現役保育士の子育て・保育豆知識

着脱について

生活習慣を身に付けていくことは大切なことですよね。

着替え、トイレ、手洗い、でもいろんなことを一度に覚えるのは大変です。「失敗しても大丈夫。いつかできるようになる。」
というくらいの気持ちで取り組んであげると、親も子どもも負担にならなくて良いかもしれませんね。
そんな身に付けてほしいことの一つに、着替えの自立があります。

どのように関わってあげれば良いのでしょうか。

つかまり立ちやおすわりができるようになると、「ばんざいして」と言うとばんざいをしてくれたり、ズボンを履かす時には「片足上げて」と言うとあげてくれたりしますよね。
そうしてお着替えに興味をもち出し、自分で着替えたくなる意欲が出てきます。
お母さんが少し手を貸してあげることで少しずつできるようになり、これを繰り返すことでやがて一人で着替えができるようになっていきます。やる気を引き出すにはお母さんの声掛けが大切です。お母さんに褒められることは子どもにとっての何よりの活力です。

できたら大いに褒めてあげてくださいね。

子どものやりたい意欲を応援してあげるためにも、ほかの子どもと比べたり、できないことをさせようとしたり、今日は忙しいからとお母さんが終わらせてしまっては子どもも困ってしまいます。
子どものやりたい好奇心を育むためにも出来たことはしっかりと褒めてあげて、子どもの気持ちに寄り添って認めてあげることが大切です。お母さんに認められた子どもはさらにやる気になって、いろんなことにも挑戦したいと思うようになるでしょう。
時には手助けしたい気持ちをぐっとこらえて見守ることも大切です。