
B:× 「むら食い」と回答した者は、子どもの年齢が高くなるにつれて減少していきます。2~3歳未満で33.4%、5歳以上では18.6%です。
C:× 野菜を毎日2回以上食べる子どもは、5人に1人ではなく、約52%のため、約2人に1人となります。
D:〇 記述の通り、食事で特に気をつけていることでは「栄養バランス」が72.0%と最多となっています。次いで、「一緒に食べること」69.5%、「食事のマナー」67.0%となっています。
A:〇 記述の通りであり、「遊び食べ」をするのは年齢が高くなると減少していきます。
B:× 「むら食い」と回答した者は、子どもの年齢が高くなるにつれて減少していきます。2~3歳未満で33.4%、5歳以上では18.6%です。
C:× 野菜を毎日2回以上食べる子どもは、5人に1人ではなく、約52%のため、約2人に1人となります。
D:〇 記述の通り、食事で特に気をつけていることでは「栄養バランス」が72.0%と最多となっています。次いで、「一緒に食べること」69.5%、「食事のマナー」67.0%となっています。
問10
次の文は、幼児期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 幼児期は成長の時期であるため、良質なたんぱく質摂取のために植物性たんぱく質のみをとるとよい。
- B 幼児期は消化吸収機能が未熟であり、3回の食事だけでは必要な栄養量を満たすことが難しいため、間食でエネルギーや栄養素、水分を補給する必要がある。
- C 体重1kg あたりのエネルギー必要量は、幼児期の方が成人よりも多い。
- D 幼児期の間食の量は、通常1日のエネルギー摂取量の 40%前後を目指すとよい。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は4
A:× 幼児期は成長の時期であるため、主に大豆製品などから接種できる食物性たんぱく質と合わせて、卵、魚、肉などの動物性たんぱく質も十分に摂取する必要があります。また、カルシウムが多く含まれる牛乳・乳製品も摂るように心がけることが必要です。
B:〇 乳児期は多くの栄養が必要な時期であり、間食も大切な役割を担います。朝・昼・夜の食事だけでは不足しがちな栄養や水分を補給するためです。
C:〇 1日に必要なカロリーを算出できる「基礎代謝基準値×参照体重」をもとに考えると、体重1kg当たりのエネルギー必要量は成人よりも幼児期の方が多くなります。
D:× 幼児期の1日のエネルギー摂取量の10~20%(約100~150キロカロリー)を目安としています。
B:〇 乳児期は多くの栄養が必要な時期であり、間食も大切な役割を担います。朝・昼・夜の食事だけでは不足しがちな栄養や水分を補給するためです。
C:〇 1日に必要なカロリーを算出できる「基礎代謝基準値×参照体重」をもとに考えると、体重1kg当たりのエネルギー必要量は成人よりも幼児期の方が多くなります。
D:× 幼児期の1日のエネルギー摂取量の10~20%(約100~150キロカロリー)を目安としています。
問11
次の文は、「食に関する指導の手引―第1次改訂版―」(平成 22 年:文部科学省)に示されている「食に関する指導の目標」の一部である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 | 食事の重要性、食事の喜び、楽しさを理解する。 |
2 | 食事のマナーや食事を通じた人間関係形成能力を身に付ける。 |
3 | 正しい知識・情報に基づいて、食物の品質及び安全性等について自ら判断できる能力を身に付ける。 |
4 | 食物を大事にし、食物の生産等にかかわる人々へ感謝する心をもつ。 |
5 | おいしく、楽しく食べることで「生きる力」の基礎を培う。 |
正解は5
「食に関する指導の手引―第1次改訂版―」平成31年に改正された。改正後の手引きにより以下の通りとなります。
1:〇 「食に関する指導の手引き」第1章第6節1「食に関する指導の目標」【食育の視点】に記載があります。(食事の重要性)
2:〇 「同手引き」【食育の視点】に記載があります。(社会性)
3:〇 「同手引き」【食育の視点】に記載があります。(食品を選択する能力)
4:〇 「同手引き」【食育の視点】に記載があります。(感謝の心)
5:× 記述の内容は記載されていません。
1~4の記述以外に、【心身の健康】、【食文化】の全てで6つの視点が記載されています。
1:〇 「食に関する指導の手引き」第1章第6節1「食に関する指導の目標」【食育の視点】に記載があります。(食事の重要性)
2:〇 「同手引き」【食育の視点】に記載があります。(社会性)
3:〇 「同手引き」【食育の視点】に記載があります。(食品を選択する能力)
4:〇 「同手引き」【食育の視点】に記載があります。(感謝の心)
5:× 記述の内容は記載されていません。
1~4の記述以外に、【心身の健康】、【食文化】の全てで6つの視点が記載されています。
問12
