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気づいてあげよう!子どもの5月病

2024年05月10日 お役立ち

新たな環境に適応するのは、小さな子どもたちにとって大きな試練です。特に保育園に通い始めたばかりの子どもたちには、新しい環境、リズム、そして人間関係への適応が求められます。
こうした変化の中で、いわゆる「5月病」は、子どもにも見られる一般的な現象です。
ここでは、保育園児が経験する可能性のある5月病の特徴やサイン、そしてそれにどう対応すればよいかについてご案内します。

 

心理的な影響

保育園児が5月病に見舞われると、その最初のサインとして心理的な変化が現れます。
例えば、普段明るく社交的な子どもが、急に大人しい性格に変わり、人見知りを強くすることがあります。これらの変化は、新しい環境や人々との関わり合いに対する不安やストレスが原因であることが多いです。
保護者や保育士から離れたがらない、あるいは保育園に行きたがらないといった行動も、心理的な負担の表れと考えられます。

 

身体的なサイン

心理的なストレスは、身体的なサインを通じても表れることがあります。
乳幼児の場合、食欲不振や睡眠障害、不定愁訴としての腹痛や頭痛がその例です。これらの身体的な不調は、子どもが直接言葉で表現できない内面的なストレスの反映である可能性があります。
夜に寝付けなかったり、朝起きるのが特に難しいと感じたりするのは、生活リズムの変化に適応しようとする体の試みかもしれません。

 

行動の変化

保育園児の5月病は、行動の変化を伴うことがあります。これには、以前に比べて消極的になる、興味を持っていた活動に参加しなくなる、などが含まれます。突然の泣き出しや怒りっぽくなるといった感情の爆発も、見過ごせません。
これらはすべて、子どもが感じている不安やストレスが高まっているサインである可能性があります。

 

保育園生活に与える影響

5月病は、保育園生活全般に影響を及ぼすことがあります。
集団活動への参加意欲の減退、保育園への通園拒否などは、子どもの社会性や学びの場としての保育園生活に悪影響を与えかねません。子どもたちが抱える不安やストレスを理解し、サポートすることが、健全な成長と発達に不可欠です。

 

大人の役割

5月病に対処する上で、保護者と保育士の連携は非常に重要です。
まず、子どもの変化に対する注意深い観察が必要です。子どもが示す微細なサインを見逃さず、適切にサポートしましょう。また、子どもが安心して過ごせる環境を整えること、例えば、一貫した対応を心がけ、安定した生活リズムを確立することが、子どもの不安を和らげる上で効果的です。
また、子どもが抱える不安や心配に対して、耳を傾け、共感を示すことも大切です。
子どもの話にじっくりと耳を傾け、感じている不安を共有し、解決策を一緒に考えることで、子ども自身が問題に対処する力を育むことができます。また、保育園での楽しい経験や成功体験を積極的に共有し、子どもが自信を持てるようサポートしてあげると良いでしょう。

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