保育士試験
過去問題
令和3年度(後期)
子どもの食と栄養 令和3年度(後期)
問1
次のうち、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)における子ども(回答者:2~6歳児の保護者)の食生活に関する記述として、適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 朝食を欠食する子どもの割合は 10%を超えていた。 |
2 | 家で1日に平均してテレビやビデオを見る時間、ゲーム機やタブレット等を使用する時間は、平日、休日とも「3~4時間」と回答した割合が最も高かった。 |
3 | むし歯の有無別に間食の与え方をみると、「時間を決めてあげることが多い」と回答した者の割合は、むし歯のある子どもの方が高かった。 |
4 | むし歯予防のための行動として、「間食の与え方について注意している」と回答した者の割合は、むし歯のない子どもの方が高かった。 |
5 | 子どもの共食状況で、「家族そろって食べる」と回答した者の割合は、夕食よりも朝食が高かった。 |
正解は4
問2
次の文は、鉄に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
鉄は、( A )ミネラルの一つであり、食品ではレバーや赤身の肉に多く含まれている。体内では血液中の( B )を構成している。欠乏症は( C )である。
【語群】
- ア 多量
- イ 微量
- ウ インスリン
- エ ヘモグロビン
- オ グルコース
- カ 貧血
- キ 骨粗鬆症
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | ウ | カ |
2 | ア | エ | キ |
3 | イ | ウ | カ |
4 | イ | エ | カ |
5 | イ | オ | キ |
正解は4
A‥イ「微量」
B‥エ「ヘモグロビン」
C‥カ「貧血」
よって解答は「4」となります。
「貧血」:ヘモグロビンが少なくなっている状態を『貧血』と呼びます。ヘモグロビンは身体に酸素を運び、いらなくなった二酸化炭素を身体から運び出す働きをしており、 ヘモグロビンが減少すると身体の隅々までに酸素が行き渡らなくなり、疲労や動悸、息切れ、頭痛、めまい、立ちくらみ、顔色が悪い、肩凝りなどの症状があらわれます。
B‥エ「ヘモグロビン」
C‥カ「貧血」
よって解答は「4」となります。
「貧血」:ヘモグロビンが少なくなっている状態を『貧血』と呼びます。ヘモグロビンは身体に酸素を運び、いらなくなった二酸化炭素を身体から運び出す働きをしており、 ヘモグロビンが減少すると身体の隅々までに酸素が行き渡らなくなり、疲労や動悸、息切れ、頭痛、めまい、立ちくらみ、顔色が悪い、肩凝りなどの症状があらわれます。
問3
次のうち、ビタミンに関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A ビタミンAは、糖質の代謝に関与しており、欠乏症には脚気がある。
- B ビタミンB1 は、水溶性ビタミンである。
- C ビタミンCは、抗酸化作用を持ち、欠乏すると壊血病を引き起こす。
- D ビタミンEは、腸管や腎臓でのカルシウムの吸収を高め、骨を丈夫にする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × |
5 | × | × | × | 〇 |
正解は4
A‥✕ 「脚気」といえばビタミンB1です。ビタミンAは発育促進や視覚機能維持に関与し、欠乏症は、「角膜乾燥症」「成長阻害」「夜盲症」になります。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥✕ ビタミンDの記述です。ビタミンEはナッツ類に多く含まれ不飽和脂肪酸の酸化抑制等に関係
よって解答は「4」となります。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥✕ ビタミンDの記述です。ビタミンEはナッツ類に多く含まれ不飽和脂肪酸の酸化抑制等に関係
よって解答は「4」となります。
問4
次のうち、献立作成および調理の基本に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 献立は、一般にご飯と汁物(スープ類)に主菜と副菜1~2品をそろえると、充実した内容で、栄養的にも優れた献立となる。
- B 主菜には、肉、魚、卵、大豆および大豆製品などを主材料とするたんぱく質を多く含む料理が含まれる。
- C 副菜には、野菜、いも、きのこ、海藻などを主材料とする料理などが含まれる。
- D 汁物の食塩の基準濃度は、一般に4~5%である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | × |
正解は1
A‥〇 記述の通りです。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥✕ 汁物の食塩の基準濃度は0.8%。人間の体液の塩分濃度は0.8%であり、それと同じか薄い濃度が体に負担なくおいしく食べられます。
よって解答は「1」となります。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥✕ 汁物の食塩の基準濃度は0.8%。人間の体液の塩分濃度は0.8%であり、それと同じか薄い濃度が体に負担なくおいしく食べられます。
よって解答は「1」となります。
問5
