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「働く場所が自宅か外か」保育園入園の優先度に差を付けない自治体が増える動き

2020年11月28日 ニュース

現在多くの自治体は、働く場所が自宅か外かで保育園への入園のための優先度に差をつけています。
これには以前から在宅で働くフリーランスの人から是正を訴える声が多くありました。
このコロナ禍で在宅ワークが広がり、子どもを見ながら就労することの難しさがやっと社会に認識されてきました。
職場が自宅か外かで優先度に差を付けないとする動きが広がりを見せています。

なぜかフリーランスや自営業は優先度が低かった

在宅で働く保護者は、通勤時間が少ない・ないなどの理由で、外で働く保護者よりも優先度を低く設定する自治体が多かったとのこと。
しかし、コロナ禍で在宅勤務を推奨する動きが出てきたことにより、子どもの世話と就労は両立ができないことがやっと社会に認識され共感する声が広がりました。
自治体によっては働く場所が自宅か外かで優先度に差を付けないとする動きが加速しています。
東京都千代田区では優先度を撤廃する動きがあり、また埼玉県さいたま市では優先度を同じにするとのことです。

「自宅で仕事をしているのだから子どもの面倒も見られる」なんて誰が決めたのか?

これまでフリーランスのデザイナーやプログラマーなど、自宅で働く人は育児も兼ねられるとの認識があったとのこと。そのため内職扱いとなり、優先度を下げられていたとのことです。
政府は多様な働き方を推奨しながら、多様な働き方をすると保育園に入りにくいという事実。当事者からは多くの批判が出ていました。
厚生労働省は2017年末、働く場所が自宅が外かで優先度に差を付けないように自治体に通知を出していました。このコロナ禍でやっと優先度を見直す動きが活発になってきたようです。

そもそも、就労しながら乳幼児の世話ができるという認識があること自体
当事者にとってはとんでもないことです。
選考基準を作る時に、育児に従事してきた保護者の声がきちんと反映されてきたのかが疑問です。育児をあまり知らない男性が机上で作った基準なのではと疑ってしまいます。
女性は育児をしながら家事をしながらがが当り前だったのでしょうか。当時の女性たちの苦労を考えると、いたたまれない気持ちになります。

本来は選考なしで必要な人が保育を受けられるべき!

これからはさらに多様な働き方を選択する人が増えます。みずほファイナンシャルグループでは、週休3日、4日を取り入れるとしています。
また夜勤をする人は、月に何日勤務かよりも月に何時間勤務とカウントした方がより平等でしょう。

「保育を考える親の会」の代表者は、根本的な理由は定員数の圧倒的な不足と話しています。
選考されなければ預かってもらえないから、選考基準がなければならなくなります。
保育を必要とする人が、どんな状況でも提供されるようになってほしい、と話しています。

2020年11月21日(土)朝日新聞朝刊より出典

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