次の文は、20 〜 29 歳の女性の健康と栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「平成 28 年国民健康・栄養調査」によると、肥満者(BMIF25kg/m2)の割合は、成人男女の年齢層の中で最も高い。
- B 妊娠前の体格が「低体重(やせ)」や「ふつう」であり、妊娠中の体重増加量が7kg 未満の場合には、低出生体重児を出産するリスクが高くなると言われている。
- C 「平成 28 年国民健康・栄養調査」によると、朝食の欠食率は、成人女性の他の年齢層の中で最も高い。
- D 「平成 28 年国民健康・栄養調査」によると、野菜摂取量の平均値は、成人女性の他の年齢層の中で最も高い。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | × | × |
2 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | × | 〇 | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は3
A:× 20~29歳の女性の肥満の割合は9.5%であり、最も低くなっています。最も高いのは、60~69歳です。
B:◯ 記述の通りです。妊産婦の適性体重は、BMIが、18.5未満(やせ):+9~12kg、18.5~25.0(普通):+7~12kg
25.0以上(肥満):個別対応となっています。
C:〇 20~29歳の女性の朝食の欠食の割合は最も高くなっています。(23.1%)
D:× 野菜摂取量は228.6gで最も低くなっており、最も高い年齢層は60~69歳の300.3gです。
B:◯ 記述の通りです。妊産婦の適性体重は、BMIが、18.5未満(やせ):+9~12kg、18.5~25.0(普通):+7~12kg
25.0以上(肥満):個別対応となっています。
C:〇 20~29歳の女性の朝食の欠食の割合は最も高くなっています。(23.1%)
D:× 野菜摂取量は228.6gで最も低くなっており、最も高い年齢層は60~69歳の300.3gです。
問13
次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 妊娠後期には神経管閉鎖障害発症リスク低減のために、鉄を十分摂取することが必要である。 |
2 | 妊娠期における推奨体重増加量は、非妊娠時の体格区分別に示されている。 |
3 | 「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」では、カルシウムの妊婦の付加量は、初期、中期、後期とも+200mg である。 |
4 | 妊娠初期にビタミンCを過剰摂取すると、胎児の奇形発生率が高くなる。 |
5 | イワシは食物連鎖によって水銀を多く含むので、妊娠中は食べる際に注意が必要である。 |
正解は2
1:× 鉄ではなく、葉酸です。
2:〇 妊娠中の推奨体重増加量は、非妊娠時の体格区分で決まります。(「妊産婦のための食生活指針」参照)
3:× カルシウムの妊婦の付加量はいずれの時期も設定されていません。
4:× ビタミンCではなく、ビタミンAを妊娠前3か月から妊娠初期3ヶ月までの間に過剰摂取すると胎児の奇形発生率が高くなります。
5:× イワシに含まれる水銀量は少なく、妊娠中に摂取してもほとんど問題はないため、注意の必要はありません。
2:〇 妊娠中の推奨体重増加量は、非妊娠時の体格区分で決まります。(「妊産婦のための食生活指針」参照)
3:× カルシウムの妊婦の付加量はいずれの時期も設定されていません。
4:× ビタミンCではなく、ビタミンAを妊娠前3か月から妊娠初期3ヶ月までの間に過剰摂取すると胎児の奇形発生率が高くなります。
5:× イワシに含まれる水銀量は少なく、妊娠中に摂取してもほとんど問題はないため、注意の必要はありません。
問14
次の文は、母乳育児に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 母乳は乳児に最適な成分組成で、代謝負担が少ない。 |
2 | 感染症の発症及び重症度が低下する。 |
3 | HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)は、母乳を通じて感染する可能性がある。 |
4 | 人工栄養児に比べ、肥満となるリスクが高い。 |
5 | 出産後の母体の回復を促進する。 |
正解は4
1:〇 母乳には乳児にとって高い栄養素が多く含まれており、代謝負担(消化・吸収・分解・合成)が少ないのが特徴です。
2:〇 母乳中には感染抑制物質が含まれるため、乳児の病気や伝染病などの予防や重症度を抑える働きがあります。
3:〇 HTLV-1の感染経路は母乳です。
4:× 人工栄養児に比べ、母乳栄養児の方が肥満になるリスクが低いです。
5:〇 授乳はホルモンが分泌されるため、子宮復古や出産前の体重に戻るための働きを促進させる結果になります。
2:〇 母乳中には感染抑制物質が含まれるため、乳児の病気や伝染病などの予防や重症度を抑える働きがあります。