次のうち、「母乳育児成功のための 10 のステップ(2018 年改訂)」(WHO/UNICEF 共同発表)に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 出産後できるだけすぐに、直接かつ妨げられない肌と肌の触れ合いができるようにし、母乳育児を始められるよう母親を支援する。 |
2 | 新生児に対して、医療目的の場合を除いて、母乳以外には食べ物や液体を与えない。 |
3 | 夜間は母親と乳児が別室で過ごすことができるようにする。 |
4 | 母親に哺乳瓶やその乳首、おしゃぶりの利用やリスクについて助言する。 |
5 | 母親が乳児の授乳に関する合図を認識し、応答できるよう母親を支援する。 |
正解は3
参照:「母乳育児成功のための 10 のステップ(2018 年改訂)」(WHO/UNICEF 共同発表)
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥✕ 「母親と赤ちゃんがそのまま一緒にいられるよう、24時間母子同室を実践する」が正しいので、誤りです。
4‥〇 記述の通りです。
5‥〇 記述の通りです。
よって解答は「3」となります。
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥✕ 「母親と赤ちゃんがそのまま一緒にいられるよう、24時間母子同室を実践する」が正しいので、誤りです。
4‥〇 記述の通りです。
5‥〇 記述の通りです。
よって解答は「3」となります。
問6
次のうち、「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)に関する記述として、「離乳食について困ったこと」(回答者:0~2歳児の保護者)の回答の割合が、最も高かったものを一つ選びなさい。
1 | 食べる量が少ない。 |
2 | もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)。 |
3 | 作るのが負担、大変。 |
4 | 乳汁(母乳や人工乳)と離乳食のバランスがわからない。 |
5 | 特にない。 |
正解は3
参照:「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)
1‥✕ 第3位 21.8%
2‥✕ 第2位 28.9%
3‥〇 第1位は「作るのが大変」33.5%
4‥✕ 第5位 12.6%
5‥✕ 特にない人は25.9%
よって解答は「3」となります。
困ったことの第1位は「作るのが大変33.5%」、2位「丸のみしている28.9%」、3位「食べる量が少ない21.8%」、4位「食べ物の種類が偏っている21.2%」、5位「乳汁と離乳食のバランスがわからない12.6%」、第6位「食べるのをいやがる15.9%」です。
「特にない」と回答した人の割合は25.9%で、約75%の保護者は離乳食について何らかの困りごとをかかえています。
1‥✕ 第3位 21.8%
2‥✕ 第2位 28.9%
3‥〇 第1位は「作るのが大変」33.5%
4‥✕ 第5位 12.6%
5‥✕ 特にない人は25.9%
よって解答は「3」となります。
困ったことの第1位は「作るのが大変33.5%」、2位「丸のみしている28.9%」、3位「食べる量が少ない21.8%」、4位「食べ物の種類が偏っている21.2%」、5位「乳汁と離乳食のバランスがわからない12.6%」、第6位「食べるのをいやがる15.9%」です。
「特にない」と回答した人の割合は25.9%で、約75%の保護者は離乳食について何らかの困りごとをかかえています。
問7
次のうち、「授乳・離乳の支援ガイド」(2019 年改定版:厚生労働省)に示されている離乳の進め方の目安に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 離乳初期は、生後5~6か月頃とされている。
- B 離乳初期には、食物アレルギーのリスク回避のため、卵黄を与えてはいけない。
- C 離乳中期には、歯ぐきでつぶせる固さの調理形態とする。
- D 離乳後期には、1日3回食に進めていく。
- E 離乳完了期の離乳食1回あたりのご飯の目安量は、80 gである。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | × | × | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | × | 〇 | 〇 |
正解は3
A‥〇 記述の通りです。
B‥✕ 離乳食初期、卵は固ゆでした卵黄から始める。離乳食が進むにつれ徐々に全卵へと進めます。
鶏卵アレルギーは卵白アレルゲンが主原因であり、卵黄から除去解除されることが多いです。
C‥✕ 離乳後期の記述です。離乳中期は舌でつぶせる固さのものを与えます。
D‥〇 記述の通りです。
E‥〇 記述の通りです。
よって解答は「3」となります。
B‥✕ 離乳食初期、卵は固ゆでした卵黄から始める。離乳食が進むにつれ徐々に全卵へと進めます。
鶏卵アレルギーは卵白アレルゲンが主原因であり、卵黄から除去解除されることが多いです。
C‥✕ 離乳後期の記述です。離乳中期は舌でつぶせる固さのものを与えます。
D‥〇 記述の通りです。
E‥〇 記述の通りです。
よって解答は「3」となります。
問8
次の図は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)に示された「発育・発達過程において配慮すべき側面」である。図中のA~Dにあてはまらないものを一つ選びなさい。
1 | 心と身体の健康 |
