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信頼関係の構築が難しい?保育業界に広がる「スキマバイト」

2025年08月29日 ニュース

以前、保育所などの子どもを預かる施設で「スポットワーク(スキマバイト)」の活用が広がっている現状について特集を行いました。
その記事には、多くの現役保育士の方々からさまざまな意見や体験談が寄せられました。
今回はその一部をご紹介しながら、保育の現場が直面している課題について改めて考えていきます。
常時人手不足の保育業界に対し空いている時間にさっと仕事ができるスキマバイト。
双方の利害は一致しているかもしれませんが、その子の個性と向き合い、長い時間をかけて信頼関係を築き、長い目で見守る保育士の仕事は、スキマ時間にできる、という簡単なものではありません。
ぜひ皆さんは保育士の資格を取得して、可愛い子どもたちの成長に寄り添ってほしいです。
(※2025年6月14日 朝日新聞の記事を参考に要約しています。)

信頼の土台が揺らいでしまう・・・変わる保育の現場

「私たちは専門的な知識と経験を基に、子どもたちの成長を支えています。日々の人と人との関わりの中で、子どもたちの人生の一部をお預かりし、保護者の方々にも少しでも力になれるよう努めています」
こう語るのは、千葉県で20年間保育士として勤務しているある男性保育士(41)です。
彼は、子どもの個性に寄り添いながら、その時々に起こる課題に向き合い続けています。
「保育は、片手間でできるような簡単な仕事ではありません」と強調します。
最近広がっている「スキマバイト」として1日単位で働く保育士について、彼は次のように懸念を示します。
「信頼は一朝一夕に築けるものではありません。日々の積み重ねがあってこそ保護者にとっても頼れる存在になれるのです。短期間だけ関わる保育士が、その日会った子どもや保護者とすぐに信頼関係を築くのは難しいでしょう」
保育の現場では、過酷な勤務状況と賃金の低さが背景となり、人材不足が深刻化しています。
そのため、必要な時だけ人手を補えるスキマバイトを導入する施設が増えてきました。
しかし保育士の交代が頻繁に起きることで、子どもたちの権利を軽視することになってはいないか、彼は疑問を抱いています。
「もし子どもたちが、大人の都合で次々に異なる保育士と関わることを強いられているなら、本来は声を上げる権利があります。ただ、多くの子どもは黙って耐えているのです。保育士が世話をしているように見えて、実際は子どもたちが我慢して私たちに合わせてくれている。そのことを忘れてはいけません」
スキマバイトに頼らざるを得ない今の保育業界の姿に、彼は深い懸念を抱いています。
「子どもには、心から安心できる環境で自由に遊び、健やかに育ってほしい。その環境を守るべき保育士がなぜ長く働き続けられないのか、その背景をしっかりと見つめ直すべきだと思います」

利便性の陰に潜む危険性、保育現場の「スキマバイト」

東京都内の認可保育所で働くある男性保育士(46)は、
「スキマバイトは一見便利に見えるかもしれませんが、その実、リスクの方が大きいと感じています。保育という仕事の性質には合わないのではないでしょうか」
と話しています。
子どもの名前と顔が一致しないまま接する状況では、信頼関係を築けずに保育が進んでしまう危うさがあります。
加えて、個人情報へのアクセスが容易になってしまう点にも問題があるといいます。
保育施設には、利用者の住所や連絡先、さらには顔写真など、多くの個人情報が保管されています。
「多くの保育士は誠実に業務にあたっていますが、もし悪意を持った人物が紛れ込んでしまえば、情報漏洩が起きる危険も否定できません」
と、彼は警鐘を鳴らします。
最近では、
「スキマバイトなしでは保育が回らない」
といった声を、身近な施設からも聞くようになり、驚きを感じたそうです。
「正職員として長く頑張ろうとする先生が、少なくなっているように感じます」
と語ります。
そうした中でスキマバイトが広がっている現状を、彼は
「完全に大人側の都合だと思います」
と批判します。
そして、
「このような切迫した保育環境の中で、子どもたちがどのように育っていくのかが心配です。子どもの姿は、大人の姿を映す鏡だという意識を持って保育に向き合うべきです」
と強調しています。

夢を追って保育士に。しかし離職を考える理由

兵庫県に住む50代の女性は、自身の娘が子どもを心から愛し、理想を抱いて保育士という道を選んだことを誇りに思っています。
娘は仕事にやりがいを感じながら努力を重ね、4年目となる今年、保育リーダーを任されるまでに成長しました。
しかし、昇進したにもかかわらず、月給の増額はわずかに1,000円。
娘は保育士としての重い責任や体力的な負担が、収入面とまったく釣り合っていないと感じており、現在は他の職業への転職も真剣に検討しているといいます。
現代では高い水準の保育が求められているにもかかわらず、多くの中堅保育士が過酷な労働環境と低い報酬を理由に職場を去っています。
このままの状況が続けば、未来を育てる大切な保育の現場から人材が消えてしまいかねません。
そして、それを一時的なスキマバイトで補うだけでは、根本的な解決にはならないのです。
若い保育士たちが安心して働き続けられるよう、賃金や待遇の改善が一刻も早く実現されることを強く望んでいます。

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