3:〇 HTLV-1の感染経路は母乳です。
4:× 人工栄養児に比べ、母乳栄養児の方が肥満になるリスクが低いです。
5:〇 授乳はホルモンが分泌されるため、子宮復古や出産前の体重に戻るための働きを促進させる結果になります。
問15
次の文は、人工乳および調乳法に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 市販されている乳児用調製粉乳の標準調乳濃度は、約 30%である。
- B 無菌操作法では、調乳に使用する哺乳びんや乳首などの用具を事前に消毒する必要はない。
- C 無菌操作法の調乳の際には、一度沸騰させた 70℃以上の湯を使用し、調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄する。
- D フォローアップミルクは、鉄が添加されていない。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | × | 〇 |
3 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | 〇 | × |
正解は5
A:× 調整粉乳の濃度は30%ではなく、12~14%です。
B:× 口に触れる哺乳瓶や乳首等は、煮沸消毒・電子レンジ消毒・薬液消毒といった方法での消毒が必要です。
C:〇 「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン」2.2.9「調乳した粉ミルクの保存」に記されています。
D:× フォローアップミルクは、離乳食で不足しがちな鉄分やカルシウム、ミネラル等を強化した栄養分が豊富に含まれている粉ミルクであり、鉄が添加されているが育児用ミルクの代替品というわけではありません。生後9ヶ月以降から飲ませることが可能です。
B:× 口に触れる哺乳瓶や乳首等は、煮沸消毒・電子レンジ消毒・薬液消毒といった方法での消毒が必要です。
C:〇 「乳児用調整粉乳の安全な調乳、保存及び取り扱いに関するガイドライン」2.2.9「調乳した粉ミルクの保存」に記されています。
D:× フォローアップミルクは、離乳食で不足しがちな鉄分やカルシウム、ミネラル等を強化した栄養分が豊富に含まれている粉ミルクであり、鉄が添加されているが育児用ミルクの代替品というわけではありません。生後9ヶ月以降から飲ませることが可能です。
問16
次の文は、「食育基本法」の前文の一部である。( A )〜( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもたちに対する( A )は、心身の成長及び( B )に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって( C )を培い豊かな人間性をはぐくんでいく( D )となるものである。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 養護 | 環境 | 健全な心と身体 | 実践 |
2 | 環境の整備 | 人格の形成 | 適切な判断力 | 基礎 |
3 | 食育 | 人格の形成 | 健全な心と身体 | 基礎 |
4 | 養護 | 保育 | 健全な心と身体 | 食育 |
5 | 食育 | 保育 | 適切な判断力 | 実践 |
正解は3
「食育基本法」は2005年に、近年における国民の食生活をめぐる環境の変化に伴い、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが緊要な課題となっていることにかんがみ、食育に関し、基本理念を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、食育に関する施策の基本となる事項を定めることにより、食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来にわたる健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的として策定された。(「食育基本法」第1条 参照)
A:食育
B:人格の形成
C:健全な心と身体
D:基礎
子どもたちに対する( A:食育 )は、心身の成長及び( B:人格の形成 )に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって( C:健全な心と身体 )を培い豊かな人間性をはぐくんでいく( D:基礎 )となるものである。
A:食育
B:人格の形成
C:健全な心と身体
D:基礎
子どもたちに対する( A:食育 )は、心身の成長及び( B:人格の形成 )に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって( C:健全な心と身体 )を培い豊かな人間性をはぐくんでいく( D:基礎 )となるものである。
問17
