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保育士試験
過去問題
令和4年度(後期)

保育原理 令和4年度(後期)

問1

次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」1「保育所保育に関する基本原則」(5)「保育所の社会的責任」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行う。
  2. B 入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努める。
  3. C 子どもの生活リズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整える。
  4. D 地域社会との交流や連携を図り、保護者や地域社会に、保育の内容を適切に説明する。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×

 

正解は2
A 適切です。

B 適切です。

C 不適切です。
「保育所保育指針」第1章「総則」1「保育所保育に関する基本原則」(3)「保育の方法」イの記述です。

D 適切です。


保育所保育指針より抜粋

第1章 総則
1 保育所保育に関する基本原則
(5) 保育所の社会的責任

ア 保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、子ども一人一人の人格を尊重して保育を行わなければならない。

イ 保育所は、地域社会との交流や連携を図り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めなければならない。

ウ 保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない。
問2

次のうち、保育所保育における養護と教育に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 保育所における保育全体を通じて、養護に関するねらい及び内容を踏まえた保育が展開されなければならない。
  2. B 保育における養護とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が保護者と行う援助である。
  3. C 保育における教育とは、子どもが健やかに成長し、集団的活動がより豊かに展開されるための発達の指導である。
  4. D 「保育所保育指針」第2章「保育の内容」では、主に教育に関わる側面からの視点が示されているが、実際の保育においては、養護と教育が一体となって展開されることに留意する必要がある。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × ×
正解は3
A 適切です

B 不適切です。
「保護者と行う」ではなく、「保育士等が行う」です。

C 不適切です。
「集団的活動」という記述はありません。

D 適切です。


保育所保育指針より抜粋

第1章 総則
2 養護に関する基本的事項

(1) 養護の理念
保育における養護とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりであり、保育所における保育は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性とするものである。保育所における保育全体を通じて、養護に関するねらい及び内容を踏まえた保育が展開されなければならない。


第2章 保育の内容

この章に示す「ねらい」は、第1章の1の(2)に示された保育の目標をより具体化したものであり、子どもが保育所において、安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育を通じて育みたい資質・能力を、子どもの生活する姿から捉えたものである。また、「内容」は、「ねらい」を達成するために、子どもの生活やその状況に応じて保育士等が適切に行う事項と、保育士等が援助して子どもが環境に関わって経験する事項を示したものである。

保育における「養護」とは、子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士等が行う援助や関わりであり、「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。本章では、保育士等が、「ねらい」及び「内容」を具体的に把握するため、主に教育に関わる側面からの視点を示しているが、実際の保育においては、養護と教育が一体となって展開されることに留意する必要がある。
問3

次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」(1)「全体的な計画の作成」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ・ 全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、( A )時間などを考慮し、子どもの育ちに関する( B )的見通しをもって適切に作成されなければならない。
  2. ・ 全体的な計画は、保育所保育の( C )像を包括的に示すものとし、これに基づく( D )計画、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が創意工夫して保育できるよう、作成されなければならない。
【語群】
  • ア 就労     
  • イ 保育     
  • ウ 在園     
  • エ 全体
  • オ 長期     
  • カ 理想     
  • キ 指導

 

(組み合わせ)
A B C D
1
2
3
4
5

 

正解は3
A:イ 保育

B:オ 長期

C:エ 全体

D:キ 指導


保育所保育指針より抜粋

第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(1) 全体的な計画の作成

ア 保育所は、1の(2)に示した保育の目標を達成するために、各保育所の保育の方針や目標に基づき、子どもの発達過程を踏まえて、保育の内容が組織的・計画的に構成され、保育所の生活の全体を通して、総合的に展開されるよう、全体的な計画を作成しなければならない。

イ 全体的な計画は、子どもや家庭の状況、地域の実態、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する長期的見通しをもって適切に作成されなければならない。

ウ 全体的な計画は、保育所保育の全体像を包括的に示すものとし、これに基づく指導計画、保健計画、食育計画等を通じて、各保育所が創意工夫して保育できるよう、作成されなければならない。
問4

