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ロタウイルスワクチンがやっと定期接種になりました!

2020年12月05日 ニュース

新型コロナウイルスのワクチンはいつ接種できるのか、安全性には問題ないのか、日々メディアが報じています。
この10月からロタウイルスのワクチンが任意接種から定期接種に変更されました。
保育園では、予防接種を受けた子どもが体調を崩さないか、注意して観察しています。

子どもの急性腸炎の原因として最も多いとされる

ロタウイルスは子どもが感染すると激しい下痢や吐き気を引き起こします。主に感染者の排泄物から感染が広がり、一生の間に何度も感染する日常的なウイルスです。
厚生労働省によると、5歳までの子どもが急性腸炎で入院する場合、40~50%はロタウイルスが原因されています。
子どもが感染した場合、脱水症状などをおこし、入院が必要になることもあり、子どもの身体にとってはとても負担が大きいです。
ロタウイルスは最初の感染が最も重症化するとされ、子どもへの定期接種を要望する医師や関係者はたくさんいました。
ワクチン接種は最初の感染の代わりになります。ワクチンが投与されれば発症そのものを7割以上減らすことができるとされており、入院するような重症化も防げるとされています。
この度の定期接種への移行は大変意義のあることです。

8月1日以降に生まれた赤ちゃんが対象です

今年の8月1日以降に生まれた赤ちゃんが定期接種の対象となります。それまでは任意接種でしたが、一連の接種にかかる費用は約3万円とされ、保護者にとっては相当な負担でした。
定期接種になれば全て無料。多くの保護者が望んでいました。
万が一、予防接種を受けて望ましくない症状が出た場合、医療費や通院費を保証してくれます。そのため、安心して子どもにワクチンを接種できます。
ヒブ・小児肺炎球菌・B型肝炎と同時に接種が可能なのも保護者にとってうれしい点です。
2020年12月現在、赤ちゃんの予防接種は定期接種が10種類。任意接種が3種類。赤ちゃんの機嫌を見ながら外出して予防接種を受けさせるのは保護者にとってはかなり負担なので、同時接種が可能なのは本当にありがたいです。

ワクチンは「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類

「ロタリックス」はグラクソ・スミスライン社製。接種回数は2回。
開始月齢は生後6週間後~14週6日後。終了月齢は生後24週までです。

「ロタテック」はメルク&カンパニー社製。接種回数は3回。
開始月齢は生後6週間後~14週6日後。終了月齢は生後32週までです。

接種終了月齢は必ず守るように注意しなければなりません。終了月齢を過ぎての接種は、望ましくない症状が出る可能性が大きくなるとされています。
ただ、治療法もほぼ確立されており、心配し過ぎて接種をためらうことの無いようにしてほしいとのことです。

現在新型コロナウイルスの感染を懸念して、子どもの予防接種を控えている保護者がいるようですが、ワクチンで防げる他の病気はたくさんあるので、必ず接種してください。

2020年11月18日(水)朝日新聞朝刊より出典

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