2 | 人との関わり |
3 | 食のスキル |
4 | 食の文化と環境 |
5 | 生活の質 |
正解は5
参照:「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥〇 記述の通りです。
4‥〇 記述の通りです。
5‥✕ 「生活の質」という記述はありません。
「食を営む力」を育てるために特に配慮すべき側面として、以下の4項目があげられています。
①心と身体の健康 ②人との関わり ③食のスキル ④食の文化と環境
よって解答は「5」となります。
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥〇 記述の通りです。
4‥〇 記述の通りです。
5‥✕ 「生活の質」という記述はありません。
「食を営む力」を育てるために特に配慮すべき側面として、以下の4項目があげられています。
①心と身体の健康 ②人との関わり ③食のスキル ④食の文化と環境
よって解答は「5」となります。
問9
次のうち、学童期・思春期の健康と食生活に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「平成 31 年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査」(文部科学省)によると、毎日朝食を食べる子どもほど、学力調査の平均正答率が高い傾向にある。
- B 朝食を一人で食べるのは、小学生よりも中学生、高校生の方が多い。
- C 学童期後半および思春期の肥満傾向児の出現は、男子よりも女子に多い。
- D 朝食欠食は、就寝時刻や睡眠時間などの生活習慣と関連している。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
A‥〇 記述の通りです。
B‥〇 記述の通りです。
C‥✕ 学童期後半、思春期の肥満傾向児の出現は女子よりも男子に多くみられます。
D‥〇 記述の通りです。
「平成30年度学校保健統計調査」(文部科学省)
・男子肥満傾向児:5歳2.58%、11歳10.01%、14歳8.36%、17歳10.48%
・女子肥満傾向児:5歳2.71%、11歳8.79%、14歳7.22%、17歳7.94%
よって解答は「2」となります。
B‥〇 記述の通りです。
C‥✕ 学童期後半、思春期の肥満傾向児の出現は女子よりも男子に多くみられます。
D‥〇 記述の通りです。
「平成30年度学校保健統計調査」(文部科学省)
・男子肥満傾向児:5歳2.58%、11歳10.01%、14歳8.36%、17歳10.48%
・女子肥満傾向児:5歳2.71%、11歳8.79%、14歳7.22%、17歳7.94%
よって解答は「2」となります。
問10
次のうち、妊娠期に関する記述として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「平成 27 年度乳幼児栄養調査結果の概要」(厚生労働省)によると、妊娠中に出産後母乳で育てたいと思った者の割合は9割を超えていた。
- B 妊娠中は非妊娠時に比べ、カルシウムの必要量が増加するため、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、妊娠期にカルシウムの付加量が設定されている。
- C 「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」(令和3年:厚生労働省)では、特に妊娠を計画していたり、妊娠初期の人には、神経管閉鎖障害発症リスク低減のために、ビタミンKの栄養機能食品を利用することも勧められている。
- D 魚介類を通じた水銀摂取が胎児に影響を与える可能性があるため、「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」が示されている。
(組み合わせ)
1 | A | B |
2 | A | D |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
正解は2
A‥〇 記述の通りです。
B‥✕ 妊娠によりカルシウム吸収率が上昇します。そのため、付加量は設定されていません。
C‥✕ 「葉酸」摂取により胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが低減します。
D‥〇 記述の通りです。
よって解答は「2」となります。
B‥✕ 妊娠によりカルシウム吸収率が上昇します。そのため、付加量は設定されていません。
C‥✕ 「葉酸」摂取により胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが低減します。
D‥〇 記述の通りです。
よって解答は「2」となります。
問11
次の図は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成 16 年:厚生労働省)に掲げられた食育の目標と内容に関するものである。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【語群】
- ア 健全な身体
- イ 食を営む力
- ウ 食事
- エ お腹がすく
- オ 生活
- カ 健康
- キ 食べもの
- ク 人間関係
- ケ 自然の恵み
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ア | ウ | ケ | オ |
2 | ア | エ | カ | キ |
3 | イ | エ | キ | ク |