「保育所保育指針」第1章の3「保育の計画及び評価」では、「3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること」とされている。その背景として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 特に心身の発育や発達が顕著な時期であると同時に、個人差が大きい時期でもあるため。
  2. B 一日の生活全体の連続性を踏まえて家庭との連携が求められるため。
  3. C 心身の諸機能が未熟であり、感染症対策からも1対1対応に近い少人数で保育することで、保護者の理解が得やすいため。
  4. D 緩やかな担当制の中で、特定の保育士等が子どもとゆったりとした関わりをもちながら、情緒的な絆を深められるようにするため。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は2
A 適切です。

B 適切です。

C 不適切です。
感染症対策とは関係なく柔軟なかたちでの担当制の中で、特定の保育士等が子どもとのゆったりとした関わりを持ち、情緒的な絆を深められるよう指導計画を作成することが大切です。

D 適切です。


保育所保育指針より抜粋

第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(2) 指導計画の作成
(ア) 3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること。
問5

次のうち、乳児保育の内容の取扱いに関する記述として、「保育所保育指針」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 心と体の健康は、相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、温かい触れ合いの中で、心と体の発達を促すこと。
  2. B 和やかな雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにすることが大切であり、食物アレルギーのある子どもへの対応については、嘱託医等の指示や協力の下に適切に対応すること。
  3. C 保育士等との信頼関係に支えられて生活を確立していくことが人と関わる基盤となることを考慮して、子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わり、一人一人に応じた適切な援助を行うようにすること。
  4. D 自分が大切にしている物だけではなく、友達の物も大切にする気持ちをもつようにすること。
  5. E 子どもの発語はその都度保育士が言い直し、正しい言葉をくり返すことで、言葉が獲得されていくようにすること。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 × ×
2 × ×
3 × × × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は1
A 適切です。

B 適切です。

C 適切です。

D 不適切です。
3歳以上児についての記述です。

E 不適切です。
1歳~3歳未満児についての記述です。


保育所保育指針より抜粋

第2章 保育の内容
1 乳児保育に関わるねらい及び内容
(2) ねらい及び内容

ア 健やかに伸び伸びと育つ
(ウ) 内容の取扱い
① 心と体の健康は、相互に密接な関連があるものであることを踏まえ、温かい触れ合いの中で、心と体の発達を促すこと。特に、寝返り、お座り、はいはい、つかまり立ち、伝い歩きなど、発育に応じて、遊びの中で体を動かす機会を十分に確保し、自ら体を動かそうとする意欲が育つようにすること

② 健康な心と体を育てるためには望ましい食習慣の形成が重要であることを踏まえ、離乳食が完了期へと徐々に移行する中で、様々な食品に慣れるようにするとともに、和やかな雰囲気の中で食べる喜びや楽しさを味わい、進んで食べようとする気持ちが育つようにすること。なお、食物アレルギーのある子どもへの対応については、嘱託医等の指示や協力の下に適切に対応すること。


イ 身近な人と気持ちが通じ合う
(ウ) 内容の取扱い
① 保育士等との信頼関係に支えられて生活を確立していくことが人と関わる基盤となることを考慮して、子どもの多様な感情を受け止め、温かく受容的・応答的に関わり、一人一人に応じた適切な援助を行うようにすること。
問6

乳児保育に関わるねらい及び内容に関して、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」に照らし、【Ⅰ群】の視点と、【Ⅱ群】のねらいを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
  1. A 健やかに伸び伸びと育つ
  2. B 身近な人と気持ちが通じ合う
  3. C 身近なものと関わり感性が育つ
【Ⅱ群】
  1. ア 安心できる関係の下で、身近な人と共に過ごす喜びを感じる。
  2. イ 食事、睡眠等の生活リズムの感覚が芽生える。
  3. ウ いろいろなものの美しさなどに対する豊かな感性をもつ。
  4. エ 身体の諸感覚による認識が豊かになり、表情や手足、体の動き等で表現する。

 

(組み合わせ)
A B C
1
2
3
4
5
正解は4
A:イ

B:ア

C:エ


保育所保育指針より抜粋

第2章 保育の内容
1 乳児保育に関わるねらい及び内容
(2) ねらい及び内容

ア 健やかに伸び伸びと育つ
健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力の基盤を培う。

(ア) ねらい
① 身体感覚が育ち、快適な環境に心地よさを感じる。
② 伸び伸びと体を動かし、はう、歩くなどの運動をしようとする。
③ 食事、睡眠等の生活のリズムの感覚が芽生える。


