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新型コロナウイルス、子どもの感染はなぜ少ないの?

2020年12月12日 ニュース

新型コロナウイルスの第三波が襲来、日々感染対策に気を使う毎日です。しかし、なぜか子どもはかかりにくいといわれています。
さまざまな統計や研究の分析から、今の段階で分かっていることをまとめました。

10代以下の感染者は約8%

学校での集団感染が時々報道されることはあっても、無症状や軽症の子どもが多く、そもそも子どもは新型コロナにかかりにくいのでは、ともいわれています。
厚生労働省の統計によると、11月25日現在、10代以下の感染者は全体の8%。日本を含む、世界の32件の研究結果を分析してまとめた報告によると、20歳以上を1とした場合、20歳未満の感染割合は0.56と非常に少ないことが分かりました。
日本小児科学会がまとめた報告によると、周りに感染者がいて、誰から感染したのかが判別することができたケースでは、8割近くが両親や祖父母などでした。まずは大人が感染しないように気を付けることが子どもを守ることにつながる、とのことです。

子どもは新型コロナウイルスを取り込むたんぱく質が少ない?

新型コロナウイルスは、細胞の表面にある「ACE2」というたんぱく質にとりついて感染します。このたんぱく質は、年齢が低くなるほど少ない、とする報告もあるそうです。
さらには、免疫の働き方が大人とは違う可能性もあるという専門家もおり、確実な理由はまだ見つかっていません。

ここで注意なのは、10歳~19歳の若者に限ると、感染割合は20歳以上とほとんど変わりはないこと。子どもでも10歳を過ぎたら、感染しやすさは大人とあまり変わらないと考えた方が良さそうです。

また、子どもが最初に感染した107の家族を調べると、他の人に感染したのは1例だけ。子どもから周囲への感染も少ないことが分かっています。

乳幼児は大人よりも鼻の奥に多くウイルスがとどまっている?

発症した子どものうち、5歳未満の子の鼻の奥を調べてみると、18歳以上の大人よりも10~100倍ものウイルスが見つかったとの研究もあります。
ウイルスを多く保持しているのにもかかわらず、なぜさほど周りに感染を広げないのかもわかっていません。
これからさらに寒さが増し、乾燥する日々も続きます。感染対策を十分に取ったうえで、なるべく保育園や学校の行事は開いてほしい、と小児科医は語っています。
いくら感染対策を講じても、全く感染しないとは言い切れません。もし感染しても園や学校や子どもたちを責めないであげてほしいですね。

2020年12月6日(日)朝日新聞朝刊より出典

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