保育所保育指針 令和4年度(前期)
令和4年度(前期)子どもの保健
問1
次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」1「保育所における子育て支援に関する基本的事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ・ 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の 気持ちを受け止め、相互の( A )を基本に、保護者の( B )を尊重すること。
- ・ 子どもの( C )に反しない限りにおいて、保護者や子どもの( D )を保護し、知り得た 事柄の( E )を保持すること。
【語群】
- ア 理解
- イ 自己決定
- ウ 守秘義務
- エ 信頼関係
- オ 利益
- カ 個人情報
- キ プライバシー
- ク 主体性
- ケ 秘密
(組み合わせ)
A | B | C | D | E | |
1 | ア | イ | オ | カ | ウ |
2 | ア | オ | ク | カ | ケ |
3 | ア | オ | ク | キ | ウ |
4 | エ | イ | オ | キ | ケ |
5 | エ | イ | ク | キ | ケ |
正解は4
問2
次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」ア「生命の保持」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 子どもの生命を守り、子どもが快適に、そして健康で安全に過ごすことができるようにする。
- B 子どもの生理的欲求が十分に満たされ、健康増進が積極的に図られるようにする。
- C 一人一人の子どもの健康状態や発育及び発達状態を把握する。
- D 子どもの生活や発達過程等にふさわしい生活リズムをつくるために、保育所での生活に合わせ、 家庭での生活リズムを変えるよう指示することが大切である。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | × | 〇 | × | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
A)適切です。
B)適切です。
C)適切です。
D)不適切です。
保育所保育指針の内容③に「家庭と協力しながら、子どもの発達家庭等に応じた適切な生活リズムがつくられていくようにする」と指針に記載があり、問題文の家庭での生活リズムを変えるように指示するという文言は不適切である。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
2 養護に関する基本的事項
(2) 養護に関わるねらい及び内容
ア 生命の保持
(ア) ねらい
① 一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。
② 一人一人の子どもが、健康で安全に過ごせるようにする。
③ 一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。
④ 一人一人の子どもの健康増進が、積極的に図られるようにする。
(イ) 内容
① 一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
② 家庭との連携を密にし、嘱託医等との連携を図りながら、子どもの疾病や事故防止に関する認識を深め、保健的で安全な保育環境の維持及び向上に努める。
③ 清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して子どもの生理的欲求を満たしていく。また、家庭と協力しながら、子どもの発達過程等に応じた適切な生活のリズムがつくられていくようにする。
④ 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにする。また、食事、排 泄 、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する。
B)適切です。
C)適切です。
D)不適切です。
保育所保育指針の内容③に「家庭と協力しながら、子どもの発達家庭等に応じた適切な生活リズムがつくられていくようにする」と指針に記載があり、問題文の家庭での生活リズムを変えるように指示するという文言は不適切である。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
2 養護に関する基本的事項
(2) 養護に関わるねらい及び内容
ア 生命の保持
(ア) ねらい
① 一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。
② 一人一人の子どもが、健康で安全に過ごせるようにする。
③ 一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。
④ 一人一人の子どもの健康増進が、積極的に図られるようにする。
(イ) 内容
① 一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
② 家庭との連携を密にし、嘱託医等との連携を図りながら、子どもの疾病や事故防止に関する認識を深め、保健的で安全な保育環境の維持及び向上に努める。
③ 清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して子どもの生理的欲求を満たしていく。また、家庭と協力しながら、子どもの発達過程等に応じた適切な生活のリズムがつくられていくようにする。
④ 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにする。また、食事、排 泄 、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する。
B)イ‥自己決定
C)オ‥利益
D)キ‥プライバシー
E)ケ‥保護
保育所保育指針より抜粋
第4章 子育て支援
1 保育所における子育て支援に関する基本的事項
(1) 保育所の特性を生かした子育て支援
ア 保護者に対する子育て支援を行う際には、各地域や家庭の実態等を踏まえるとともに、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重すること。
イ 保育及び子育てに関する知識や技術など、保育士等の専門性や、子どもが常に存在する環境など、保育所の特性を生かし、保護者が子どもの成長に気付き子育ての喜びを感じられるように努めること。
(2) 子育て支援に関して留意すべき事項
ア 保護者に対する子育て支援における地域の関係機関等との連携及び協働を図り、保育所全体の体制構築に努めること。
イ 子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーを保護し、知り得た事柄の秘密を保持すること。