イ 身近な人と気持ちが通じ合う
受容的・応答的な関わりの下で、何かを伝えようとする意欲や身近な大人との信頼関係を育て、人と関わる力の基盤を培う。

(ア) ねらい
① 安心できる関係の下で、身近な人と共に過ごす喜びを感じる。
② 体の動きや表情、発声等により、保育士等と気持ちを通わせようとする。
③ 身近な人と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感が芽生える。


ウ 身近なものと関わり感性が育つ
身近な環境に興味や好奇心をもって関わり、感じたことや考えたことを表現する力の基盤を培う。

(ア) ねらい
① 身の回りのものに親しみ、様々なものに興味や関心をもつ。
② 見る、触れる、探索するなど、身近な環境に自分から関わろうとする。
③ 身体の諸感覚による認識が豊かになり、表情や手足、体の動き等で表現する。
問7

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

R保育所の1歳児クラスのS君(1歳2か月)は、好き嫌いをほとんどせずに離乳食をよく食べています。この頃は自分で食べたい気持ちが強いようで、担当のG保育士は、S君が食べ物を手づかみで食べながらテーブルや床にたくさんこぼしてしまうことが気になっています。また、S君の前にご飯、おかず、汁ものなどすべてを並べてしまうとS君は好きなものから手を付け、最後にご飯だけを食べることもあります。G保育士がスプーンでご飯やおかずを順番にS君の口に運ぼうとすると、たいていはG保育士の援助を嫌がって差し出されたスプーンを手で払ったり、怒って泣き出すこともあります。

【設問】

次のうち、G保育士のS君への対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. A 今はS君の思いや気持ちを満足させることが重要であり、応答的に言葉をかけながら手づかみ食べを見守っていく。
  2. B 好きなものから食べる習慣がつくと偏食につながる可能性があるので、バランスよく食べるために、保育士が順番に食器を並べて、しばらく管理する。
  3. C S君がこぼした際には「こぼれちゃったね。次はお口に入るかな」など励ます言葉をかけ、楽しく食事をすることを心がける。
  4. D S君が保育士の援助を嫌がっても、構わずにそのまま食べさせる。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は2
A 適切です。

B 不適切です。
食事を楽しみ、進んで食べようとすることが大切なので、保育士が管理してしまうことは不適切です。

C 適切です。

D 不適切です。
自分でしようという気持ちを尊重することが大事なので、嫌がっているのに食べさせることは不適切です。
問8

次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」ウ「環境」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 日常生活の中で活用するため、数量の計算や図形の区別をする。
  2. B 日常生活の中で活用するため、楽しんで文字の読み書きができる。
  3. C 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
  4. D 身近な物を大切にする。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 × ×
2 × × ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×

 

正解は4
A 不適切です。

B 不適切です。

C 適切です。

D 適切です。


保育所保育指針より抜粋

第2章 保育の内容
3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容
ウ 環境
(イ) 内容

① 自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。
② 生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心をもつ。
③ 季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。
④ 自然などの身近な事象に関心をもち、取り入れて遊ぶ。
⑤ 身近な動植物に親しみをもって接し、生命の尊さに気付き、いたわったり、大切にしたりする。
⑥ 日常生活の中で、我が国や地域社会における様々な文化や伝統に親しむ。
⑦ 身近な物を大切にする。
⑧ 身近な物や遊具に興味をもって関わり、自分なりに比べたり、関連付けたりしながら考えたり、試したりして工夫して遊ぶ。
⑨ 日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ。
⑩ 日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ。
⑪ 生活に関係の深い情報や施設などに興味や関心をもつ。
⑫ 保育所内外の行事において国旗に親しむ。
問9

次のうち、保育所における保育士の子どもへの対応として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 午睡の時間に横になっているが眠らずに話をしている4歳児の2人に対して、布団を離して敷きなおし、静かにさせる。
  2. B 前日と同じ汚れた服を着てきたことを気にしている5歳児に、保育所が用意した清潔な服に着替えることを提案する。
  3. C 「どんなクリスマスプレゼントをもらったかクラスのみんなにお話しして」と問いかけ、5歳児クラスの子どもたち全員に発表してもらう。
  4. D 保護者が書類の提出期限に間に合わないことが多いので、4歳児に「いつも忘れるから先生が困っている、と言っておいてね」と、子どもから保護者に伝えてもらうように言う。
  5. E 降園の支度をなかなかしない3歳児に、「早くしないとオニがくるよ」と怖がらせて保育士の思いどおりに動かそうとする。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 × ×
2 × × ×
3 × × ×
4 × × × ×
5 × × × ×
正解は4
A 不適切です。
無理に静かにさせるのではなく、子ども自ら落ち着いて静かにできる環境作りが大切です。

