春は自然が目覚める季節。外遊びやお散歩の機会も増え、子どもたちが自然とふれあう絶好のタイミングです。この時期に見られる草花や昆虫は、お子さんの好奇心や観察力を育てるのにぴったり。
今回は、お子さんたちにぜひ教えていただきたい、春ならではの草花や昆虫についてご紹介します。
【春の草花】
春の訪れを知らせてくれる色とりどりの草花は、子どもたちの五感を刺激します。
たんぽぽ
明るい黄色の花が目を引くたんぽぽは、春の定番。綿毛を飛ばす遊びを通して、種の広がり方を自然に学べます。
菜の花
春になると一面に咲く菜の花は、黄色い花と甘い香りが特徴です。見つけた時に「いい匂いだね」と一緒に楽しんでみてください。
つくし
土の中から顔を出すつくしは、春の芽吹きを感じさせる植物。「どこにあるかな?」と親子で探す時間も楽しいですよ。
桜(さくら)
花の名前として最も親しまれている桜は、季節の移り変わりを感じるシンボル的存在。お花見をしながら、「春ってどんな季節かな?」と話してみるのもおススメです。
【春の昆虫】
気温の上昇とともに、虫たちも活動を始めます。お子さんにとっては小さな発見の連続です。
てんとう虫
もっとも有名なナナホシテントウムシは、赤い背中に黒い斑点が7つあるのが特徴。見つけやすく親しみやすい昆虫なので、虫とのふれあいの第一歩にぴったりです。
ちょうちょ(モンシロチョウなど)
ひらひらと舞う姿に、子どもたちは興味津々。モンシロチョウはキャベツなどに卵を産むため、家庭菜園や野菜に興味を持たせるきっかけにもなります。
アリ
足元をよく見てみると、せっせと動くアリの行列が…。働く姿を観察することで、「小さな体でがんばってるね」と声をかけてあげると良いでしょう。
ミツバチ
花の蜜を集めて飛び回るミツバチは、自然の循環を学べる存在といえます。近づきすぎず、そっと観察して「お花のお手伝いしてるんだよ」と教えてあげましょう。
【おうちやおでかけ先での楽しみ方】
草花や昆虫をただ見るだけでなく、親子で楽しく学べる工夫をしてみましょう。
観察カードを作る:見つけた植物や昆虫を記録するカードを作って、名前や色、どこで見つけたかを書いてみましょう。
図鑑や絵本を活用:おうちに帰ったら図鑑で調べたり、絵本で物語に触れることで、知識がより深まります。
工作に発展させる:てんとう虫やちょうちょをモチーフにした工作やお絵描きを楽しむのもおススメです。