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代表講師ブログ

令和3年神奈川県保育士試験【子どもの食と栄養】問題と回答、解説 その3

2021年09月10日

本日も引き続き【子どもの食と栄養】問11から問15回答と解説を行っていきます。

 

問 11

次の文は、離乳の開始に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

 

1 離乳の開始とは、なめらかにすりつぶした状態の食物を上手に取り込めたときをいう。

2 時期は、生後5~6か月頃が適当であるが、月齢は目安である。

3 食べ物への興味を促すため、離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることが望ましい。

4 乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、チーズは1歳を過ぎるまでは与え ない。

5 遺伝的に食物アレルギーの発症の心配がある場合、離乳の開始を遅らせると、食物アレルギーの予防効果がある。

 

回答2

 

解説

1 ×です。

2 その通りです。発達には個人差があるので発達は目安です。

3 ×です。離乳の開始前に果汁やイオン飲料を与えることについては栄養学的な意義は認められていない。

4 ×です。乳児ポツリヌ症を引き起こすリスクがあるのはチーズではなくはちみつです。

5 ×です。離乳を遅らせても食物アレルギーの予防効果はありません

 

問 12

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

 

【事例】

R君(5歳、男児)は、ピーマンやキャベツ、ほうれん草を食べることを嫌がり、保育所の食事も残すことがある。家庭でのR君は、主食と主菜を食べ終えると箸が止まり、結局、野菜料理を残すことから、R君の保護者は、食事に時間がかかること、偏食であることに困り、保育士に相談していた。 ある日、ピーマンを使い園児自身が簡単なクッキングをする食育体験があった。R君は、 笑顔で参加し、ピーマンも残さずに食べることができた。なお、R君の身長や体重は、乳幼児身体発育曲線をもとに、月齢としては 50 パーセンタ イル値であった。

 

【設問】

R君とその保護者への保育所の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした 場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A 偏食の原因は、お菓子類を食べすぎているせいだと指摘する。

B 痩せていて、食事量が不足していると助言する。

C 食育体験でピーマンを食べられたことを報告し、R君の嬉しい・楽しい気持ちを共感 する。

D 家庭でも、ピーマンの簡単なクッキングをやってみることを提案する。

E 主食・主菜は食べられているので、現段階ではあまり心配せず、様子を見ることをすすめる。

 

(組み合わせ)

A B C D E

1 ○ ○ ○ ○ ×

2 ○ × ○ × ○

3 × ○ × ○ ×

4 × × ○ ○ ○

5 × × × × ○

 

回答4

 

解説

A ×です。偏食の原因がお菓子を食べすぎているからだとは限らないので指摘しません。

B ×です。痩せてるからといって食事量が不足しているわけではありません。

C その通りです。R君の嬉しい気持ちや楽しい気持ちに共感することでまた食べたいという気持ちに繋がります。

D その通りです。食育体験の際、残さずに食べることができているので家庭でも簡単なクッキングをすることはとてもよいことだと思われます。

E  その通りです。主食、主菜を食べることはできているのであまり心配することはありません。

 

問 13

次の文は、「平成 27 年度乳幼児栄養調査」(厚生労働省)における2~6歳児の保護者の「子どもの食事で特に気をつけていること」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A 「栄養バランス」「一緒に食べること」「食事のマナー」が、高い割合を示した。

B 「楽しく食べること」は、1割にも満たない低い割合であった。

C 「特にない」は、およそ3割であった。

 

(組み合わせ)

A B C

1 ○ ○ ○

2 ○ ○ ×

3 ○ × ×

4 × × ○

5 × × ×

 

回答3

 

解説

A その通りです。栄養バランスが一番高く72.0%、一緒に食べることが69.5%、食事のマナーが67.0%となっています。

B ×です。楽しく食べることは食事のマナーに続く割合で49.0%となっています。よって×です。

C ×です。特にないは1.7%ともっとも低い割合になっています。

 

問 14

次の文は、妊娠期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

A 妊娠前のBMIが 18.5 以上 25.0 未満の妊婦の妊娠中における体重増加量目安は、5~7㎏である。

B つわりの症状がある時期は、食べたいときに食べたいものを少しずつ食べる。

C 葉酸は、神経管閉鎖障害の発症リスクを低減する。そのため、通常の食事に加えて、栄養機能食品を利用することも勧められる。

D キンメダイやメカジキなど大きい魚は、水銀が多く含まれるものがあることから、週に1回(80g 程度)までにする。

E 飲酒は、妊娠後期に少量であれば、胎児に影響はない。

 

(組み合わせ)

A B C D E

1 ○ ○ × × ○

2 ○ × ○ ○ ×

3 × ○ ○ ○ ×

4 × ○ × ○ ×

5 × × ○ × ○

 

回答3

 

A ×です。10~13kgです。

B その通りです。

C その通りです。

D その通りです。

E ×です。妊娠中のアルコールの摂取は赤ちゃんに影響があります。

 

問 15

次の表は、「第4次食育推進基本計画」(令和3年:農林水産省)における「食育の 推進に当たっての目標」の一部とその目標値である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 

〔表〕

食育の推進にあたっての目標 令和7年度までの目標値
食育に関心を持っている国民を増やす

・食育に関心を持っている国民の割合

 

( A )%以上

朝食を欠食する国民を減らす

・朝食を欠食する子どもの割合

・朝食を欠食する若い世代の割合

 

( B )%

15%以下

学校給食における地場産物を活用した取組等を増やす

・( C )による地場産物に係る食に関する指導の平均

取組み回数

 

月 12 回以上

栄養バランスに配慮した食生活を実践する国民を増やす

・( D )を組み合わせた食事を1日2回以上ほぼ毎日

食べている国民の割合

 

50%以上

 

(組み合わせ)

A  B   C     D

1 50  0  栄養教諭   野菜

2 50  15  養護教諭  主食・主菜・副菜

3 90  0  栄養教諭  主食・主菜・副菜

4 90  0  養護教諭   野菜

5 90  15  学級担任  主食・主菜・副菜

 

回答3

 

解説

A 食育に関心を持っている国民の割合の目標値は90%以上

B 朝食を欠食する割合を0%

C 栄養教諭による指導の平均取り組み回数を月12回以上

D 主食、主菜、副菜を組み合わせた食事

 

いかがでしたか。

試験までしっかり復習していきましょう。

 

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