B 適切です。

C 不適切です。
プレゼントをもらっていない子など各家庭への配慮が足りていない対応なので、不適切です。

D 不適切です。
保育士と保護者との関わりも大切なので、子どもから保護者に言わせるのは不適切です。

E 不適切です。
保育所での生活を楽しむことが大切なので、怖がらせて行動を促すのは不適切です。
問10

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】

軽度な発達の遅れがあるTちゃん(4歳、女児)は、3歳の頃から絵本を見たり積み木で遊ぶなど、一人で静かに過ごすことが多く、クラスの活動では楽しそうな様子があまり見られなかった。4歳児クラスになると、PちゃんがTちゃんのことを気にし、なにかと世話をするようになった。しばらくしてPちゃんが「~して」「~してはだめ」とTちゃんに指示することが多くなり、Tちゃんの表情がくもる場面も見られるようになった。ある日、クラスの友達が砂場で遊んでいるところに、Pちゃんに連れられたTちゃんも来て、一緒に遊び始めた。しばらくすると、「いや」とTちゃんにしてはめずらしい大きな声が聞こえ、砂場から一人離れる姿が見られた。担当保育士がPちゃんに「どうしたの?」と聞くと、「Tちゃんが私の言うことを聞いてくれない」と不満そうに話し始めた。

【設問】

担当保育士の今後の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」に照らし、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

  1. A Tちゃんのこれまでの発達過程をよりよく理解するために、保護者からTちゃんの家庭での生活や遊びの様子を聞き取る。
  2. B Tちゃんのことをどのように感じているかをPちゃんに聞き、Tちゃんの気持ちや思いにPちゃんが気付けるように援助する。
  3. C PちゃんはTちゃんにとってかけがえのない存在であり、TちゃんからPちゃんに謝るように言い聞かせる。
  4. D Tちゃんから思いや願いを聞き取り、状況に応じてTちゃんとクラスの友達との関わりを仲立ちする。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 ×
3 × × ×
4 × ×
5 × × ×
正解は2
A 適切です。

B 適切です。

C 不適切です。
「保育所保育指針」第1章「総則」1「保育所保育に関する基本原則」(4)「保育の環境」アを参照に無理に謝らせることは不適切です。

D 適切です。
問11

次の文は、保育所の5歳児クラスの子どもの姿と保育士の対応である。保育士の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」、第2章「保育の内容」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 片づけや支度など、行動が素早くなり、見通しをもって生活できるようになってきています。給食を食べる際には、食べ終える時間を決めて、必ず時間内に食べるように伝えています。
  2. B 当番は保育士と一緒にカレンダーを見ながら、日付や曜日を確認します。カレンダーの見方がわかっていない子どもは、家で練習するように保護者にお願いしています。
  3. C グループで給食を食べるようになり、箸を用意するなど給食の準備を協力して取り組んでいます。グループの名前も子どもたちが相談して決められるように見守ります。
  4. D 午睡後に、ザリガニの世話をします。初めはこわかったザリガニにも親しみをもってきました。エサを食べる様子なども、よく見ています。子どもたちと話し合って、当番で世話をすることにしています。
  5. E 帰りの会では、みんなでその日の活動を振り返ります。友達の話を聞いたり、自分の思ったことを相手にわかるように話すことを大切にしています。

 

(組み合わせ)
A B C D E
1 ×
2 × ×
3 × × ×
4 × ×
5 × ×
正解は5
A 不適切です。
食事を楽しむことが大切なので、時間を決めて無理に食べさせることは不適切です。

B 不適切です。
興味や関心を持つことが大切なので、練習をさせることは不適切です。

C 適切です。

D 適切です。

E 適切です。
問12

次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」1「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ・ 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の( A )を受け止め、相互の( B )を基本に、保護者の自己決定を尊重すること。
  2. ・ 保育及び子育てに関する知識や技術など、保育士等の( C )や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての( D )を感じられるように努めること。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 気持ち 関わり 経験 責任
2 気持ち 信頼関係 専門性 喜び
3 気持ち 信頼関係 経験 喜び
4 生活 関わり 経験 責任
5 生活 信頼関係 専門性 責任

