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保育士不足の原因・・・「長時間労働」

2018年08月11日 ニュース

保育士不足の原因はいろいろありますが、最も言われているのは給与の低さと長時間労働。
いわゆるブッラクな職業の典型的なパターンですね。

でも子どもが好きな方には天職。子どもの成長によ寄り添えるやりがいのある仕事として、保育士を選択する方はたくさんいます。

■なぜ長時間労働に?

近年は親の始業時間や就業時間を考慮して朝は7:00頃から預かったり、夜は20:00頃まで預かったりする園が増えています。
また夜間保育や24時間保育なども増えています。それに伴い、出勤時間が増えてしまうのです。
園児が来る前に保育園をあけて準備をする必要がありますし、園児が帰ったら事務仕事が待ち受けています。結果、長時間労働があたりまえになってしまうのです。

■休日はイベントだったり研修だったり

保育園は一般的に土曜日に運動会やクリスマス会を行います。もしそれが休日出勤となっても、代休がなかなか取れません。
小学校は土曜日に運動会や参観日がある場合、翌週の月曜日は休みになりますが、保育園はそのようなことがありません。親が仕事が休みになるわけではないからです。

また、研修などが入ることもあり、休みの日がつぶれることもあります。本音は保育時間内に研修を受けたいのでしょうが、誰かひとり欠けたら、他の人員を補わなくてはならなくなります。

■残業なくても持ち帰り残業あり?

残業なしと掲げている保育園でも実際には持ち帰り残業がある園が多く、保育士の3割程度は持ち帰り残業があたりまえと答えています。持ち帰り残業はもちろんサービス残業。残業代は支払われません。

■急がれる待遇改善

結局のところ、待遇が悪い環境には働き手が集まりにくく、集まりにくいがゆえに、ひとりの保育士が残業したり休日出勤したりしなければ手が回らないという悪循環がおきているのです。
国はいろいろと施策を講じているようですが、少し筒でも待遇が改善され、離職率が下がることを期待したいですね。

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