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1. Ａ　ヒトの体の構成要素の基本は細胞であり、細胞は細胞膜に包まれた細胞質と核からなる。
2. Ｂ　細胞には多種の成分があり、タンパク質、脂質も含まれている。
3. Ｃ　タンパク質は、アミノ酸からなる。鉄などの金属を含むタンパク質もある。
4. Ｄ　細胞の機能的な集合を組織といい、皮膚も組織の一つである。
   

（組み合わせ）

1. Ａ　予防接種は、疾病の予防に有効であることが確認されているワクチンのみを接種することである。
2. Ｂ　予防接種を受けるとき、保護者は母子健康手帳を持参し、予防接種記録の記載を受けなければならない。
3. Ｃ　児童福祉施設に入所している児童で、長期間保護者と連絡が取れない場合は、当該児童の児童福祉施設長の同意を必要とする。
4. Ｄ　予防接種前の体温は、接種場所の医療機関で測定し、37.5℃以上では明らかな発熱者として接種を中止する。
5. Ｅ　予防接種は、ワクチンの種類によって一定の間隔をあけて接種するが、生ワクチン製剤同士では20 日以上が目安である。
   

（組み合わせ）

1. Ａ　子どもの体調の変化を見るには、まず機嫌、睡眠、食欲を確認するが、乳児と年少幼児は言葉で伝えることが難しいため全身状態を観察し客観的評価をする必要がある。
2. Ｂ　保育中に体調の変化が認められた場合は、嘱託医に連絡し指示を受けなければならない。
3. Ｃ　嘔吐、下痢がある場合、水分補給をすると嘔吐や下痢の症状が悪化するため、水分補給は控えるほうがよい。
4. Ｄ　頭を打った後に嘔吐をしたり、意識がぼんやりしているときは、横向きに寝かせてしばらく様子をみる
5. Ｅ　卵を食べるとアレルギー症状がみられたため保育所で除去をしていたが、完全解除してよいと医師の指示があったので翌日から卵が食べられますと保護者が保育士に口頭で伝えたため、翌日から食べさせることとした。
   

（組み合わせ）

1. Ａ　多くの場合１歳未満の児に突然の死をもたらす症候群である。　
2. Ｂ　睡眠中の原因不明の窒息が死亡原因である。
3. Ｃ　主として睡眠中に発症し、日本での発症頻度はおおよそ出生 6,000 ～ 7,000 人に１人と推定される。
4. Ｄ　診断するためには、解剖所見と死亡状況調査が必要である。
5. Ｅ　昼寝の時に限って生じる疾患である。

（組み合わせ）

【Ⅰ群】

• Ａ　腸重積症
• Ｂ　胆道閉鎖症
• Ｃ　川崎病
• Ｄ （２型）糖尿病
• Ｅ （先天性）心室中隔欠損症

【Ⅱ群】

1. ア　発症が緩慢であるために発見されにくい。家族にも同じような傾向があるが、過食や運動不足などに起因することが考えられており、日常生活習慣の見直しが予防・治療につながる。
   
2. イ　１歳前後の子どもに多く、発熱や発疹、口唇発赤、眼球結膜の充血などの症状がみられる。最も注意するのは、冠動脈に病的な変化を起こすことであり、後遺症が残る場合には長期の管理が必要となる。
   
3. ウ　間欠的腹痛（突然泣き出し、しばらく泣き続けた後いったん泣き止んでうとうとするなどの状況を繰り返す）、嘔吐、イチゴゼリー状の血便が見られ、時間経過とともに腸管の血流障害が進行する。
   
4. エ　新生児期から乳児早期に出現する黄疸と白色便が見られる。早期発見のため母子健康手帳にカラー印刷の便色カードが挿入されている。
   
5. オ　医師の診断により症状の程度が低いとされた場合は、経過観察しながら、健常児と同じような生活をさせてよい。う歯により歯根が炎症を起こすと感染の危険が増すのでう歯予防と治療が大切となる。
   

（組み合わせ）

教育・保育中の事故の場合、事故に遭った子ども以外の子どもを、事故が発生した場所と、別の（ Ａ ）等に移す。事故発生場所については、二次的な（ Ｂ ）が発生する可能性がある場合を除き、片付け、物の移動等を（ Ｃ ）。

（組み合わせ）

1. Ａ　自閉スペクトラム症（ASD）は、社会的コミュニケ―ションと相互的な対人関係の持ち方に弱さがあることを特徴とする発達の障害である。
2. Ｂ　成人になってはじめて症状が明らかになる場合がある。
3. Ｃ　学校等において、周囲の理解や適切な支援が得られない場合にはいじめの対象になりやすい。
4. Ｄ　早期の特徴として、他者の指さしや注視の先を追うことが少ないことで示される共同注意の障害がある。
5. Ｅ　聴覚などの感覚過敏を伴うことが少なくない。

（組み合わせ）

1. Ａ　子どもがトラウマの再演遊びをする場合、楽しさなどの陽性の情緒は示さない。
2. Ｂ　心的外傷後ストレス障害の症状には、解離（例えば、短い時間呼びかけに全く反応せず、一点を見つめている）が含まれる。
3. Ｃ　心的外傷後ストレス障害の症状には、社会的な引きこもりが含まれる。
4. Ｄ　２歳の子どもは心的外傷的出来事を体験しても、まだ心的外傷後ストレス障害を発症することはない。
   

