こんにちは!
本日は令和4年保育士試験(前期)【保育の心理学】の問16~20までの解答・解説を行っていきます!!
是非ご参考にしてみてください♪
問 16 次のうち、「少子化社会対策大綱」(令和2年5月 29 日 閣議決定)に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 結婚は個人の自由な意思決定に基づくものであるので、地方公共団体が、出会いの機会・場の提供、結婚に関する相談・支援や支援者の養成、ライフプランニング支援などの総合的な結婚支援をすることはない。
B 妊娠・出産への支援では、不妊治療への経済的負担軽減を図るための助成金、また、妊娠期から子育て期にわたるまでの様々なニーズに対して、切れ目のない支援体制の充実に取り組む。
C 男女ともに仕事と子育てを両立できる環境の整備として、就労希望者の潜在的な保育ニーズに対応し、就労しながら子育てをしたい家庭を支えるための待機児童解消、男性の家事・育児参画の促進を推進する。
D 地域社会による子育て支援としては、国が全国一律に子育て家庭に共通の困難やニーズを把握し、子ども・子育て支援の充実を図る。また、保護者の就労形態や就労の有無に応じた多様な保育・子 育て支援を提供する。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × × × ○
回答:4
<解説>
A:✕ 結婚、子育てライフイベントや、学業キャリア形式など、人生設計に資する情報提供や、コンサル支援がある。
B、C:文章の通りで、妊娠・出産、仕事と子育てに対する支援がある。
D:国が全国一律ではなく、様々な家庭のニーズに対する支援をする。
問 17 次のうち、子どもの生活や遊びに関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 日常の出来事について時間的・空間的に系列化された知識はワーキングメモリと呼ばれ、それにより筋や流れのある遊びができるようになる。
B ひとり遊びは幼児期前期に多くみられるが、5歳児でもひとり遊びをしているからといって発達が遅れているとは限らない。
C 子どもたちが集団に適応していく過程では、例えば、クラス対抗のリレーで力を合わせ、集団のルールに従うなど、自分は集団の一員であるという帰属意識を持つようになる。
D 他の子どもたちとの様々なやりとりを通して、状況を理解して相手の気持ちを考えることは、心の理論の獲得につながる。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ×
4 × ○ ○ ○
5 × × × ○
回答:4
<解説>
A:✕ワーキングメモリとは、入ってきた情報を脳内メモとし、記憶すること。
B:〇5歳児でもひとり遊びをする事は発達の遅れではない。
C:〇集団で活動する事は、組織の一員であるという意識をもつ。
D:〇心の理論とは、他者の心を類推し、理解する能力である。
問 18 次の【図】は、厚生労働省委託調査「平成 30 年度 仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業報告書 労働者アンケート調査結果」における「末子妊娠判明当時の仕事を辞めた理由」「仕事と育児の両立の難しさで辞めた理由」について示したものである。以下の【設問】に答えなさい。
【設問】
次のうち、【図】を説明する文として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組 み合わせを一つ選びなさい。
A 末子の妊娠判明当時に仕事を辞めた女性にその理由を尋ねたところ、正社員、非正社員でも、上位3位まで、その理由は同じ項目である。
B 「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」と回答した女性にその理由を尋ねたところ、正社員では、「職場に両立を支援する雰囲気がなかった」が最も多い。
C 「仕事を続けたかったが、仕事と育児の両立の難しさで辞めた」と回答した女性にその理由を尋ねたところ、非正社員では、「会社に産前・産後休業や育児休業の制度がなかった」が最も多い。
(組み合わせ)
A B C
1 ○ ○ ○
2 ○ ○ ×
3 ○ × ×
4 × ○ ○
5 × × ○
回答:5
<解説>
A:✕ 正社員女性の1位は、仕事と育児の両立の難しさで辞めた。であり、非正社員女性の第1位は、家事育児により時間を割くために辞めたである。よってこの文章は✕だと分かる。
B:✕ 第1位は、育児と両立できる働き方ができなさそうだったであるので、この文章は✕だと分かる。
C:〇 最も多いのは会社に産前産後休業の制度がなかったであるので、この文章は〇だと分かる。
