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潜在保育士が復職しない理由と復職支援

2022年12月20日 お役立ち

保育士の養成学校を卒業したり、独学で保育士資格を取得しても約48%の人が保育施設に入職していないことをご存知でしょうか。

もともと保育士として働いていたけれど、さまざまな理由から保育士として再就職していないという方もいます。

そういった潜在保育士が保育現場へ就職をしないのはなぜなのでしょうか。

保育士資格取得は簡単ではありません。だからこそ保育士資格の活かし方を考える必要があります。

 

保育士資格を取得している人が保育現場に再就職しない理由

職場での上司や同僚、保護者との人間関係や割りに合わない給料、仕事量、労働時間。

妊娠、出産といったライフステージの変化が主な保育士の退職理由として挙げられます。

そういった理由で保育現場から離れた潜在保育士が再就職しない理由で主に挙げられるのが以下の3つです。

 

希望条件に合った求人がない

保育士は慢性的な人材不足です。

他の職種と比べても2〜3倍ほど有効求人倍率が高いので、全国的に求人情報が溢れています。

しかし、希望する雇用条件と保育士の求人数が多いことは同義ではありません。

一度保育現場で働いているため、以前の待遇と比べたり、現状の希望条件が複数あったりするため、希望の条件全てに合致する求人を見つけるとなると難しい面も出てくるでしょう。

 

家庭との両立が難しい

厚生労働省「保育士の現状と主な取組」によると、「働くことが可能な家庭状況」が潜在保育士が再就職するための希望条件の一つとして挙げられています。

昨今の保護者の多様なニーズに応えるため、保育施設の働き方も多様化が求められています。

そうでなくても保育士の仕事は責任や負担が多い職業です。

自分の子どももまだ小さい、医療ケアが必要な家族がいるなどの家庭の事情がある場合は、保育士としてフルで働くことは難しいでしょう。

責任が思い職業ゆえに保育現場への復帰が難しいと感じている方が多いのです。

 

給料が安いため

保育士の仕事はやりがいがあります。責任は重く、子どもたちの成長は達成感があります。

子どもたちの未来を担う保育のエキスパートですが、全職種の平均賃金にくらべて給与額の水準が低い傾向がみられることは間違いありません。

業務負担の大きさや業務実態に見合う給与ではない職場も多く、待遇面に納得ができなければ現場復帰しようという気持ちになるのは難しいでしょう。

 

 

潜在保育士が保育現場へ戻るための取り組み

今は難しいけれど、将来定期に保育現場に復帰したいという方もいらっしゃるでしょう。

そういった方のために自治体の取り組みがあります。

 

就職準備金の貸付制度

保育現場での経験がないという方から育児が一段落したため再就職したいけれどブランクがあるという方までさまざまな不安や悩みがある潜在保育士。

保育現場で就業できていない保育士のため、また待機児童問題への対策のための取り組みとして、就職準備金の貸付制度を多くの自治体が制定しています。

「貸付」と聞いて借金してまで復職するのはと考える方もいるでしょう。

条件の年数継続して保育士として就業すると貸付金の返還免除といった規定にしている自治体もあります。

この先規定の年数保育士として働く可能性が高いという方はぜひ利用を検討してみてください。

 

自治体独自の支援事業

自治体によって、独自の潜在保育士の就職サポートを行っているケースがあります。

保育園とのマッチングや就職支援研修・就職相談会の開催、未就学のお子さんを育てている潜在保育士への託児支援の貸付制度やキャリアアップ研修に保育人材育成研修の実施など。

申請者と慣れる条件や対応、特色などが違いますが、ご自身が保育士として働きたい自治体の支援内容などを確認し見てみてはいかがでしょうか。

今は難しくても将来的に保育士資格を活かして保育現場で働きたいと考えられている方は、自治体の支援を受けられるということを覚えておくと良いでしょう。

 

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