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花粉症の子どもは果物アレルギーに注意!

2019年08月03日 ニュース

近年、どんどん低年齢化してきているアレルギー問題。特に花粉症の子どもは増えているとのことです。
小さな子どもは自分で防ぐことができないため、周りの大人が注意して見守ってあげなければなりません。
最近、花粉症の人が果物にアレルギー反応を起こすことが分かってきました。

アレルギーの原因ってタンパク質じゃないの?

今までの知識だと、アレルギーはたんぱく質に反応するものと考える方が多いでしょう。一般的に知られる原因食物は、卵・牛乳・小麦・ピーナッツなど。しかし、一部の果物に花粉症の原因となるタンパク質に似た物質が含まれていることがわかり、その物質がアレルギー反応を起こすことが分かってきました。

給食で出たビワが原因!?

2019年の春、東京都大田区の公立小学校で、給食の後に身体にかゆみを訴えたり発疹が出たりする子が出て、病院に搬送される騒ぎになりました。
原因は意外にも果物の「ビワ」だったことが判明。関係者は驚きを隠せずにいました。
幸い症状は軽く、全員が当日中に自宅に帰れたとのことでした。

近年の研究では、花粉症の患者でシラカバやハンノキの花粉に反応する人は、バラ科の果物-リンゴ・桃・いちごなど-にアレルギー反応を起こすことが分かってきました。これを「花粉-食物アレルギー症候群」と名付けています。

もし特定の果物を食べると口の中がイガイガ・ヒリヒリしたりする場合、たくさん食べないように注意が必要とのことです。
アレルギー症状としては強く出ることはありませんが、子どもの様子を見ておかしいなと思ったら与えないようにするなどしましょう。

家庭で食べられなくなってきたからこそ給食に出したい「ビワ」

60代70代の人なら「ビワなんてそこら中になっていたから、よくもいで食べていたよ」と言うでしょう。しかし最近都会ではビワは高級な贈答品になってしまい、一般的家庭で食べる機会が減ってしまいました。
スーパーには輸入品の果物がたくさん並ぶようになり、種が大きくて食べにくい「ビワ」を好んで買う人も少なくなったとのこと。

先の小学校の例では、ビワにアレルギー反応を起こすことを知らずに、子ども達が初めて食べて気付いたのでは、と言われています。

ビワは日本に古来からある果物の一つ。一般家庭で食べられることが少なくなった現代、あえて給食に出して食べてもらうことで、子ども達はより多くの味に触れることができます。これは豊かな味覚を形成しますし、食生活への興味や関心にも繋がります。

しかし、アレルギー反応を起こす子どもが多いとなると、今後給食に出る可能性は少なくなるでしょう。いろいろな味覚に触れさせたい気持ちもあるけれど、子どもの健康被害を防ぐことが最優先。その狭間に揺れているのかもしれません。

子どものアレルギーの原因は何が多いの?

2011年の消費者庁の調査によると、年齢別のアレルギー原因食品は以下となっています。

0歳児→1位:鶏卵、2位:牛乳、3位:小麦
1歳児→1位:鶏卵、2位:魚卵、3位:牛乳
2~3歳児→1位:魚卵、2位:鶏卵、3位:ピーナツ
4~6歳児→1位:果物、2位:鶏卵、3位:ピーナツ
7~19歳児→1位:甲殻類、2位:果物、3位:鶏卵・小麦

乳幼児期は一般的に知られている鶏卵や牛乳に反応を示す子どもが多いです。一方、小中高生になると果物や甲殻類などに反応を示す子どもが増えています。

2019年7月5日 朝日新聞朝刊より

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