 

正解は2
A:気持ち

B:信頼関係

C:専門性

D:喜び


保育所保育指針より抜粋

第4章 子育て支援
1 保育所における子育て支援に関する基本的事項
(1) 保育所の特性を生かした子育て支援

ア 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重すること。

イ 保育及び子育てに関する知識や技術など、保育士等の専門性や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての喜びを感じられるように努めること。
問13

次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の4「保育の実施に関して留意すべき事項」(3)「家庭及び地域社会との連携」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

子どもの( A )を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるよう配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の( B )、高齢者や異年齢の子ども等を含む人材、行事、施設等の地域の( C )を積極的に活用し、豊かな生活体験をはじめ( D )の充実が図られるよう配慮すること。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 生活の連続性 自然 資源 保育内容
2 発達していく姿 環境 資源 集団活動
3 発達していく姿 自然 文化財 集団活動
4 生活の連続性 環境 文化財 保育内容
5 発達していく姿 環境 文化財 保育内容
正解は1
A:生活の連続性

B:自然

C:資源

D:保育内容


保育所保育指針より抜粋

第2章 保育の内容
4 保育の実施に関して留意すべき事項

(3) 家庭及び地域社会との連携
子どもの生活の連続性を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるよう配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の自然、高齢者や異年齢の子ども等を含む人材、行事、施設等の地域の資源を積極的に活用し、豊かな生活体験をはじめ保育内容の充実が図られるよう配慮すること。
問14

次のうち、「子ども・子育て支援新制度」に関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 認定こども園、幼稚園、保育所を通じた共通の給付として施設型給付が創設された。
  2. B 認定こども園について、認可・指導監督の一本化、「学校教育法」及び「少年法」の施設としての法的位置づけがなされた。
  3. C 地域型保育として、家庭的保育、小規模保育、企業主導型保育、居宅訪問型保育が創設された。
  4. D 従業員が働きながら子育てしやすいように環境を整えて、就労の継続、女性の活躍等を推進する企業を支援する仕事・子育て両立支援事業が創設された。

 

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 A D
4 B C
5 C D
正解は3
A 適切です。

B 不適切です。
「学校教育法」及び「少年法」の施設として”ではなく、“学校及び児童福祉施設として”です。

C 不適切です。
"企業主導型保育”ではなく、"事業所内保育”です。

D 適切です。
問15

次の( A )・( B )にあてはまる数字の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. ・ 保育所は保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設で、利用定員が( A )人以上である。
  2. ・ 保育所における保育時間は、1日につき8時間が原則となっているが、フルタイムで働く保護者を想定した利用可能な保育標準時間は最長( B )時間である。

 

(組み合わせ)
A B
1 10 11
2 10 13
3 15 11
4 20 11
5 20 13

 

正解は4
A:20

B:11
問16

次のA~Jのうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の一部として、不適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 健康な心と体
  2. B 自立心
  3. C 協同性
  4. D 道徳性・規範意識の芽生え
  5. E 探求心
  6. F 思考力の芽生え
  7. G 自然との関わり・生命尊重
  8. H 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
  9. I 芸術に対する感覚
  10. J 豊かな感性と表現

 

(組み合わせ)
1 A D
2 B C
3 E I
4 F G
5 H J
正解は3
選択肢の他

・社会生活との関わり
・言葉による伝え合い

があります。


保育所保育指針より抜粋

第1章 総則
(2) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
次に示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、第2章に示すねらい及び内容に基づく保育活動全体を通して資質・能力が育まれている子どもの小学校就学時の具体的な姿であり、保育士等が指導を行う際に考慮するものである。

ア 健康な心と体
保育所の生活の中で、充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。

イ 自立心
身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。

ウ 協同性
友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。

エ 道徳性・規範意識の芽生え
友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したりし、相手の立場に立って行動するようになる。また、きまりを守る必要性が分かり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようになる。

オ 社会生活との関わり
家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、人との様々な関わり方に気付き、相手の気持ちを考えて関わり、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に親しみをもつようになる。また、保育所内外の様々な環境に関わる中で、遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報に基づき判断したり、情報を伝え合ったり、活用したりするなど、情報を役立てながら活動するようになるとともに、公共の施設を大切に利用するなどして、社会とのつながりなどを意識するようになる。

