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突出して日本が多い!「子どもを産み育てにくい国」と感じる若年層

2021年06月19日 ニュース

「子どもを産み育てやすい国かと思うか」という質問に対し、日本の若年層の6割以上が「育てにくい」と回答したことが分かりました。
これは欧州3か国と比較して突出して多いことも分かりました。

ショッキング?想定内?日本は子どもを産み育てにくいと感じる若者

欧州3か国と日本で「子どもを産み育てやすい国だと思うか?」という質問に対し、日本の若年層は6割以上が「育てづらい」と回答したことが分かりました。これは他国よりも突出して多いとのこと。
これは内閣府の国際調査から分かった結果です。
また、「小学校入学前の育児は妻が主に担うもの」と回答した若年層も日本では約5割もおり、他国よりもかなり多いことが分かりました。

国際調査は少子化対策に役立てるため、5年に1回内閣府が行っています。今回、2020年の10月~2021年の1月に、日本、フランス、ドイツ、スウェーデンで、20歳から49歳までの男女に行われた調査の結果でわかりました。
日本では約1,400人から回答を得ており、欧州3か国は約1,000人から回答を得たとのことです。

興味深い結果となった国際調査

●「子どもを産み育てやすい国か?」に対し「そう思わない」と答えた人の割合

日本・・・61.1%
フランス・・・17.6%
スウェーデン・・・2.1%

長時間労働や可処分所得の減少、税金の負担増、住環境の悪化などの要因もありますし、経済的な負担が多いことや、いじめや学校環境の問題なども背景にあるでしょう。一言では表せないさまざまな要因が重なり、このような結果になったと感じます。
それにしてもスウェーデンの2.1%には驚きです。

●小学校入学前の育児は重に妻が担うもの、と答えた人の割合

日本・・・49.9%
フランス・・・17.6%
スウェーデン・・・4.3%

幼少期の育児は重に母親が行うもの、という認識をもった人がまだまだ多いことがわかります。男性の長時間労働がそうさせていることもあるでしょう。

●相手からアプローチがあれば恋愛を考える、と答えた人の割合

日本・・・40.4%
フランス・・・10.4%
スウェーデン・・・25.5%

日本は恋愛にたいして受け身である人が多いことがうかがえます。「失敗したくない」「傷付きたくない」と恋愛を避ける傾向もあるのかもしれません。

●恋愛は面倒だと感じる、と答えた人の割合

日本・・・19.4%
フランス・・・1.5%%
スウェーデン・・・14.4%

恋愛を時間の無駄とかコスパが悪いとか感じる人が多いとも聞きます。1人で気楽にゲームをしていた方がいい、と考える若者が増えているのかもしれません。

なるべくしてなった!日本の少子化

日本は子どもを産み育てにくい国と感じ、幼少期の育児負担は母親ばかり。恋愛には消極的で草食系男女が増えている・・・
これらを考えると、少子化は起こって当然と考えられます。これが根底にあるため、20年にわたる政府の少子化対策も結果が出てないのでしょう。
結婚して子どもを産み育てることに喜びを感じられるような社会になるのはいつでしょうか・・・

2021年6月12日(土)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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