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時代遅れ・日本ガラパゴス化の象徴?イクメンブーム

2019年11月16日 ニュース

男性の長時間労働が問題視される中、もっと子育てや家事に積極的に関わりたいという父親は増えています。
でも現実はなかなか難しい問題。男は外で仕事、という価値観もまだまだ強く残っています。
バランスを崩して孤独を感じる父親もいるようですが・・・

パタハラをツイートされた企業の株価が下がった?

男性の育児休業の取得率は約6%程度だそうです。実際は取りたくても取れない事情もあるでしょう。
周りの同調圧力が大きいのかもしれません。人手不足の昨今、「その分の仕事は誰がやるんだ?」となり妻の妊娠が歓迎される雰囲気にならないなんて悲しい世の中です。
少し前、ある化学メーカーが「夫が職場でパタハラを受けた」と妻がツイートしたら、その企業の株価が下落する現象が起きました。
就職先を決める学生も敏感に反応しているようですし、企業イメージにも大きく作用するようになったようです。
企業のECG投資(環境問題・社会問題へ配慮を評価して投資すること)にも目を向けているようです。

父親の育休取得率100%の会社で何が行われているか?

新潟県長岡市のサカタ製作所では、2018年の男性の育児休業取得率が100%を達成したことで話題になりました。
まずは休めない雰囲気の裏には何がるのかを聞き取り調査したとのこと。「育休取れ、売上上げろ」という矛盾が、育休を取りにくくさせていることが判明。
最終的にはトップである社長が、業績が落ちても構わないと宣言し、取得した社員やその上司を評価することを宣言。徐々に広がっていきました。
妻の妊娠が分かったらいつ頃休むのか面談をし、業務の引継ぎなど社内で共有しました。
そうしていくうちに、業務の見直し、無駄の排除、一人に偏っている業務を分配化などが進んできたとのこと。そして生産性が向上したそうです。
男性の育児休業を取得することでその企業は「だからダメになったのでは?とは言わせない」一体感が生まれたのかもしれません。
実際に新卒応募の件数がかなり増えたそうです。

妊娠が喜べない雰囲気になるのは本末転倒

夫の育休取得に関して、職場ではまだまだ「じゃ、誰がしわ寄せを食うんだ?」という雰囲気になってしまう現実。まだまだ子育て後進国なのかもしれません。
妻の考え方は別れています。「自分もキャリアを積みたい、やりがいを持ちたい、だから家事育児はきちんと分担して欲しい」と考える人。
一方で「夫には出世して欲しいから育休は望まない、私自身、子どもが小さいうちは育児に専念したい」と考える人。
男性が育休を取ると出世に影響する、という構図がまだまだあるのでしょう。
どちらの選択肢も尊重される世の中になるといいですね。

2019年10月20日(日)朝日新聞より

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