カ 思考力の芽生え
身近な事象に積極的に関わる中で、物の性質や仕組みなどを感じ取ったり、気付いたりし、考えたり、予想したり、工夫したりするなど、多様な関わりを楽しむようになる。また、友達の様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気付き、自ら判断したり、考え直したりするなど、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる。

キ 自然との関わり・生命尊重
自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる。また、身近な動植物に心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気付き、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもって関わるようになる。

ク 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
遊びや生活の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりし、自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる。

ケ 言葉による伝え合い
保育士等や友達と心を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになる。

コ 豊かな感性と表現
心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになる。
問17

次のうち、保育所の歴史に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A 第二次世界大戦以前は、託児所などの保育施設は基本的に貧困対策事業だった。
  2. B 1947(昭和 22)年に「児童福祉法」が成立するまで、保育所は国の制度として規定されていなかった。
  3. C 1997(平成9)年の「児童福祉法」改正で、保育所の利用については市区町村が措置決定していたものが、市区町村と利用者との契約に変わった。
  4. D 2015(平成 27)年の「子ども・子育て支援法」施行までは、両親が就労している場合しか保育所を利用できなかった。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 ×
3 × ×
4 × ×
5 × × ×

 

正解は1
A 適切です。

B 適切です。

C 適切です。

D 不適切です。
就労だけでなく、出産や介護などでも利用できました。
問18

次のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. A コメニウス(Comenius, J.A.)は、『大教授学』や『世界図絵』等を著した。『世界図絵』は最初の絵入り教科書といわれ、その後の絵本や教科書に影響を与えた。
  2. B オーエン(Owen, R.)は、ドイツに「性格形成学院」を開設し、子どもの保護と教育を行った。
  3. C フレーベル(Fröbel, F.W.)は、教育の目的実現の基盤は乳幼児の健康であると考え、1908 年、5歳以下の幼児を対象とする診療所を開設した。
  4. D デューイ(Dewey, J.)は、1907 年「子どもの家」の指導の任に就き、独自に開発した障害児の教育方法を幼児に適用した。

 

(組み合わせ)
A B C D
1 ×
2 ×
3 × × ×
4 × × ×
5 × ×
正解は3
A 適切です。

B 不適切です。
ドイツではなく、スコットランドに「性格形成学院」を開設しました。

C 不適切です。
フレーベルではなく、マクミラン姉妹に関する記述です。

D 不適切です。
デューイではなく、モンテッソーリに関する記述です。
問19

次の【Ⅰ群】の事項と、【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
  1. A ヘッドスタート
  2. B レッジョ・エミリア・アプローチ
  3. C モンテッソーリ・メソッド
【Ⅱ群】
  1. ア 1998 年にイギリスにおいて発足した、経済的・社会的支援を必要とする地域への早期介入の補償保育・教育プログラム
  2. イ 子ども自身が、深く集中し継続するように考案された「日常生活の訓練」「感覚訓練」「読み書きと算数」等の教具を選択して活動し、教師は仲介者に徹する教育法
  3. ウ 保育方法の特徴は、プロジェクトと呼ばれるテーマ発展型の保育であり、教師、親、行政関係者、教育学の専門家等が支え合って子どもの活動を援助するイタリア北部にある都市における実践
  4. エ 1965 年にアメリカで開始された、教育機会に恵まれない子どもを対象とした大がかりな就学前準備教育

 

(組み合わせ)
A B C
1
2
3
4
5
正解は5
A:エ

B:ウ

C:イ
問20

次の表は、認定こども園数の推移を示したものである。この表を説明した記述として、誤ったものを一つ選びなさい。

1 令和3年度の認定こども園数は、平成 24 年度と比べて9倍以上に増えている。
2 認定こども園数は、平成 24 年度以降、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型のすべてにおいて前年度と比べて多くなっている。
3 認定こども園の類型別の数は、すべての年度において、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の順に多い。
4 前年度と比較して、認定こども園数の増加数が最も多かったのは、令和3年度である。
5 令和3年度の認定こども園数は、幼保連携型が最も多く、保育所型の5倍以上になっている。
正解は4
4 最も増加数が多かったのは平成27年度で1476園の増加しています。
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