保育士資格を取得し、やる気に満ち溢れて保育士デビュー。
梅雨明けも近づき子どもたちとの生活も慣れてきた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、あまりにも日々の忙しさに途方にくれることもあります。
そんな新人保育士さんの中でも幼児担当者は戸惑うことが多いでしょう。
こちらでは幼児担当の新米保育士のあるあるをご紹介します。共感できる内容ではないでしょうか。
目次
新人で20人のクラス担任に
乳児クラスは保育士ひとりあたりの保育をする子どもの人数が少ないため、複数担任が当たり前ですが、幼児は複数担任制の保育園でなければ基本ひとりということもありえます。
初日から20人の子どもたちをひとりで保育というケースもあるのです。
3歳児であれば子ども20人に対し保育士1人、4歳以上に対しては子ども30人に1人が保育士の配置基準として定められているため一応範囲内です。自治体によって基準が独自に定められている場合もありますが、いきなり大人数をひとりで、ということはありえます。
新人保育士には荷が重いですね。
エプロンのポケットが気づくとパンパン
意識して整理していないとすぐにパンパンになってしまうエプロンのポケット。
ティッシュやペン、メモ帳といった保育士の必需品をはじめ、タオルや子どもたちからの絵、お手紙なども幼児クラスではたくさん集まってきます。
そのすべてをエプロンのポケットにつめこんでいくため気づくとパンパンになってずっしりと重くなっているのです。
なくてもいいけどあったら便利な物まで入れていると常にポケットはいっぱいですね。
想定外の子どもの体力に筋肉痛
体力には自身があるという新人保育士さんもいらっしゃるでしょう。
しかし子どもの底なしの体力を侮っていると体力の限界を感じるときがでてきます。
一旦遊びを離脱しても子どもたちはおいかけてきます。
また、気をつけたいのがつい本気をだして翌日に筋肉痛で悩まされる保育士さんが少なくないということ。
最近は習い事で効率的な身体の動かし方を知っている子もいるのでそういった子には本当に及びません。
子どもたちより緊張するイベント
当日に備えてたくさんの練習を重ねる発表会やお遊戯会。
子どもたちの前では子どもたちを応援したり励ましたりしながらいつもどおりに振る舞いますが、実は一番自分が緊張しているという保育士さんも多いです。
ピアノを弾く手は震え、練習通りにいかないこともあります。
同様に緊張していた子どもたちと一緒にやり遂げた喜びを分かち合うことになるでしょう。
子どもから家庭の事情を聞かされて動揺
幼児のおままごとに参加していると家庭の状況がありありと表れていることがあります。
また、お休み明けのときなどは特に家庭でのことをなんでも話してくれることがあり、子ども同士で競い合うように家庭の事情を話してくれることもあるでしょう。
ほとんどがほほえましいエピソードですが、中にはつい内心動揺してしまうような家庭の秘密を聞かされることもあります。
しかし、子どもたちの前では平常運転で、子育て支援に関わらない秘密は、誰にも言わないことが大切です。
プライベートでも自分を「先生」と呼んでしまう
春から子どもたちだけでなく同僚や保護者から「先生」と呼ばれるようになった保育士さん。
初出勤で先生と呼ばれ、気恥ずかしさをおぼえたという方がほとんどでしょう。
しかし、常にたくさんの人から「先生」と呼ばれることによってそれが当たり前になってくるとご自身の家族や友人と話しているときにもつい自分のことを「先生」と呼んでしまう方も少なくありません。
保育士が自分になじんできたと受け取っておきましょう。