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知らない人が勝手に赤ちゃんに触ってきて困惑!?

2020年02月01日 ニュース

保育園では日々保育士さんやお友達と触れ合いながら生活します。近年は園庭がない保育園も多く、近所の公園に散歩に出かけることもあるでしょう。
そんな時、たまたま近くにいた高齢者が赤ちゃんに触ってきたら、母親としては抵抗があるかもしれません。

発端は朝日新聞への投稿「可愛くても私の赤ちゃんに勝手に触らないで」

2019年12月、30代の母親が病院の待合室で、近くにいた高齢者に勝手に息子の足を触られた、というもの。もちろんそのご老人は悪気はなく、「可愛いわね」といって触ってきたとのことです。
当時その赤ちゃんは生後6ヵ月。赤ちゃんは産まれてから生後6ヵ月ころまでは母親から受け取った免疫によって守られているので、病気にはかかりにくいですが、生後6ヶ月を過ぎるとだんだんその働きが弱くなるとされています。
ちょうどその月齢の赤ちゃんだったため、母親も神経質になっていたのかもしれません。
この投稿の後、それについてさまざまな意見が寄せられたようで、朝日新聞は再び紙面を割いてさまざまな意見を紹介していました。
「母親が神経質すぎる」という意見もあれば「他人に触る場合は配慮がいるのは当然」など、さまざまな意見が並びました。

スキンシップは脳の発達を促す

赤ちゃんに話しかけるとき、触れ合いながら話しかける場合と、触れずに話しかける場合では、言語の処理をする脳の部位に活動の違いが見られました。
触れ合いながら話しかけられた方が、脳の部位が活発に反応したとのこと。
ですから声かけとスキンシップを一緒に行うのはけっして悪いことではありません。むしろ脳の発達を促す役割をします。
しかし、大人でも他人同士でむやみに体に触れあったりはしません。子どもの同様、と考えることは自然です。

幸せホルモン「オキシトシン」は他人への攻撃性も高める

オキシトシンというホルモンは、哺乳動物が出産・授乳する時に多く分泌されます。別名「幸せホルモン」「愛情ホルモン」と言われており、子供への愛情や愛着を高めてくれるホルモンです。
しかし、見知らぬ人への攻撃性を高める作用があることもわかっています。
子育て中の哺乳動物の母親に近づいてはいけないと言われます。我が子を守ろうとするあまり、ふいに近づいてくるものに対し威嚇したりするのは、オキシトシンの影響もあります。

勝手に触られるのは嫌と答えた母親は22%

ユニ・チャームが運営する育児情報サイト「ベビータウン」では、自分の子どもに他人が勝手に触れることについて、約470人の母親にアンケートを行いました。
その結果、「相手の見た目や態度による」と答えた人が最も多く29%。次いで「知らない人に触られるのは嫌」と答えた人は22%。じつに4~5人に1人が嫌だと答えています。
逆に「可愛がってくれるのは嬉しい」という人は15%。嫌という人の方が多いという結果が分かりました。

触りたくなったら一言かけよう!触ってきたら「声をかけて」と伝えよう!

子供が多かった時代は、近所の子供が清潔ではない状態で我が子を抱っこしたりすることはごく普通に行われていました。
少子化が進む日本では、社会や地域で子育てしよう、という意識が薄れてきたため、母親が孤立しがち。周囲に警戒心を抱くのは普通のことなのかもしれません。
他人が連れている赤ちゃんに触りたくなったら、必ず一声かけることを忘れてはなりません。
勝手に触ってくる人に対し「触らないで!」と声を荒げるのは勇気がいりますし、相手を傷つけることもあるでしょう。
「ごめんなさい、この子が抵抗力が弱くて」などやんわりとやめさせることも必要です。「電話をしてきます」などその場を離ることもありです。
いずれも、嫌なことは嫌と言動で示してOKでしょう。

2020年1月24日(金)朝日新聞朝刊より出典