今日は、?。日経新聞の春秋にヘルマンヘッセの名があつた。昔、読書感想文の宿題か何かで、読む機会があった事を思い出した。「車輪の下」・・・。書き出しで走高跳びの得意な青年の描写、彼の生きる意味でもあった、競技に明け暮れた時代。突然、難病にかかり高熱が永く続き、ようやく治って身体を見ると高熱は筋肉を削ぎ落とし痩せ衰えてしまっている事に気づく。骨の上には僅かばかりの筋肉が残っただけ。その彼が向かったのはグランド、走高跳びのピッチ。バーが低い高さにかかっており、フンと馬鹿にしながらトライすると無情にもバーは落ちる。彼が決定的に自身の未来を見失った瞬間。
その後の彼は、職人になるべく手を真っ黒にしながら金属を擦る。心の葛藤。
社会福祉の理念に照らした時に、ウェルビーイングの観点、ストレングスや相談援助・・・。そんな気配も言葉すらない。
私自身も走高跳びを、自分の人生だと思いながら競技した思い出がある。しかしながら、そうした経験や技術を社会に還元する機会を思いもしなかった。
だけれども、機会を得て小さな子ども達に触れ合う事となった。
これからは、子ども達に何か心の拠り所になるような存在となれるようにと思っている。少しでも笑顔でいられる時間を作ってあげられますように