次の文は、体調不良の子どもへの食事の与え方に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 水分補給には、白湯(さゆ)、ほうじ茶、小児用電解質液などが適している。 |
2 | 焼く、油脂を使って炒める、揚げるなどは、消化に良い調理法である。 |
3 | 吐き気、嘔吐がある場合は、それがおさまってから水分を少しずつ与える。 |
4 | 同じ材料でも、切り方によって消化を良くすることができる。 |
5 | 口内炎がある場合には、舌ざわりがなめらかで飲み込みやすいものがよい。 |
正解は2
1:〇 脱水症状予防の水分補給に有効なのは、白湯(さゆ)、ほうじ茶、小児用電解質液などです。
2:× 油脂を使用する料理は、消化吸収が遅くなり、胃もたれなどの症状が出やすくなります。
3:〇 嘔吐しないことを確認したうえで、少しずつ水分を増量しながら与えると良いです。
4:〇 食品の繊維を細かくすることで食べる際、噛みやすくさらに消化が良くなる効果もあります。食品に丁寧な切り込みを心がけることで、均等に味が浸透しやすく火の通りも良くなります。
5:〇 口内炎に痛みが生じるため、刺激物や酸っぱい食べ物は控え、味付けは薄味で食べやすい食事が好ましいです。
2:× 油脂を使用する料理は、消化吸収が遅くなり、胃もたれなどの症状が出やすくなります。
3:〇 嘔吐しないことを確認したうえで、少しずつ水分を増量しながら与えると良いです。
4:〇 食品の繊維を細かくすることで食べる際、噛みやすくさらに消化が良くなる効果もあります。食品に丁寧な切り込みを心がけることで、均等に味が浸透しやすく火の通りも良くなります。
5:〇 口内炎に痛みが生じるため、刺激物や酸っぱい食べ物は控え、味付けは薄味で食べやすい食事が好ましいです。
問18
次の文は、食物アレルギーの栄養食事指導の原則に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 必要最小限の除去とし、過剰な除去を避ける。「念のため」「心配だから」という理由だけで除去をしない。
- B 安全性の確保のため、アレルゲンが混入しないように十分な誤食防止対策をとる。周囲にも対応方法を理解してもらう。
- C 栄養面への配慮として、食物除去による栄養不良を未然に防ぐため、定期的に栄養評価を行う。
- D 家族のQOL維持のため、個々の患者、家庭環境に応じた指導をする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | × | 〇 | × |
3 | × | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は1
A:〇 不必要に食品の除去をすることは避けます。
B:〇 誤食や誤飲を防ぐために、本人はもちろん家族や関係者に情報共有を徹底し、注意しながら生活していくことをしっかり指導することが大切です。
C:〇 食物除去の開始後は、必要な栄養素が不足しがちになるため、栄養士に食生活の指導も視野に入れます。さらに、定期的に栄養面を評価する必要があります。
D:〇 患者だけではなく家族の不安にも対応し、楽しく豊かな食生活を送れるように対応します。
B:〇 誤食や誤飲を防ぐために、本人はもちろん家族や関係者に情報共有を徹底し、注意しながら生活していくことをしっかり指導することが大切です。
C:〇 食物除去の開始後は、必要な栄養素が不足しがちになるため、栄養士に食生活の指導も視野に入れます。さらに、定期的に栄養面を評価する必要があります。
D:〇 患者だけではなく家族の不安にも対応し、楽しく豊かな食生活を送れるように対応します。
問19
次の文は、ビタミンCに関する記述である。( A )〜( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
ビタミンCは、( A )ビタミンであり、食品では新鮮な果実や緑黄色野菜に多く含まれている。
また、ビタミンCは皮膚や細胞の( B )の合成に必須である。欠乏すると( C )となる。
【語群】
- ア 水溶性
- イ 脂溶性
- ウ メラニン
- エ レチノール
- オ コラーゲン
- カ くる病
- キ 壊血病
- ク 脚気
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | ウ | カ |
2 | ア | ウ | キ |
3 | ア | オ | キ |
4 | イ | エ | ク |
5 | イ | オ | ク |
正解は3
A:ア ビタミンCは水溶性ビタミンです。
B:オ ビタミンCには、コラーゲンの合成や、抗酸化作用などの働きがあります。
C:キ 壊血病はビタミンCの欠乏症であり、皮膚や歯茎から出血しやすくなります。
設問に当てはめると、以下となります。
ビタミンCは、( ア:水溶性 )ビタミンであり、食品では新鮮な果実や緑黄色野菜に多く含まれている。
また、ビタミンCは皮膚や細胞の( オ:コラーゲン )の合成に必須である。欠乏すると( キ:壊血病 )となる。
B:オ ビタミンCには、コラーゲンの合成や、抗酸化作用などの働きがあります。
