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鎌倉市とNPOが運営する大人気の「子供の外遊びの場」とは?

2020年01月25日 ニュース

2019年11月、神奈川県鎌倉市梶原にNPOが運営する常設の遊び場がオープンしたとあって話題になっています。子供の好奇心を存分に解き放て、地域の子供や保護者、お年寄りの交流の場として人気だそうです。

鎌倉市との協働事業で運営を担うNPO法人

NPO法人「かまくら冒険遊び場やまもり」は、1999年から市内の緑地などで月に2回出張冒険遊び場を続けてきました。焚火をしたり、ペットボトルロケットを作ったりと、一般的な公園で子供たちだけではできないもあり、多い時には300人ほどの親子が集まるなど、大盛況だったそうです。
1999年に閉館になってしまった「梶原子ども会館」のと隣接する市の土地を活用する形でスタートしました。名称は「かまくら冒険遊び場・梶原」です。

出入り自由・無料・見守り2,3名が常駐

この冒険遊び場は、毎週火・水・金・土のAM10:00~PM5:00まで。見守りは地域の母親らがやっており、ケガをしないように道具の使い方を教えたり、外遊びに指南をしたりします。禁止事項はなるべく排除し、子供自身が「危ないな」と感じる感覚を大切にしているとのことです。

見守る大人のスタンスは、お口チャックに手は後ろ。ゆるく見守っているとのこと。子供の自主性を大切にしているそうです。子供にはケガも必要な経験ととらえ、おおらかな見守りをしているとのことです。

多世代が交流する場として発展させたい

開業から2ヶ月ほど経ちましたが、無謀な行動をとる子もおらず、大きなけがの報告もないとのこと。こちらでは学年の枠や学校の枠を超え、地域の仲間とのつながりができているとのこと。
使える空き地がもっと広がって大きな木があれば、焚火や木登りもしたいと考えているそうです。
子供が元気に遊ぶ姿を見に来たいと、高齢者がおとずれたり、乳幼児が保護者を一緒に来たり、大人同士のコミュニティも出来上がってきたとのこと。
冒険遊び場の理事は、「目標は子育て支援ではあるが、多世代が交流できる場として発展させたい」と語っています。
今後出張遊び場として、鎌倉市今泉や市役所駐車場でも開催する予定とのことです。

遊び場が減っている現状

子供が思い切り外遊びできる場が減っていると言われています。公園の中には「騒いではいけない」「ボール遊びをしてはいけない」など、ナイナイつくしの所もあります。また、夏休みは日々酷暑で、外遊びができません。
それで「子供の体力が落ちている」と言われても、親としては非常に不満。共働きが増えている昨今、学童保育にも限界があります。全天候型で自由に遊べる場所をもっと増やしてくれることを願います。

2020年1月11日(日)朝日新聞朝刊より出典

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