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覚えておきたい子どもの病気と症状

覚えておきたい子どもの病気と症状

覚えておきたい子どもの病気と症状

乳幼児にかかりやすい病気は梅雨時期から夏にかけて「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱(咽頭結膜熱)」「とびひ」が流行りだします。
特に夏によく子どもがかかる病気として有名なのが「三大夏風邪」と呼ばれる、手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱です。原因はウイルス感染によるものです。
ウイルスは200種類以上あるといわれており、夏の2大ウイルスと言われているのが「アデノウィルス」と「エンテロウイルス」です。発熱・腹痛・下痢のどの痛みなどを引き起こします。

夏に乳幼児がかかりやすい病気
ヘルパンギーナ

コクサッキーウイルスA群が原因で起こります。潜伏期間は3~6日で、5歳以下が最もかかりやすいといわれており、突然の高熱(1~3日続く)にのどや口の中に水泡ができます。のどの痛みを伴うために、食事が食べられなかったり、水分がとりずらかったりと、不機嫌になり症状に気づくことも多いようです。
ウイルスの型がいくつかあるので何度も感染してしまいます。高熱から熱性けいれんを起こすこともあります。まれに大人が発症することもあります。

手足口病

原因ウイルスは、エンテロウイルスとコクサッキーウイルスです。感染するのは5歳未満の小児で80%を占めますがまれに大人の感染もみられます。潜伏期間は3~6日で口の中や手足に水泡のような発疹ができ、お尻や膝の周り、顔にも発疹が現れることもあります。1~3日間発熱することもあります。1~2か月後には手足の爪がはがれることがあります。
※エンテロウイルスは無菌性髄膜炎の90%を占めるので、脳炎を伴い重症化することもあります。

プール熱(咽頭結膜熱)

アデノウイルスが原因で発症します。プールの水を介して流行したことからこの名前がついていますが、今ではプールの水質管理もされているためプールの水を介して感染することもほとんど見られなくなりました。
潜伏期間は2~14日で、目の充血(結膜炎)やのどの痛み(咽頭炎)のほか、高熱が数日から一週間ほど続き頭痛や食欲不振、嘔吐、全身の倦怠感などの症状がみられることもあります。
※プール熱は学校保健法の第二種伝染病に位置付けられており、基本的には症状が無くなった後2日を経過するまで出席停止となっています。

とびひ(伝染性膿痂疹)

高温多湿になる時期5月~夏にかけて皮膚の抵抗力の弱い0~6歳の子どもに多く見られます。虫刺され、あれも、掻き傷や擦り傷に細菌が入り込むことで起こります。とびひには水ぶくれができる(水泡性膿痂疹)かさぶたのできるもの(痂皮性膿痂疹)の2種類があります。

水泡性膿痂疹→皮膚にできたかゆみを伴った水ぶくれが膿を持ち、かいた手で身体の他の部位を触ることで広がっていきます。このタイプは黄色ブドウ球菌(鼻の周りに多い細菌)が原因です。

痂皮性膿痂疹→皮膚の一部に膿を持った水ぶくれができかさぶたとなります。炎症が強いのでリンパ節が腫れたり発熱やのどの痛みを伴います。化膿レンサ球菌が原因で起こりますが黄色ブドウ球菌も一緒に感染していることが多いです。

溶連菌感染症(溶血性連鎖球菌)

溶連菌という細菌によって発症します。潜伏期間は2~5日で、発熱や、のどの痛み、舌に赤いブツブツがみられる(イチゴ舌)や体や手足に赤いブツブツがみられることもあります。
また目の充血がみられることもあります。処方された薬は最後まで飲み切ります。薬を続けることで完全に菌を退治しリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの合併症の発症のリスクを無くすことが大切です。発病2週と3~4週後に尿検査を受け合併症の危険がないか確認します。

冬に多い子どもの病気
ロタウイルス感染症(乳幼児嘔吐下痢症)

ウイルス性の胃腸炎。2~3日に潜伏期間ののち激しい下痢と嘔吐が始まります。灰色から白っぽい粘土のような下痢が特徴で嘔吐も伴います。脱水状態に陥りやすく入院治療や点滴をすることがあります。

インフルエンザ

1~2日の潜伏期間ののち寒気、頭痛、高熱、関節痛、筋肉痛、だるさなどの症状があります。激しい咳の出ることもあります。熱は40度くらいまで上がり気管支炎や肺炎、中耳炎などを併発することもあります。予防接種などで感染や重篤化を防ぐ対策は必要です。

RSウイルス感染症

風邪と同じ症状ですが、ほぼ100%の子どもが2歳までに一度は感染すると言われています。非常に感染力が強いので小さい子どもは重い肺炎などの原因になりやすいです。
潜伏期間は4~5日で発熱、鼻水、咳などの症状がみられます。初めて感染する乳幼児3~4人に1人は気管支炎や肺炎になりかけ100人に1人の割合で呼吸困難になり入院治療しています。その多くは生後半年未満の乳児です。

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