C:キ 壊血病はビタミンCの欠乏症であり、皮膚や歯茎から出血しやすくなります。
設問に当てはめると、以下となります。
ビタミンCは、( ア:水溶性 )ビタミンであり、食品では新鮮な果実や緑黄色野菜に多く含まれている。
また、ビタミンCは皮膚や細胞の( オ:コラーゲン )の合成に必須である。欠乏すると( キ:壊血病 )となる。
問20
次の文は、「保育所保育指針」(厚生労働省告示第 117 号平成 29 年3月 31 日)第3章「健康及び安全」の2「食育の推進」の一部である。( A )〜( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもが自らの( A )や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する( B )が育つように、子どもと( C )等との関わりや、調理室など食に関わる( D )に配慮すること。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 感覚 | 意欲 | 保育士 | 保育環境 |
2 | 生活 | 人への感謝の気持ち | 栄養士 | 衛生面 |
3 | 生活 | 人への感謝の気持ち | 調理員 | 衛生面 |
4 | 生活 | 意欲 | 栄養士 | 食育 |
5 | 感覚 | 人への感謝の気持ち | 調理員 | 保育環境 |
正解は5
「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」2「食育の推進」(2)「食育の環境の整備等」に関する内容であり、以下のとおりとなります。
A:感覚
B:人への感謝の気持ち
C:調理員
D:保育環境
子どもが自らの( A:感覚 )や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する( B:人への感謝の気持ち )が育つように、子どもと( C:調理員 )等との関わりや、調理室など食に関わる( D: 保育環境 )に配慮すること。
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
2 食育の推進
(2) 食育の環境の整備等
ア 子どもが自らの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。
イ 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働の下で、食に関する取組が進められること。また、市町村の支援の下に、地域の関係機関等との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
ウ 体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応すること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
A:感覚
B:人への感謝の気持ち
C:調理員
D:保育環境
子どもが自らの( A:感覚 )や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する( B:人への感謝の気持ち )が育つように、子どもと( C:調理員 )等との関わりや、調理室など食に関わる( D: 保育環境 )に配慮すること。
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
2 食育の推進
(2) 食育の環境の整備等
ア 子どもが自らの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環・環境への意識、調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。
イ 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働の下で、食に関する取組が進められること。また、市町村の支援の下に、地域の関係機関等との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること。
ウ 体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身の状態等に応じ、嘱託医、かかりつけ医等の指示や協力の下に適切に対応すること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
B:〇 記述の通りであり、家族が同じ食卓についても別々のものを食べることを個食といいます。
C:× 同じものばかり食べることを固食といいます。
D:〇 パン・麺など粉から作られたものばかり食べることを粉食といいます。
E:× 子どもだけで食べていることを子食といいます。
上記以外に、「濃食」濃い味付けのものばかり食べること。「小食」ダイエットのために必要以上に食事量を減らすこと。があります。