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注意!家電の蒸気で手にやけどをする事故が増えています!

2021年11月27日 ニュース

家庭には蒸気が出る家電製品がたくさんあります。炊飯器、電気ポット、スチーム式加湿器・・・。これらで乳幼児がやけどをする事故が増えており、国民生活センターは注意を呼び掛けています。
中には皮膚移植が必要なほどの重症例もあるとのこと。これから冬に向け、使用頻度が増える家電もあるでしょう。
今一度家の中の安全確認を行ってみてはいかがでしょうか。

2021年6月までの約5年間で57件の事故報告、うち39件は医療機関での治療が必要だった

国民生活センターによると、家電製品から出る蒸気で0~3歳児がやけどを負った事例はかなり寄せられているようです。
統計は実際に病院にかかった例のみですから、病院に行かずに済ませた例や自宅でヒヤッとした例を含めると、相当数あると思われます。

57件のうち、39件は医療機関での治療が必要なほどだったとのこと。
・1歳2か月の男児、炊飯器の蒸気口に手を置きやけど、24日間入院。
・1歳の男児、スチーム式加湿器に手を触れてやけど、皮膚移植の手術をした。
このような重症例もありました。

炊飯器の蒸気口は約99度という高温になる!

同センターの調査では、炊飯器や電気ポットの蒸気口の温度は約99度。10cmほど上でも78度、スチーム式加湿器の蒸気口も72度とかなり高温でした。
事故を防ぐために、蒸気の温度を低くする機種もあります。このような家電の場合、30~40度だったとのことです。事故はほとんどがこのように温度を低くする機能がついていない機種で発生しています。

保護者5,000人のアンケートでは約1割の保護者がヒヤリの経験

同センターが0~5歳までも子どもがいる保護者5,000人にアンケートを行ったところ、約1割の保護者が「子どもがやけどをした、しそうになった」と回答しています。また、約4割が家電の蒸気によるやけどを想定していなかったとのことでした。

家電を高いところに置くなどの工夫、蒸気レス家電の購入も検討して

事故を防ぐためには、家電を高い位置に置いたり、家電のそばに策を設置したりすることが大切です。
アンケートの結果、床から90cm以上高いところに置いた場合、やけどは起こりにくい傾向があったとのこと。
しかし、乳幼児が電源コードを引っ張って家電を落下させるなどの事故も起きており、注意が必要です。

反射動作が未発達な乳幼児は重症化しやすい

同センターによると、乳幼児は熱いものに触れた時の反射動作が大人に比べて遅いため、やけどが重症化しやすい傾向があるとのことです。
「子どもが蒸気口に手を置いたままで泣いている」という事例もあったそうです。

小さな子どもがいる家庭では、家電を購入する際には「蒸気レス」「蒸気カット」など、対策機能を示したものを購入するように検討してほしいと担当者は呼びかけています。

2021年11月19日(金)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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