神奈川保育士試験 保育原理 問16~問20
問16
次の【Ⅰ群】の事項と、【Ⅱ群】の記述を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 「児童福祉施設最低基準」
B 「保育要領」
C 「幼稚園保育及設備規定」
D 「幼稚園令」
【Ⅱ群】
ア 保育内容を楽しい幼児の経験と位置づけ、具体的な保育内容として12項目が挙げられた。
イ 日本ではじめての、施設保育にかかわる法的基準であり、保育内容は遊嬉(戯)、唱歌、談話、手技の4項目が規定された。
ウ 1926(大正15)年に勅令として公布された。保育の内容は、その施行規則によって、遊戯、唱歌、観察、談話、手技等の5項目が挙げられた。
エ 1948(昭和23)年に制定され、制定当時は保育内容として、健康状態の観察、服装等の異常の有無についての検査、自由遊び及び昼寝等が挙げられた。
(組み合わせ)
A B C D
1 イ ア ウ エ
2 イ エ ウ ア
3 ウ エ イ ア
4 エ ア イ ウ
5 エ ウ ア イ
正解 4
A 「児童福祉施設最低基準」
エ 1948(昭和23)年に制定され、制定当時は保育内容として、健康状態の観察、
服装等の異常の有無についての検査、自由遊び及び昼寝等が挙げられた。
B 「保育要領」
ア 保育内容を楽しい幼児の経験と位置づけ、具体的な保育内容として12項目が挙げられた。
C 「幼稚園保育及設備規定」
イ 日本ではじめての、施設保育にかかわる法的基準であり、保育内容は遊嬉(戯)、
唱歌、談話、手技の4項目が規定された。
D 「幼稚園令」
ウ 1926(大正15)年に勅令として公布された。保育の内容は、その施行規則によって、
遊戯、唱歌、観察、談話、手技等の5項目が挙げられた。
問17
次の文は、「こども基本法」に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 「こども基本法」におけるこども政策を総合的に推進するため、「こども大綱」が閣議決定された。
2 「こども基本法」におけるこども政策の基本理念の一つとして、全てのこどもが大切にされ、基本的な人権が守られ、差別されないことが掲げられている。
3 「こども基本法」におけるこども施策の策定等に当たっては、当該こども施策の対象となるこども等の意見を反映させるために必要な措置を講ずることが国や地方公共団体に対して義務付けられている。
4 「こども基本法」における「こども」とは、満18歳に満たない者をいう。
5 「こども基本法」における「こども施策」の一つとして、家庭における養育環境その他のこどもの養育環境の整備が掲げられている。
正解 4
1.適切です。
2.適切です。
3.適切です。
4.不適切です。
こども基本法における「こども」とは心身の発達過程にあるもの
(18歳や20歳といった年齢で必要なサポートが途切れないよう心と身体の発達過程にある人とする。)
5.適切です。
問18
次の文のうち、「保育所保育指針」の特徴に関する記述として、適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保育所保育指針に規定されている事項は、その内容によって、①努力義務が課されるもの、②基本原則にとどめ、各保育所の創意や裁量を許容するもの、③各保育所での取
組が奨励されることや保育の実施上の配慮にとどまるものなどに区別される。
B 平成29年の改定において、職員の資質向上について、研修の実施体制等が示された。
C 平成29年の改定において、子どもの育ちをめぐる環境の変化を踏まえて、保育の目標や安全な保育環境の確保等を中心に記載内容を見直し、
更なる充実を図った。
D 総則には、保育所保育に関する基本原則、養護に関する基本的事項、保育の計画及び
評価、幼児教育を行う施設として共有すべき事項が示されている。
(組み合わせ)
A B C D
1 〇 〇 × ×
2 〇 × 〇 〇
3 × 〇 〇 ×
4 × 〇 × 〇
5 × × × 〇
正解 4
A 不適切です。
1基本的事項、2狙いおよび内容、3 保育の実施に関わる配慮事項
B 適切です。
C 不適切です。
幼児・1歳以上3歳未満児の保育に関する記載の充実、
保育所保育における幼児教育の積極敵な位置づけが行われた。
D 適切です。
問19
次の文は、「発達障害者支援法」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
( A )は、児童福祉法(昭和 22年法律第 164号)第 24条第1項の規定により
( B )における保育を行う場合又は同条第2項の規定による必要な保育を確保するための措置を講じる場合は、発達障害児の健全な発達が他の児童と(
C )生活することを通じて図られるよう適切な( D )をするものとする。
【語群】
ア 配慮 イ 保育所 ウ 共に
エ 児童発達支援センター オ 市町村 カ 保育士等
キ 別々に ク 連携
(組み合わせ)
A B C D
1 オ イ ウ ア
2 オ エ ウ ク
3 カ イ ウ ア
4 カ イ キ ア
5 カ エ キ ク
正解 1
( A : オ 市町村)は、児童福祉法(昭和22年法律第164号)第24条第1項の規定により
( B :イ 保育所)における保育を行う場合又は同条第2項の規定による必要な保育を確保するための
措置を講じる場合は、発達障害児の健全な発達が他の児童と
( C : ウ 共に)生活することを通じて図られるよう適切な( D :ア 配慮)をするものとする。
問20
次の文は、「保育所保育指針」第4章「子育て支援」2「保育所を利用している保護者に対する子育て支援」の一部である。
( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
・ 日常の保育に関連した様々な機会を活用し子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所
保育の( A )の説明などを通じて、保護者との( B )を図るよう努めること。
・ 子どもに障害や発達上の課題が見られる場合には、市町村や( C )と連携及び協
力を図りつつ、保護者に対する( D )を行うよう努めること。
(組み合わせ)
A B C D
1 決まり 連携 関係機関 指導
2 意図 相互理解 専門家 個別の支援
3 現状 連携 関係機関 指導
4 意図 相互理解 関係機関 個別の支援
5 現状 連携 専門家 個別の支援
正解 4
・ 日常の保育に関連した様々な機会を活用し子どもの日々の様子の伝達や収集、
保育所保育の( A :意図)の説明などを通じて、保護者との( B :相互理解)を図るよう努めること。
・ 子どもに障害や発達上の課題が見られる場合には、市町村や( C :関係機関)と
連携及び協力を図りつつ、保護者に対する( D :個別の支援)を行うよう努めること。