保育所保育指針 令和5年度(後期)
令和5年度(後期)子どもの保健
問1
次のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」2「養護に関する基本的事項」イ「情緒の安定」に関する記述として、不適切なものを一つ選びなさい。
1 | 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。 |
2 | 一人一人の子どもが、くつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。 |
3 | 一人一人の子どもの発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながらも、食事は全員一斉に取るように設定する。 |
4 | 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう、成長の過程を見守り、適切に働きかける。 |
5 | 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。 |
正解は3
問2
次のうち、「保育所保育指針」で示された「午睡」に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するよう努める。
- B 在園時間が異なるなど、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差はあるが、午睡の時間は一律に取れるようにする。
- C 乳児については、一人一人の生活のリズムに応じて、安全な環境の下で十分に午睡をする。
- D 1歳以上3歳未満児については、食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成されるようにする。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | × | 〇 | × |
4 | 〇 | × | × | × |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は2
A 適切です。
B 不適切です。
午睡の時間も、子ども一人一人の生活リズムに合わせて取れるようにします。
C 適切です。
D 適切です。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(2) 指導計画の作成
オ 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること。
B 不適切です。
午睡の時間も、子ども一人一人の生活リズムに合わせて取れるようにします。
C 適切です。
D 適切です。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
3 保育の計画及び評価
(2) 指導計画の作成
オ 午睡は生活のリズムを構成する重要な要素であり、安心して眠ることのできる安全な睡眠環境を確保するとともに、在園時間が異なることや、睡眠時間は子どもの発達の状況や個人によって差があることから、一律とならないよう配慮すること。
問3
次の文は、「保育所保育指針」第3章「健康及び安全」4「災害への備え」(2)「災害発生時の対応体制及び避難への備え」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- ・ 火災や( A )などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
- ・ 定期的に( B )を実施するなど、必要な対応を図ること。
- ・ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との( C )に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
【語群】
- ア 地震
- イ 豪雨
- ウ 防災訓練
- エ 避難訓練
- オ 密接な連携
- カ 適切な関係作り
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | ア | ウ | オ |
2 | ア | エ | オ |
3 | イ | ウ | カ |
4 | イ | エ | オ |
5 | イ | エ | カ |
正解は2
A…ア地震
B…エ避難訓練
C…オ密接な連携
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
4 災害への備え
(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
B…エ避難訓練
C…オ密接な連携
保育所保育指針より抜粋
第3章 健康及び安全
4 災害への備え
(2) 災害発生時の対応体制及び避難への備え
ア 火災や地震などの災害の発生に備え、緊急時の対応の具体的内容及び手順、職員の役割分担、避難訓練計画等に関するマニュアルを作成すること。
イ 定期的に避難訓練を実施するなど、必要な対応を図ること。
ウ 災害の発生時に、保護者等への連絡及び子どもの引渡しを円滑に行うため、日頃から保護者との密接な連携に努め、連絡体制や引渡し方法等について確認をしておくこと。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
2 養護に関する基本的事項
イ 情緒の安定
(ア) ねらい
① 一人一人の子どもが、安定感をもって過ごせるようにする。
② 一人一人の子どもが、自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。
③ 一人一人の子どもが、周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。
④ 一人一人の子どもがくつろいで共に過ごし、心身の疲れが癒されるようにする。
(イ) 内容
① 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う。
② 一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いていく。
③ 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信をもつことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。
④ 一人一人の子どもの生活のリズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。