問 19 次のうち、乳幼児期から児童期の心的外傷(トラウマ)体験についての記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 1歳児は、トラウマの反応を示しはするが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症することはない。
B 夫婦間暴力の目撃は、乳幼児にとって心的外傷になりうる。
C 乳幼児期には、トラウマの内容として、性的虐待は含まれない。
D 乳幼児期において、注意欠如は、トラウマ後の反応としてはみられないため、これがみられれば心的外傷後の反応である可能性は低い。
E 乳幼児期に虐待をうけ、トラウマ反応がある場合、それは心理的、行動上の反応であるが、脳の機能的、器質的問題がその時点で進行している可能性はない。
(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○ ○
3 ○ × ○ ○ ○
4 × ○ × × ×
5 × × × × ×
回答:4
<解説>
A:✕ 幼児でもPTSDを発症することがあり、(指しゃぶり、暗闇を怖がる、一人で置かれるのを怖がる、
おねしょ等の子供がえり)などの症状がある。
B:〇 DV目撃は、子どもにとってトラウマ(心的外傷)となるような苦痛をもたらすことが分かってる。
C:✕ トラウマ内容に、乳幼児期の性的虐待も含まれる。
D:✕ ネグレクトを含む虐待や、親が精神的な疾患等で安定した養育が出来ない場合、養育者と子どもの間の愛着に問題が生じ、感情コントロール能力をはじめとした、社会で生きていくための能力の発達が阻害されてしまうことになる。
症状としては、注意機能の障害、共感能力の欠如、感情制御の問題、多動、コミュニケーションの障害等である。
E:✕ 虐待により、脳が縮む、肥大するなど本来と異なる形や大きさに変形してしまい、実際に脳の傷となってしまう。
問 20 次のうち、障害を持つ子どもの家族への支援に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 医師が障害の診断を告知した後の支援方針の策定に際しては、教育、福祉等の医療以外の領域の専門家の関与が必要である。
B 家族の障害受容については、エリザベス・キュブラー・ロス等のステージ理論にあてはまらず、障害の肯定と否定を繰り返すこともある。
C 主たる養育者である母親の障害受容の程度については、子どもの障害の程度の強さが最も関与する。D 障害の状態や方針にかかわる正確な情報提供は、障害受容には関与しない。
E 障害受容をしない家族に対して、支援者が怒りなどの陰性感情を抱くことがある。
(組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ × ○ ×
2 ○ ○ × × ○
3 ○ × ○ ○ ×
4 × ○ × × ○
5 × × ○ ○ ○
回答:2
<解説>
A:〇 心理的なケアやカウンセリングや養育の支援家庭訪問による家族への相談や保護者同士の交流の促進やきょうだい支援 も必要である。
B:〇 障害を持つ子どもの誕生に対してその親の反応を、ショック、否認、悲しみと怒り、適応、再起の5段階に分類しているデータがある。このように、家族の障害を受け止められる時期、否定してしまう時期、色んな感情を抱きながら過ごしている家庭は多いと思われる。
C:✕保護者が子どもの障害認知と障害受容に至る過程は個人差があり多様である。
D:✕障害に関わる正確な情報提供は、障害受容に関わる事である。
E:〇 支援者も人間なので、怒りの感情を面に出さなくても、感情を抱くことはある。
いかがでしたでしょうか?!
本日で【保育の心理学】の解説が終わりましたので、明日からは【保育原理】の解答・解説を行っていきます☆
さて、サンライズ保育士キャリアスクールでは保育士資格の取得のサポートを手厚く行っています☆
当校の7つの魅力をご紹介♪
1☆月々2,670円(税込2,937円)で無理なく受講いただけます!
2☆担任制で合格までひとりひとりに親身にサポート!
3☆オンライン講座でいつでもどこでも受講ができる!
4☆受講者合格率98%と高い合格率!
5☆受講生満足度97%!プロ講師による指導で質の高い授業!
6☆安心合格サポート制度で合格までをしっかりサポート!
7☆全国にある高待遇の保育園へ就職斡旋サポート!
ぜひぜひチェックしてみてください♪
★★実技試験講座開催★★
5/8(日)より実技試験に向けた講座がスタートしています!
まだまだ申込みは受け付けておりますのでチェックしてみてください♪
https://www.sunrise-school.jp/schedule/practical_courses.html
★★R4後期筆記試験対策講座★★
5/21(土)より10月に行われるR4後期筆記試験に向けての講座がスタートします。
横浜ランドマークタワー内の本校で学びませんか?
https://www.sunrise-school.jp/schedule/yokohama-kouki.html