保育所保育指針 令和5年度(前期)
令和5年度(前期)社会福祉
問1
次のうち、福祉の専門職としての保育士に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 保育士の資格は 2001(平成 13)年に改正された「児童福祉法」によって、国家資格となった。
- B 保育士は、従来の子どもに対して直接的にかかわる保育の専門家としてだけでなく、保護者に対して保育に関する指導をおこなう専門職として位置づけられている。
- C 「保育所保育指針」では、保育士の倫理観について言及している。
- D 保育士は、社会制度の改編や創設を提案することもある。
(組み合わせ)
A | B | C | D | |
1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
3 | 〇 | × | × | × |
4 | × | 〇 | × | 〇 |
5 | × | × | 〇 | 〇 |
正解は1
問2
次のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- A 「保育所保育指針」では、保護者の苦情などへの対応に関する記述はない。
- B 児童相談所長は、一時保護が行われた児童で親権を行う者または未成年後見人のない者に対し、親権を行う者または未成年後見人があるに至るまでの間、親権を行う。
- C 保育士は、子どもや保護者が抱える問題やニーズを代弁(アドボカシー)して支援していくことが求められている。
(組み合わせ)
A | B | C | |
1 | 〇 | 〇 | × |
2 | 〇 | × | × |
3 | × | 〇 | 〇 |
4 | × | × | 〇 |
5 | × | × | × |
正解は3
A は不適切です。
Bは適切です。
Cは適切です。
A→「保育所保育指針」では、保育所が「保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない」と記述されています。
第1章 総則
1 保育所保育に関する基本原則
(5) 保育所の社会的責任
ウ 保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない。
Bは適切です。
Cは適切です。
A→「保育所保育指針」では、保育所が「保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない」と記述されています。
第1章 総則
1 保育所保育に関する基本原則
(5) 保育所の社会的責任
ウ 保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の苦情などに対し、その解決を図るよう努めなければならない。
Bは適切です。
Cは適切です。
Dは適切です。
保育所保育指針より抜粋
第1章 総則
1 保育所保育に関する基本原則
(1) 保育所の役割
エ 保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。