保育士資格を取得したい、保育士になりたい方を応援するサイト

050-3315-0577 【受付時間】12:00~18:00 (定休日:月曜・火曜)
※メールは24時間受付けております。

メイン メイン

保育士
キャリアスクール
だより

「サンタさんはいるの?」子どもに聞かれたらどう答える?

2021年12月11日 ニュース

サンタクロースを信じている子、信じていない子、親が演技をする家庭、一切しない家庭・・・この時期はそれぞれの家庭のサンタクロースの扱いが気になる季節でもありますね。
こどもに「サンタさんはいるの?」と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

「いる」と答えても「いない」と答えても罪悪感が残る?

いると答えてもいないと答えても、どちらにしてもうそをついているような気がする・・・そんな気持ちの保護者は多いのかもしれません。

作家の五味太郎さんは、「盛り上がるようなおとぎ話を作るのはとても素敵なこと」と言いつつも、「それを悪用する大人もいるので要注意」とも語っています。
しつけや教育に悪用し、「うさぎとかめ」の物語のように、さぼらずにコツコツやらなきゃいけない、と子どもに刷り込みしているのでは、とも語っています。

親子の距離感が変?子どもに他人行儀の現代の親

五味さんは、現代では親子の距離感が変な風に緊張しているのでは?とも指摘しています。
親は「子どもにうそをついているような気がする」と言いますが、自分の子どもに対して他人行儀である必要があるの?とも指摘しています。
「大人として、なんとかうまいことを言わなければいけない、納得させなければいけない」こんなプレッシャーにさいなまれていないか、ということのようです。
子どもの理想形を大人が勝手に描いて押し付けていないかと厳しい指摘もしています。そんなことは、子どもにとって余計なお世話なのでは、と。

本当はいないと分かっていても、子どもはあえて聞いてくるもの

子どもは本当はいないとわかっているみたいです。でも大人を試すのかのように聞いてくることも多いのだとか。
だから「いる」「いない」「わからない」どれをこたえてもいい、と五味さんは言っています。そうして子どもを混乱させて良いのだそうです。そんな大人の答えを踏まえて、子どもは子どもなりに自分を作っていくのだそうです。

また五味さんは最近のハウツー本に警鐘を鳴らしています。普段の生活において「こう聞かれたら、こう答えてあげましょう」というQ&Aブックです。
子どもの質問に答えるのになぜマニュアルが必要なのかが不明だとのこと。親が心から本音を話すことこそ大切では、と語っています。

結局は「答えがない」のが答えなんです!

大人はどうしても模範解答や納得させられる説明をしなければ、と考えてしまいます。
そう思う大人は甘いのだそう。「答えがない」というのが最大の答えだからです。
「サンタさんがいるいない問題」は、結局は大人の問題だとも指摘しています。
子どもは考えながら精神的に成長しているのです。実は子どもの方が冷静に大人を見ているのかもしれません。

確かに大人になると、答えのない問題の方がはるかに多いように思いますね。

2021年12月4日(土)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

押さえておきたい重要ゴロ300選

パスワード※半角英数