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民間放送局発、幼児向け番組「シナぷしゅ」テレビ東京が企画!

2019年12月28日 ニュース

乳幼児向け番組と言えばNHK Eテレの「いないいないばあ」。長きにわたり親子に愛され続けています。
この度、テレビ東京が幼児向け番組を企画・制作したとのこと。そこにはママさん社員の思いがありました。

民間テレビ局の試みとしては極めて珍しい試み

一般的に視聴率調査は4歳以降が対象なのだとか。そのため、乳児向け番組の企画や制作はとても珍しいことだそうです。
テレビを見せながら育児をすることに賛否両論が渦巻いているのはご承知の通り。しかし現実問題テレビやYoutubeに頼らざるを得ない親は多いです。
乳幼児の発達の専門家は「親子で一緒に見ましょう」と言いますが、母親の多くは「それができないから困っている」と言うでしょう。
それなら乳幼児に安心して見せられる番組作りをしたらどうか・・・テレビ東京のママさん社員は立ち上がりました。それが「シナプシュ」です。

赤ちゃんの脳にやさしくて適切な刺激を与える

脳の神経回路を繋ぐ物質のことをシナプスと言います。番組名の由来はこのシナプス。徹底した赤ちゃん目線にこだわった番組作りをしています。

乳幼児にウケる技術という企画では、映像を逆回しにしてみたり、本来はゆっくり読む童話を早めに読んでみたりしています。
赤ちゃんなりにもっている固定観念があり、その裏を突いてウケを狙っています。
その他にも、日本語にはない外国語の響きを楽しんだり、親子でダンスをしたりなど。
赤ちゃんの好きな、パピプペポなどの破裂音、物の意外な動きや色の変化なども随所に取り入れているとのことです。
番組は赤ちゃんの集中力が続く2~3分ごとに区切りました。また、東京大学の赤ちゃんラボの監修も受けているそうです。

12月に1週間放送し、来春のレギュラー化を目指す

12月16日(月)~20(金)の5日間、朝の7:35~8:00まで放送されました。Eテレのいないいないばあは8:25分から。朝の7:35~であれば、朝早く保育園に行く乳幼児も視聴できる可能性が広がります。
現在はネット配信中。反響を見て2020年4月からレギュラー放送を目指しているとのことです。

テレビ東京「シナぷしゅ」ネット配信はこちら!
https://www.tv-tokyo.co.jp/synapusyu/

テレビに頼らざるをえないママさん社員が「無いなら自分たちで作ろう」

発端はテレビ東京のママさん社員。育児休業中に、赤ちゃんに見せたい優良なコンテンツが少ないなと感じ、無いなら自分たちで作ろうと、育児休業明けに提案し、実現したとのことです。
現在は部署を超えて、ママさん社員が集まり、限られた時間と予算の中で手作り感満載で制作しているそうです。
乳幼児だから、まだ赤ちゃんだから、と手を抜いたら、たちまち見抜くのが子供。情熱をもってやらないと、と感じているそうです。

少しでも親が罪悪感を感じずに見せられるように

乳幼児にテレビを見せることを後ろめたく思う保護者は多いです。なぜなら、日本小児科学会は、2歳以下の子供にはテレビ・ビデオを長時間見せないように、と提言しているからです。
テレビの視聴時間が長いと言葉の発達に遅れが出やすいためだそうです。
しかし、これだけテレビやスマホが席巻する世の中になり赤ちゃんの目に触れる機会は多いです。核家族化が進み、家事の間に誰かが赤ちゃんの面倒をみてくれることもありません。親だって困っているのです。
議論はありますが、乳児向けの安心できる優良なコンテンツは望まれているのでしょう。

2019年12月14日(土)朝日新聞朝刊より出典

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