保育士資格を取得したい、保育士になりたい方を応援するサイト

050-3315-0577 【受付時間】12:00~18:00 (定休日:月曜・火曜)
※メールは24時間受付けております。

メイン メイン

保育士
キャリアスクール
だより

子どもへのワクチン接種、リスクのある子には朗報

2022年01月01日 ニュース

来年の3月から5~11歳の子どもへの新型コロナワクチン接種を始める予定だと政府は見通しを立てています。
接種の機会が広がること自体は小児科医は歓迎しているようです。しかし健康な子どもに積極的に接種するかどうかは、専門家の意見も分かれており、保護者にとっては悩ましい問題です。

感染したら重要化してしまう子どもにとっては朗報

免疫不全などの子どもは、感染したら重症化してしまうリスクが高いです。そのような子どもにとって、ワクチンは大変有効です。これでかなり予防できるからです。
しかし、健康な子どもについて今すぐに積極的に接種を始めるかどうかは慎重になるべき、と長崎大学の小児科医、森内浩幸教授は語っています。

国内では10歳未満の死亡事例はない

アメリカでは、5~11歳の子ども190万人が新型コロナに感染し、94人が亡くなっています。日本では以下のような厚生労働省のデータがあります。

《日本国内の5~11歳の患者数》

★2020年1月~2021年3月
患者: 8,609人
中等症以上: 6人
重症: なし

★2021年4月~2021年12月13日
患者: 61,967人
中等症以上: 171人
重症: なし

インフルエンザやRSウイルスでは毎年子どもが亡くなっています。それに比べると接種のメリットが感じにくいかもしれません。

アメリカでは後遺症で亡くなる子どもがいる

アメリカでは、新型コロナに感染した後、重い後遺症である「小児多系統炎症性症候群」の患者が6,000人近く出て、50人以上が亡くなっているそうです。日本でもこの後遺症については10数例の報告があるそうです。そのため、新潟大学の斎藤昭彦教授(小児感染症)は接種のメリットは大きいと推奨派です。

子ども自身でも意見は二分されている

国立成育医療研究センターが9月にインターネット調査を行いました。その結果、小学校の1~3年生の約50%が接種を希望しているとのことでした。
接種すれば自分は感染するリスクが減ります。不安がストレスになってしまっているのであれば、接種を望む子どもはかなりいるのでは、と考えられます。
また、浜松医科大学の宮入烈教授(小児感染症学)は、子どもは身体だけではなく精神面も考慮して、と話しています。
子どもの接種については、親の意見に左右されるケースが多いと考えられます。健康な子どもを持つ保護者は悩みそうです。

《子どもにとってワクチンの効用は》
・重症化を防ぐ
・感染後の隔離のリスクを減らす
・学級閉鎖のリスクを減らす
・運動会、修学旅行など学校行事の制限が緩和される

《子どもにとってワクチンのリスクは》
・熱や頭痛、疲労感などの副反応
・接種時の痛み、緊張での失神
・ごくまれな心筋炎、心膜炎

 

2021年12月24日(金)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/

 

押さえておきたい重要ゴロ300選

パスワード※半角英数