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幼児乗せ自転車、停止中の事故に注意しよう

2021年01月09日 ニュース

2020年12月25日、消費者庁の消費者事故案(消費者安全調査委員会)は、幼児同乗自転車の9事故について報告書をまとめました。
停止中でも転倒事故が多く、1人乗せるのか2人乗せるのかでも安定性に差があることが分かりました。

停止中に事故が多発している

調査の結果、自転車が停止中に何らかのきっかけでバランスを崩し、転倒事故が多く起きていることが分かりました。
東京消防庁の救急搬送データから、自転車の単独事故で搬送された6歳未満の乳幼児は、2011年以降、7年間で1443人いることが判明。事故の詳細が確認できた1221人のうち、停止中の転倒のためにケガをした乳幼児が896人もいたことも判明しました。
使用実態調査を分析すると、以下の場合に転倒事故が多発していることが分かりました。

①駐輪場が傾斜している場所にある
②ハンドルに荷物をぶら下げている
③子どもが乗ったまま動く

これらが複合的にからみ、思わぬ場面で転倒事故につながっていることがわかりました。
消費者事故案の報告書では、「安定性の高いスタンド」「左右のバランスに影響を与えない荷物の積載装置」これらについて設計面から改善できるように、再発防止策として挙げています。

走行中は自転車のタイプ別でリスクが異なる

消費者事故案は、安全性や運転のしやすさなどを数値化して分析したところ、自転車のタイプによってリスクが異なることがわかったとのことです。
・幼児を1人乗せる場合:後ろ座席に乗せた方がハンドルのふらつきが小さい。自転車は後ろ乗せタイプを推奨。
・幼児2人を乗せる場合:ハンドルのふらつきが小さく運転もしやすい「前乗せタイプ」を推奨、後ろ座席は後付で設置することを推奨。

もっと設計上で対策を取れるかもしれない

幼児同乗自転車の事故は、交通ルールを守っていないことや自転車の整備不良のために起こっているケースが多いのではと思われていましたが、それだけが原因ではないことが分かりました。
設計上の対策が不十分ではないかということも調査を通じて分かり、今後、設計上の対策を検討してもらえるよう経済産業省に提言をしたとのことです。

首都圏では子どもの送迎や買い物のために、幼児同乗自転車は日常生活に欠かせません。なぜなら駐車場の数が圧倒的に少ないからです。
保育園やその他の子どもと一緒に出かける施設に十分駐車場がある地域では、あまり考えられない事故かもしれません。
幼児同乗自転車の安全性が今後さらに高まるように期待します。

2020年12月26日(土)朝日新聞朝刊より出典