科学の子
かつて、「鉄腕アトム」がヒーローであった時代があった。ロボットに憧れ、科学や宇宙や技術革新。
教育ではない場所で、当時の子ども達や若者たちは日本の技術や未来を夢見ていたのだろう。そして新たな技術や仕組み作りは、その夢のひとつひとつを具現化し顕在化するための一過程として、なんと胸踊る事だったろう。数年前までの日本の隆盛は、このヒーローが作ったのだという人もおられるようです。 今は?
そんな技術系に憧れて、勉学に秀でた友人がいた。工事現場が好きでショベルカーのアームの動きを、飽くこと無く長時間観ていた。 そんな彼に過日、同窓会で会うと相変わらず、楽しそうな表情だった事を思い出す。子どもの頃思い描いた姿がそこにある。
私が目指す保育の実像もそこにあるような気がする。子ども達が何年経っても幸せそうな笑顔で過ごしてくれますように。