本日も引き続き【子どもの食と栄養】問16~問20まで回答と解説を行っていきます。
問16
次の文は、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成 16 年:厚生労働省)の第1章「総則」1「食育の原理」(1)「食育の目標」において実現 を目指すとされている5つの子ども像に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な 記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A お腹がすくリズムのもてる子ども
B 好きなもの、嫌いなものが言える子ども
C 一人で食事がしたい子ども
D 食事づくり、準備にかかわる子ども
E 食べものを話題にする子ども
(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ × ○
2 ○ ○ × ○ ○
3 ○ × × ○ ○
4 ○ × × × ○
5 × × ○ ○ ×
回答3
解説
A その通りです。
B ×です。
C ×です。一緒に食べたい人がいる子どもを目指しています。
D その通りです。
E その通りです。
問17
次のうち、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」の2「食育の推進」に関する 記述として正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を楽しむ力」の育成に向け、 その基礎を培うことを目標とすること。
B 子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを 楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものであること。
C 子どもと調理員等との関わりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。
D 保護者や地域の多様な関係者から独立した食に関する取組が進められること。
(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B D
5 C D
回答3
解説
A ×です。「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標としています。
B その通りです。
C その通りです。
問18
次のうち、「楽しく食べる子どもに~保育所における食育に関する指針~」(平成16年:厚生労働省)の「3歳以上児の食育のねらい及び内容」の項目として誤ったものを一つ選びなさい。
1 食と生活習慣病
2 食と人間関係
3 食と文化
4 いのちの育ちと食
5 料理と食
回答は1
解説
3歳以上児の食育のねらい及び内容は「食と健康」「食と人間関係」「食と文化」「いのちの育ちと食」「料理と食」の5つの項目が設定されています。
問19
次の【Ⅰ群】の食品と【Ⅱ群】の調理過程を結びつけた場合の正しい組み合わせを 一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 研いだ米
B 茹でた青菜
C かつお節と昆布
D 切り干し大根
E 肉の煮込み
【Ⅱ群】
ア 水でもどす
イ 浸水する
ウ 冷水にとる
エ あくをとる
オ だしをとる
(組み合わせ)
A B C D E
1 イ ア エ オ ウ
2 イ ウ オ ア エ
3 ウ ア オ エ イ
4 ウ イ エ ア オ
5 エ ウ ア オ イ
回答2
解説
米は浸水し、青菜は冷水にとります。かつお節と昆布はだしをとります。切干大根は
水で戻します。肉はあくをとります。
問20
次の文は、保育所における食物アレルギーのある子どもへの対応に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 牛乳アレルギーの0歳児には、フォローアップミルクを提供する。
2 牛乳アレルギーの1歳児には、牛乳の代わりに飲むヨーグルトを提供する。
3 鶏卵アレルギーの2歳児には、鶏肉も除去した料理を提供する。
4 小麦アレルギーの3歳児には、うどんの代わりに白飯を提供する。
5 大豆アレルギーの4歳児には、豆腐は加熱して提供する。
回答4
解説
1 ×牛乳アレルギーの場合はアレルギー用ミルクを提供します。
2 ×ヨーグルトにも牛乳が含まれているため提供してはいけません。
3 ×アレルゲンが異なるため、基本的に除去する必要はありません。
4 その通りです。
5 ×加熱しても提供してはいけません。
いかがでしたか。試験までしっかり復習を致しましょう。