4 | イ | オ | カ | ケ |
5 | カ | ウ | オ | ク |
正解は3
参照:「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年:厚生労働省)
A‥イ「食を営む力」が入ります。
B‥エ「お腹がすく」が入ります。
C‥キ「食べもの」が入ります。
D‥ク「人間関係」が入ります。
よって解答は「3」となります。
保育所における具体的な育ちの姿「5つの子ども像」は以下の通りです。
①おなかがすくリズムの持てる子ども
②食べたいもの、好きなものが増える子ども
③一緒に食べたい人がいる子ども
④食事作り、準備に関わる子ども
⑤食べるものを話題にする子ども
『保育所保育指針 第4章子育て支援 2食育の推進(1)‐ア』 にも以下のような記述があります。
「保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向けその基礎を培うことを目標とすること。」
A‥イ「食を営む力」が入ります。
B‥エ「お腹がすく」が入ります。
C‥キ「食べもの」が入ります。
D‥ク「人間関係」が入ります。
よって解答は「3」となります。
保育所における具体的な育ちの姿「5つの子ども像」は以下の通りです。
①おなかがすくリズムの持てる子ども
②食べたいもの、好きなものが増える子ども
③一緒に食べたい人がいる子ども
④食事作り、準備に関わる子ども
⑤食べるものを話題にする子ども
『保育所保育指針 第4章子育て支援 2食育の推進(1)‐ア』 にも以下のような記述があります。
「保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向けその基礎を培うことを目標とすること。」
問12
次のうち、「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 食生活に影響を与えている情報源は、総数では「テレビ」と回答した者の割合が最も高かった。
- B 外食を週1回以上利用している者の割合は、20 歳代の男性が最も高かった。
- C 健康食品を摂取している者の割合は、男女ともに 20 歳代で最も高かった。
- D 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、男女ともに 30 歳代が最も高かった。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | 〇 | × | × |
3 | 〇 | × | × | × |
4 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
参照:「令和元年国民健康・栄養調査結果の概要」(厚生労働省)
A‥〇 記述の通りです。
テレビ52.3%、家族36.6%、友人知人23.8%、雑誌・本23.1%、新聞18.1%。
B‥〇 記述の通りです。
66.9%で20代男性が1番多いです。
C‥✕ 男女ともに60代で最も高かった。が正しい為、誤りです。
D‥✕ 男性は40代が最も高く、50代40代と続く。女性は50代が最も高く、40代、30代と続く。が正しい為、誤りです。
よって解答は「2」となります。
A‥〇 記述の通りです。
テレビ52.3%、家族36.6%、友人知人23.8%、雑誌・本23.1%、新聞18.1%。
B‥〇 記述の通りです。
66.9%で20代男性が1番多いです。
C‥✕ 男女ともに60代で最も高かった。が正しい為、誤りです。
D‥✕ 男性は40代が最も高く、50代40代と続く。女性は50代が最も高く、40代、30代と続く。が正しい為、誤りです。
よって解答は「2」となります。
問13
次の文は、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」の2「食育の推進」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、( A )を含む食育計画を( B )計画に基づいて作成し、その( C )及び( D )に努めること。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 食事の提供 | 全体的な | 評価 | 改善 |
2 | 食事の提供 | 連携・協働した | 実施 | 評価 |
3 | 食を営む力 | 全体的な | 改善 | 再評価 |
4 | 食を営む力 | 連携・協働した | 評価 | 改善 |
5 | 健康管理 | 全体的な | 実施 | 評価 |
正解は1
参照:「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」の2「食育の推進」
A‥「食事の提供」が入ります。
B‥「全体的な」が入ります。
C‥「評価」が入ります。
D‥「改善」が入ります。
よって解答は「1」となります。
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
2 食育の推進
(1) 保育所の特性を生かした食育
ア 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること。
イ 子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
ウ 乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育計画を全体的な計画に基づいて作成し、その評価及び改善に努めること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
