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増える「連絡帳アプリ」導入、保護者も保育士も負担軽減へ!

2021年08月07日 ニュース

今、全国の保育園や幼稚園で、園との連絡アプリの導入が進んでいます。導入した園では保護者も職員も負担が軽減されているようです。
今保育園は保育士の確保のための競争が激化しています。職員の負担が減れば、それだけいい人材が確保できるとあり、これからさらに導入が進むことが予想されます。

忙しい朝、園も保護者も負担が軽減される!

「朝に登園カバンの底からぐちゃぐちゃになったプリントを見つける」
「その日の行事や持ち物を朝知って愕然とする」・・・園児あるあるですね。
そんな悪夢の朝を減らすために、幼稚園や保育園では連絡アプリを導入するところが増えています。
保育園と保護者の連絡内容は多岐に渡っています。
前日の晩や当日の朝に食べたものや、就寝・起床時間、体温、便があったか、予防接種など。
忙しい朝に記入することを負担に感じる保護者は多かったようです。

これがアプリになったことで、父母どちらかが送りにいっている間に入力したり、出勤途中に入力したりできるようになり、とても便利になったそうです。
最も有名でシェアNo.1と言われるのが「コドモン」。自治体単位で導入するところもあり、2020年1月時点では約4,000施設だったのに対し、2021年4月には8,000施設を超えています。
このアプリを使っている人の中には、義父母にもアプリをインストールしてもらってアカウントを共有し、園での様子を見てもらっている人もいるそうです。

保育現場の負担を減らして働きやすい環境を作り、いい人材を確保したい

アプリの導入には、保護者とのやり取りをスムーズにするだけではなく、もう一つの狙いもあります。それは、園の負担を減らし、職員が働きやすい環境を整えることです。
保育現場の負担が大きいことは以前から問題視されてきました。その中でも、保育以外の事務的なことに時間を割くことに負担に感じている職員は多いとのことです。
また、規制が緩和され保育園がどんどん開園しているため、全国で保育士の取り合いになっています。
保育士としてはより働きやすくいい環境で仕事がしたいのは当然。いい人材を確保するためにも、これからはアプリの導入は必須でしょう。

政府も補助金を出して後押し

保育園や幼稚園がこのようなアプリを導入するにあたって、1施設当たり費用を最大で100万円を補助しています。今現在、全国では半数以上の園でアプリの導入がされているのではと考えられています。
厚生労働省は今年、保育現場の負担を軽くするためのガイドラインを公表しました。有給休暇の取得など働き方の見直しとともに、ICTの活用も盛り込んでいます。

コロナ禍で動画や写真も需要大、アプリで対応

長引くコロナ禍のため、園内に保護者をまねく機会が減ってしまいました。そのため、写真や動画で園の様子を伝える需要が生じ、それもアプリ導入を後押ししているようです。
園内を見える化することは、園と保護者の信頼関係を築くためにも大変有効です。
ただ、保育士が写真や動画の撮影ばかりを気にして、子どもとの関りがおろそかにならないようにしなければなりません。
それぞれの園で適切な使い方を考えていくことも求められています。

2021年7月28日(水)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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