（組み合わせ）

1. Ａ　１歳前後に人見知りがみられる場合、分離不安症（分離不安障害）と診断される。
2. Ｂ　幼児期に分離不安症（分離不安障害）と診断された者のうち、80％以上が成人期に生活上機能障害を起こすような不安症状を示す。
3. Ｃ　症状として、反復する頭痛や嘔吐などの身体症状を訴えることがある。
4. Ｄ　「母親が事故で死んでしまうかも知れない」と訴えることがある。
5. Ｅ　「人が自分の部屋をのぞき込む」「視線を感じる」などと異常な知覚体験を訴えることがある。

（組み合わせ）

【事例】

Ｍ君（３歳、男児）の家族は、２か月前に引っ越してきた。Ｍ君は保育所入所初日、母親と別れるや、母親を振り返ることもなく複数の保育士に駆け寄り、足にしがみついたり、後追いをした。そのため、それぞれの保育士は抱っこをしている必要があった。言葉の遅れはないようだが、あまり子どもらしくない言い回しを使うことがあった。園に慣れると他の子どもと楽しそうにやり取りをして遊ぶこともできるようになったが、たえず大人の視線や反応を気にしている様子がみられた。帰りの時間、他の子どもの父母が迎えに来たのを見かけると、自分から話しかけ、ついて行ってしまいそうになった。自分の母親が迎えに来ても、ブロック遊びを中断しなかった。

【設問】

次の文のうち、Ｍ君についての理解や対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

1. Ａ　Ｍ君に、社交的で積極的な気質があることを評価して、その後の保育でその面を維持し、より伸ばす保育を心がける。
2. Ｂ　緊急性はないのでＭ君の行動を今後半年程度、慎重に観察する。
3. Ｃ　Ｍ君は、新しい状況で緊張や不安が強いため、職員になだめを求めていると理解し、Ｍ君の職員への接近をできるだけ受け止めるようにする。
4. Ｄ　Ｍ君の背景として、社会的ネグレクトも考えられるため、園長も含め園内で児童相談所通報の選択も含めた議論を早急に行う。
   

（組み合わせ）

【事例】

生後１歳８か月の女児。妊娠 37 週目に経腟分娩で生まれ、出生時身長は 48.0cm、体重は2,650 gであった。出生直後に酸素投与や光線療法などの医療処置は必要としなかった。現在身長は 80cm、体重は 11kg である。つかまり立ちはできているが、一人で歩行することはできていない。意味のある言葉の発語はなく、保護者が声をかけても振り向かない。

【設問】

次の文のうち、この女児に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

1. Ａ　出産の時期は、早産である。
2. Ｂ　出生時の身長体重から、胎児発育遅延がみられる。
3. Ｃ　現在は、身体発育遅延がみられる。
4. Ｄ　現在は、運動発達遅延がみられる。
5. Ｅ　現在は、言語発達遅延がみられる。
   

（組み合わせ）

消毒薬の種類には、塩素系消毒薬とアルコール類等がある。（Ａ どちらも）手指の消毒や遊具、室内環境の消毒に適している。（Ｂ アルコール類）は、一般細菌、真菌、ウイルスなどに有効であるが、（Ｃ ロタウイルス）には効きにくい。塩素系消毒薬である次亜塩素酸ナトリウム（製品濃度約６％の場合）を衣類等の浸け置きに用いる場合の希釈濃度は 0.1％で、水１リットルに対して（Ｄ　約 10㎖）である。

（組み合わせ）

1. Ａ　（問）ウイルス性肝炎に感染した園児や職員と手をつなぐことで感染することはありますか？
   （答）一般的には感染する可能性はかなり低いと考えられます。
2. Ｂ　（問）保育園にある玩具や学習用品を介して感染が起こることはありますか？
   （答）Ｂ型肝炎ウイルスの感染が玩具を介して起きる可能性があります。
3. Ｃ　（問 ）ウイルス性肝炎に感染した園児や職員と同じコップで回し飲みをしました。感染する可能性はありますか？
   （答 ）飲み物で薄められるため、一般的には感染する可能性は低いと考えられます。しかし、飲み回しは極力回避すべき行為と考えられます。
4. Ｄ　（問 ）園児のおむつについた尿や大便からＢ型肝炎やＣ型肝炎ウイルスに感染することがありますか？
   （答 ）Ｂ型肝炎キャリアの園児のおむつについた尿や便にはウイルスが含まれており、素手で触れた場合、手に傷があれば感染する可能性があります。
   

（組み合わせ）

1. Ａ　母子健康手帳は妊娠の届け出をした者に交付されるもので、妊娠・出産や育児期の母子の健康記録のほか、必要な情報が掲載されている。
2. Ｂ　「母子保健法」では、乳幼児健康診査を受けた場合、保護者は母子健康手帳に必要事項の記載を受けなければならない。また、それを保育所入所時には持参することが義務付けられている。
3. Ｃ　生後４か月までの乳児家庭全戸訪問事業は、育児不安への相談、養育環境の把握等のために行われている「児童福祉法」による事業であり、保育士も訪問ができる。
4. Ｄ　保育所で発育・発達等の健康状態について気がかりなことがある場合は、乳幼児健診の前に市町村に連絡し情報交換をすることがある。
5. Ｅ　児童虐待対応の一環として、乳幼児健康診査を受けなかった者には家庭訪問等により受診勧奨が行われている。
   

（組み合わせ）