A‥「食事の提供」が入ります。
B‥「全体的な」が入ります。
C‥「評価」が入ります。
D‥「改善」が入ります。
よって解答は「1」となります。
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
2 食育の推進
(1) 保育所の特性を生かした食育
ア 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすること。
イ 子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
ウ 乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育計画を全体的な計画に基づいて作成し、その評価及び改善に努めること。栄養士が配置されている場合は、専門性を生かした対応を図ること。
問14
次のうち、「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成 22 年:厚生労働省)における「食事の提供における食中毒予防のための衛生管理」に関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 加熱調理において、中心部を 75℃で1分間以上(ノロウイルス汚染の危険がある場合は 85 ~ 90℃で 90 秒間以上)加熱する。 |
2 | 原材料受入れ(検収の実施と記録)および下処理段階における管理を徹底する。 |
3 | 食中毒菌が付着した場合に菌の増殖を防ぐため、原材料および調理後の食品の温度管理を徹底する。 |
4 | 加熱調理後の食品および非加熱調理食品の二次汚染防止を徹底する。 |
5 | 調理後の食品は3時間以内に食べる。 |
正解は5
参照:「児童福祉施設における食事の提供ガイド」(平成22年:厚生労働省)
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥〇 記述の通りです。
4‥〇 記述の通りです。
5‥✕ 3時間以内でなく2時間以内です。
よって解答は「5」となります。
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥〇 記述の通りです。
4‥〇 記述の通りです。
5‥✕ 3時間以内でなく2時間以内です。
よって解答は「5」となります。
問15
次のうち、食物アレルギーに関する記述として、不適切な記述を一つ選びなさい。
1 | 保育所給食での食物アレルギー対応は、原因食品の完全除去を行うことが基本である。 |
2 | 鶏卵アレルギーでも卵殻カルシウムを摂取することができる。 |
3 | 容器包装された加工食品では、特定原材料である卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生の7品目は表示義務がある。 |
4 | 大豆アレルギーの場合、大豆油は基本的に使用できない。 |
5 | 食物アレルギーの診断の一つに、特異的 IgE 抗体検査がある。 |
正解は4
参照:食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥〇 記述の通りです。
4‥✕ 大豆油は精製されており基本的に除去する必要はないとされています。
5‥〇 記述の通りです。
よって解答は「4」となります。
1‥〇 記述の通りです。
2‥〇 記述の通りです。
3‥〇 記述の通りです。
4‥✕ 大豆油は精製されており基本的に除去する必要はないとされています。
5‥〇 記述の通りです。
よって解答は「4」となります。
問16
次のうち、「保育所における食事の提供ガイドライン」(平成 24 年:厚生労働省)に示されている、肥満の幼児の食生活の特徴についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 肉を中心とした、たんぱく質摂取が多い。
B 食物繊維の摂取が少ない。
C ジュースや牛乳等を水がわりに飲む。
D 外食の回数が少ない。
E 1回の食事の品数が少ない割には摂取エネルギーが多い。
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
4 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | × | × | 〇 |
正解は2
参照:「保育所における食事の提供ガイドライン」(平成24年:厚生労働省)
A‥〇 記述の通りです。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥✕ 外食の回数が「少ない」ではなく「多い」が正しい為、誤りです。
E‥〇 記述の通りです。
よって解答は「2」となります。
A‥〇 記述の通りです。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥✕ 外食の回数が「少ない」ではなく「多い」が正しい為、誤りです。
E‥〇 記述の通りです。
よって解答は「2」となります。
問17
次のうち、障害のある子どもの食事に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A スプーンのボール部の幅は、口の幅より大きいものを選ぶとよい。
- B カットコップは、傾けても鼻にあたりにくく、飲みやすく工夫されている。
- C 食器は、縁の立ち上がっているものの方がすくいやすい。
