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コロナとは無関係。日本脳炎とおたふくかぜのワクチンが不足しています!

2021年05月22日 ニュース

2021年春現在、子どもの予防接種では一般的な日本脳炎とおたふくかぜのワクチンが大幅に不足しているとのことです。接種を考えている赤ちゃんは注意が必要です。

日本脳炎とおたふくかぜはワクチンで防げる病気-VPD

日本では日本脳炎は公費で接種できる「定期接種」に分類されます。合計で4回接種する必要があり、1回目の接種は3歳過ぎてから3回。追加接種は9~12歳で1回受けます。長期にわたって接種が必要です。
おたふくかぜは1歳を過ぎれば1回接種、3歳を過ぎてかからなければもう1回接種することが推奨されています。こちらは任意接種とういう分類で、自費が発生します。ただ、多くの自治体で助成が行われています。
この2種のワクチンが春ごろから品薄に陥っています。コロナとは無関係で、工場での不備が原因とのことです。

日本脳炎ワクチンは原液に不純物が発生、おたふくかぜはエアフィルターの不備

日本脳炎のワクチンは国内2ヶ所で製造しています。そのうちの1社である「阪大微生物研究会」の香川工場で昨年末頃、原液の製造過程で不純物が生じてしまい、製造を一時中断。今後の出荷は12月を予定しているとのことです。
おたふくかぜのワクチンも国内で2ヶ所で製造しています。そのうちの1社である武田薬品工業の山口工場で室内を無菌化するエアフィルターに不備が見つかりました。そのため、出荷予定だったワクチンをすべて破棄、4月には在庫が切れてしまったとのことです。今後の出荷は10月を予定しているとのことです。
この2社を合わせると全体で80万回分のワクチンが不足しています。

日本脳炎は未接種者と2回目を優先。おたふくかぜは患者の必要度に応じて判断

厚生労働省の通達によると、以下になっています。
日本脳炎は未接種者と2回目の子どもを優先とします。抗体がない子どもや十分にできていない子どもがリスクが高いためです。
おたふくかぜは在庫の状況によって患者の必要度を考慮して、現場で判断して接種するとしています。
ワクチンで防げる病気は全て感染すると重症化したり後遺症が残ったりする重大な疾患です。ワクチンで事前に防ぐことがとても大切です。

新型コロナの感染状況に関わらず、赤ちゃんの予防接種は必ず受けよう

子どもの予防接種は新型コロナの感染状況とは関係なく、きちんと接種しましょう。厚生労働省や自治体は、コロナに関係なく積極的に接種を、と通知しています。接種控えをするほうがリスクが高いと考えましょう。

2021年5月3(月)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

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