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おもちゃにも新しい付加価値、環境に配慮する各メーカーの試み

2022年01月15日 ニュース

クリスマスやお正月では子どもにおもちゃを買ってあげた家庭も多いでしょう。最近のおもちゃは、環境に配慮した商品が増えていると聞きます。ごみを減らすことや脱プラスチックなど、環境問題への意識が高まる中、消費者の意識や行動も変わってきています。これからは新しい付加価値として定着していくのかもしれません。

レゴ社(デンマーク)はサトウキビを原料としたおもちゃを発売

色とりどりの四角いブロックでおなじみ、デンマークのレゴ社は、2021年から葉の形をしたパーツを組み合わせて花束が作れる「フラワーブーケ」の販売を始めました。これはサトウキビが原料としたポリエチレン製です。

レゴ社では1940年代から丈夫で発色がきれいなプラスチックを主な原料としてきました。現在では年間に約9万トン(1千億個)を製造しています。
しかし、プラスチック製品を作り続けることへの環境への負荷も懸念しており、2015年からは新素材の開発に力を入れてきました。多額の投資をして研究開発し、2018年にサトウキビ由来の原料を使った素材を開発しました。飾りのパーツの一部を置き換えています。

強度が必要なブロックを全て新素材に転換することは簡単ではありません。
ですが、2021年の6月には使用済みペットボトルを原料としたブロックの開発に成功しました。現在は商品化を目指しています。

レゴ社では、2030年までに全てのブロックを持続可能な素材に置き換えることを目標としています。木・麦・トウモロコシなどの素材も候補に上がっているとのことです。

担当者は、レゴの特性を保ちながらも、環境へ配慮しているメッセージを子どもたちに伝えたい、と話しています。

おなじみタカラトミー「プラレール」では電池不要のモデルを発売

タカラトミーのロングセラー人気商品であるプラレールでは、2021年秋に電池が不要のモデルを発売しました。手で車体を前後に動かすことで発電できるしくみです。約30秒間転がせば、7m走行します。

電池のごみを減らせるメリットもありますが、消費者から「電池の交換をするのが大変だ」という声も多かったとのこと。現在は品切れが相次ぐほど売れているとのことです。

他にも、ペットボトルの蓋を飛ばして遊ぶボトルマンシリーズや、おもちゃのパッケージをそのまま使えるようにした商品などもあり、「エコトイ」マークを付けて消費者にPRしているそうです。

おもちゃの下取りを始めたセガトイズ、公式HPからの購入で割引も

セガトイズでは、2020年秋からおもちゃの下取りをするサービスを始めました。下取りに出すおもちゃはどのメーカーのものでもOKとのこと。配送料も負担してくれます。そうすると、セガトイズの公式HPからおもちゃの購入をするときに2割を上限に割り引いてくれるそうです。

下取りしたおもちゃは適切な方法でリサイクルして処理します。プラスチックの一部は燃料に、状態の良いおもちゃは途上国に寄付するなどを検討しています。
おもちゃは子どもとの思い出が詰まっており、「捨てられない」「もったいない」と感じる保護者は多いそうです。
担当者は、不要なおもちゃは下取りに出して、成長とともに変わるおもちゃを選んでもらえれば、と話しています。

2021年12月11日(土)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。

 

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