こんにちは。
サンライズ保育士資格取得スクールです。
昨日と本日、神奈川県保育士試験を受験された皆様、お疲れ様でした。
試験の手ごたえはいかがですか?
神奈川県の保育士試験問題は、
全国試験より少し難易度が高いと言われています。
「全国試験の過去問題はスラスラ回答できるのに、神奈川試験の過去問題は・・・・。」
という声も聞こえてきます。
では、実際に今回の試験で出題された問題もちょこっとご紹介します。
【令和5年神奈川県保育試験問題】
次の文はヴィゴツキーのブーブノフ記念教育大学障害学講座の会議における報告速記録【教授・学習との関連における学齢児の知的発達のダイナミズム】の一部である。
(A)~(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
実際、子どもをテストしながら行われていることとは違うことを、学校は行っています。
(中略)学校にとって重要なのは、子どもがすでに何を学んだのかではなくて、
むしろ(A)であり、(B)こそ、子どもがまだできないことを、指導や援助を受けたり、指示にしたがったり、(C)のなかで習得するという
意味で、子どもの可能性とはどのようなものであるかを近似的に明らかにするものです。
(組み合わせ)
A B C
1 教師が教えたいと思っていること 発達の最近接領域 競争
2 教師が教えたいと思っていること 指導計画 競争
3 教師が教えたいと思っていること 指導計画 協同
4 何を学ぶことができるのか 発達の最近接領域 協同
5 何を学ぶことができるのか 指導計画 協同
正解は4
この問題はヴィゴツキーの発達の最近接領域についてです。
発達の最近接領域とは、
◆大人や教師の補助があればできること
◆自分だけでできること
この2つの潜在的な発達のレベルの差のことです。
子どもができることを増やすため援助していくことが、保育の現場で大切です。
いかがでしたか?
いきなり聞いた事のない会議の報告速記録から出題されて、慌てた方もいらっしゃると思います。
しかし、ヴィゴツキーの発達の最近接領域がどんなものかを理解していたら、正解を選択できますね?
神奈川県の試験で出題された問題は、
10月に行われる全国保育士試験にも例年影響しています。
全国試験を受験予定の皆様は、神奈川試験も併せて勉強してください。
勉強して損はありません。
サンライズ保育士資格取得スクールでは、
神奈川試験の解説を準備でき次第、こちらブログに掲載していきます。
このブログを試験対策に役立ててくださいね。
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