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離乳食の進め方

離乳食の進め方

離乳食の進め方

保育士試験の子どもの食と栄養で頻出の離乳食の進め方について、厚生労働省から提示されている「離乳・授離乳の支援ガイド」を元にチェックしてみましょう。

2019年離乳・授離乳の支援ガイドが改定
離乳・授乳の支援ガイドとは

授乳・離乳の望ましい支援の在り方について、妊産婦や子どもにかかわる保健医療従事者を対象に、所属する施設や専門領域が異なっても、基本的事項を共有し一貫した支援を進めるために、平成19年3月に作成されたものです。
本ガイドの作成から10年が経過する中で、科学的知見の集積、育児環境や就業状況の変化、母子保健施策の充実等、授乳・離乳を取り巻く社会環境等の変化が見られたことから有識者による研究会を開催し、本ガイドの内容の検証及び改定を検討されたとのことです。(厚生労働省HPより抜粋)

授乳・離乳の支援ガイドの変更、追加について

・離乳の進め方の目安については、離乳各期に名前がそれぞれ付きました。
 離乳初期・離乳中期・離乳後期・離乳完了期です。
・(家族一緒)→(共食)に、また(自分で食べる楽しみを手づかみ食べ方始める)→(手づかみ食べにより、自分で食べる楽しみを増やす)にそれぞれ文章が変更になっています。
・離乳完了期の穀物の目安量が軟飯90g~ご飯80g→軟飯80g~ごはん80gに変更になっています。 ・離乳初期より卵黄の記載が追加になっています。

離乳・授離乳の支援ガイドでは食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始やと規定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はないことから生後5~6か月頃から離乳を始めるよう情報提供を行うとしています(厚生労働省HPより抜粋)

卵は卵黄から少しづつ与えるには理由があり、卵黄より卵白のたんぱく質がアレルギーの原因となりやすく卵黄が大丈夫でも卵白でアレルギーの出る子もいるからです。

・歯の生える目安や摂食機能の目安がまとまっており、厚生労働省HP授乳・離乳の支援ガイド(P34離乳食の進め方)の最後には「衛生面に十分配慮して食べやすく調理したものを与える」との一文が追加されています。

・離乳・授離乳の支援ガイドには乳児用液体ミルクについての記載も追加されています。液体ミルクとは人工乳を密封容器に入れたもので常温で保存が可能となっています。
哺乳瓶に移し替えて飲ませることが可能で、災害時などの備蓄としての活用が可能であるとされています。

離乳の支援のポイント
離乳の開始、離乳の開始

離乳の開始、離乳の開始とはなめらかにすりつぶした状態の食物を始めて口にした時期のことを指します。首がすわっていて、支えると座ることができたり、食べ物に興味を示したり、スプーンなどを口に入れても押し返すことが少なくなるなどの発達の目安があります。

離乳の開始後

離乳の進行、離乳の開始後1か月くらいは1日1回で母乳やミルクを欲しいだけ飲ませます。1か月を過ぎると1日2回に進め、食後には母乳やミルクを欲しい分だけ与え、生後7~8か月頃には舌でつぶせる硬さのものを与えます。生後9か月頃からは離乳食は1日3回歯ぐきでつぶせる硬さのものを与えましょう。
1回の量を増やしその後の母乳やミルクも与えます。この時期は鉄分不足になりやすいので鉄分のとれるものを食材に組み込むなどの配慮が必要です。

離乳の完了

離乳の完了とは形のあるものを噛みつぶすことができるようになり、離乳完了というのは母乳やミルクを飲んでいない状態を意味するものではありません。母乳やミルク以外のものから栄養が取れるようになった状態です。咀嚼の機能は奥歯が生え揃う3歳くらいに獲得されます。
間食は食事では足りない栄養を補うことを前提として1日に1~2回を目安として与えましょう。

食品の種類と調理について

与える食品は離乳の進行に合わせて増やしていきましょう。はちみつは満1歳まではポツリヌス症予防のため使用してはいけません。
個々の離乳の様子をみながら食べやすく調理したものを与えるようにしましょう。

押さえておきたい重要ゴロ300選

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