本日も引き続き【保育実習理論】問6から問10までの解説を行っていきます。
著作権の関係により公表できないものが含まれています。
問6
次の文のうち、適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ♩..は、♩+♪である。
B 「南の島のハメハメハ大王」は、團伊玖磨が作曲した。
C 変ホ長調の階名 「ファ」は、音名「変イ」である。
D 「Happy Birthday To You 」(作詞・作曲:P.Sヒル(Hill,P.S)M.J.ヒル(Hill,M.j)
は、アウフタクト(弱起)の曲である。
(組み合わせ)
A B C D
1 〇 〇 〇 ×
2 〇 × 〇 〇
3 〇 × × ×
4 × 〇 〇 ×
5 × × 〇 〇
回答 5
解説
A × 表記は、点2つの複付点4分音符であり間違いです。
B × 「南の島のハメハメハ大王」の作曲は森田公一です。
C その通りです。
D その通りです。弱起とは1拍目から始まらない曲の事です。
問7
次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」オ「表現」の一部である。( A )~( D )に当てはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
① 豊かな感性は、身近な環境と十分に関わる中で美しいもの、優れたもの、心を動かす出来事などに出会い、そこから得た( A )を他の子どもや保育士等と共有し、様々に表現することなどを通して養われるようにすること。その際、風の音や雨の音、身近にある草や花の形や色など自然の中にある( B )などに気付くようにすること。
② (中略)
③ 生活経験や発達に応じ、自ら様々な表現を楽しみ、表現する意欲を十分に発揮させることができるように、( C )などを整えたり、様々な素材や表現の仕方に親しんだり、他の子どもの表現に触れられるよう配慮したりし、( D )を大切にして自己表現を楽しめるように工夫すること。
(組み合わせ)
A B C D
1 インスピレーション 現象 遊具や用具 表現する過程
2 インスピレーション 音、形、色 環境 環境づくり
3 感動 音、形、色 遊具や用具 表現する過程
4 感動 現象 環境 環境づくり
5 アイデア 変化 設備 表現する過程
回答 3
解説
穴埋めのカッコ前後に同じ表現を探し、あてはめます。
問8
次の文は、保育内容の造形分野における名称の変遷に関する記述である。( A )
~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
保育内容の造形分野における名称は、1948(昭和23)年に刊行された『保育要領』以降、( A )とつけられていたが、1956(昭和31)年に保育内容を区分する「領域」という用語が使われ、その一つとされて( B )となった。その後、平成になってから( C )
と一緒に( D )となった。
【語群】
ア 「図画工作」 イ 「絵画」、「製作」 ウ 「造形」
エ 「絵画製作」 オ 「造形表現」 カ 「表現」
キ 言葉や体育 ク 音楽や身体運動など ケ 「表現領域」
(組み合わせ)
A B C D
1 ア ウ キ カ
2 イ ウ ク ケ
3 イ エ ク カ
4 ウ ア キ ケ
5 オ エ キ ケ
回答 3
解説
絵画・製作→絵画制作→音楽や身体運動と共に表現となった。
問9
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S保育所では、子どもたちと一緒に冬の飾り付けを作ることにしました。折り紙を用いて、雪の結晶を折り紙で作ろうとしています。
【設問】 次の1~5のうち、折り紙をひらくと図のような雪の結晶の形になる切り込みの入れ方を一つ選びなさい。
回答は3
解説
図の隙間部分に留意し考えると正解につながります。
問10
次の【Ⅰ群】の絵画技法の名称と【Ⅱ群】の絵画技法の方法例及び【Ⅲ群】の絵画技法の見本を結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【1群】
- デカルコマニー
- スパッタリング
- スタンピング
- ドリッピング
- バチック
【Ⅱ群】
ア 身の回りにあるものに絵の具をつけ、紙に押して写す。
イ 画用紙にクレヨンや油性絵の具、ロウなどで描いた上に、水で溶いた水彩絵の具をぬり、水分をはじいた色合いや効果で表現する。
ウ 筆や刷毛にたっぷり絵の具を含ませ、筆を振って絵の具を垂らす。水分の多い絵の具を紙に垂らし、吹いて色の線を作り出す。ストローを使ってもよい。
エ 細かい目をもつ網に絵の具をぬって、それをブラシでこする。
オ 紙に自由に絵の具を置き、二つ折りにして合わせこすると彩転写されて左右対称の形が浮かび上がる。
【Ⅲ群】
(組み合わせ)
Ⅰ群 Ⅱ群 Ⅲ群
1 ① エ d
2 ② イ e
3 ③ ア c
4 ④ ウ b
5 ⑤ オ a
回答 4
解説
ドリッピングとは、その名のとおり、絵の具をしたたらせる画法です。筆で描くのではなく、体を使ったアクションによって画像に絵の具を埋め尽くすポロックの手法です。
いかがでしたか。試験までしっかり復習しましょう。