- D 食事の援助をする場合は、子どもと同じ目の高さで行うことが基本である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | × | × |
3 | 〇 | × | × | × |
4 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は4
A‥✕ 口に入れやすいように、すくう部分が平らで口の幅よりも小さいものを選ぶと良いです。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥〇 記述の通りです。
よって解答は「4」となります。
B‥〇 記述の通りです。
C‥〇 記述の通りです。
D‥〇 記述の通りです。
よって解答は「4」となります。
問18
次の【Ⅰ群】のおせち料理の種類と、【Ⅱ群】の一般的に言われている意味を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
- A 数の子
- B 田作り
- C 黒豆
- D 海老
【Ⅱ群】
- ア まめまめしく働く
- イ 子孫繁栄
- ウ 豊作
- エ 長寿
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | ア | イ | エ | ウ |
2 | イ | ウ | ア | エ |
3 | イ | ウ | エ | ア |
4 | イ | エ | ウ | ア |
5 | エ | ア | ウ | イ |
正解は2
A‥イ「数の子」は、卵の数が多いことから「子孫繁栄」を意味します。
B‥ウ「田作り」はカタクチイワシが田の肥料として使われていたことから「豊作」を意味します。
C‥ア「豆」は「まめまめしく働くように」という願いが込められています。
D‥エ「海老」は加熱すると腰が曲がった形になるため「長寿」の象徴とされています。
よって解答は「2」となります。
B‥ウ「田作り」はカタクチイワシが田の肥料として使われていたことから「豊作」を意味します。
C‥ア「豆」は「まめまめしく働くように」という願いが込められています。
D‥エ「海老」は加熱すると腰が曲がった形になるため「長寿」の象徴とされています。
よって解答は「2」となります。
問19
次のうち、幼児期の心身の発達と食生活に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 幼児の体格は経時的に変化するため、エネルギー摂取量の過不足のアセスメントは、成長曲線(身体発育曲線)を用いることが望ましい。
- B 幼児期の肥満への対応は、成長期であるため、極端な食事制限は行わない方がよい。
- C 体重1kg あたりのエネルギー必要量は、幼児期の方が成人よりも少ない。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | 〇 |
4 | × | 〇 | × |
5 | × | × | 〇 |
正解は2
A‥〇 記述通りです。
B‥〇 記述通りです。
C‥✕ 幼児期の方が成人よりも多いです。
よって解答は「2」となります。
成人は身体の成長がほぼ完了しているが、成長と発達の著しい子どもは成長分に使われる栄養確保も必要となります。また、子どもの基礎代謝基準値(1日体重1㎏あたりの基礎代謝量の目安)は成人と比較すると高いです。
B‥〇 記述通りです。
C‥✕ 幼児期の方が成人よりも多いです。
よって解答は「2」となります。
成人は身体の成長がほぼ完了しているが、成長と発達の著しい子どもは成長分に使われる栄養確保も必要となります。また、子どもの基礎代謝基準値(1日体重1㎏あたりの基礎代謝量の目安)は成人と比較すると高いです。
問20
次の文は、「食育基本法」の前文の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
食育を、生きる上での( A )であって、( B )の基礎となるべきものと位置付けるとともに、( C )を通じて「食」に関する知識と( D )を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 手本 | 知育、徳育及び体育 | 自然の恵み | 様々な経験 |
2 | 基本 | 食文化 | 自然の恵み | 「食」を選択する力 |
3 | 手本 | 食文化 | 生きていく力 | 様々な経験 |
4 | 基本 | 知育、徳育及び体育 | 様々な経験 | 「食」を選択する力 |
5 | 手本 | 食を営む力 | 様々な経験 | 自然の恵み |
正解は4
参照:「食育基本法」前文
A‥「基本」が入ります。
B‥「知育、徳育及び体育」が入ります。
C‥「様々な体験」が入ります。
D‥「「食」を選択する力」が入ります。
よって解答は「4」となります。
A‥「基本」が入ります。
B‥「知育、徳育及び体育」が入ります。
C‥「様々な体験」が入ります。
D‥「「食」を選択する力」が入ります。
よって解答は「4」となります。
1‥✕ 朝食習慣(2~6歳児の保護者回答)では、必ず食べる93.3%、欠食する割合の子どもは6.4%です。
2‥✕ 平日休日とも「1~2時間」(平日54.9%、休日45.7%)と回答した割合が最も高いです。
3‥✕ 「時間を決めてあげることが多い」「甘いものは少なくしている」「間食でも栄養に注意している」と回答したものの割合は、虫歯のないものの割合が高いです。
4‥〇 記述通りです。
5‥✕ 家族そろって食べる割合は朝食よりも夕食が高い(朝食24.1%、夕食48.0%)
よって解答は「4」となります。