3月は卒園シーズン。巣立っていく子どもたちを見送るのは、パパやママにとってだけでなく、保育士の先生たちにとっても感慨深いものです。
現在、保育士を目指す人たちにとっては、憧れの瞬間と言ってもいいかもしれません。
3月末まで預かるケースも少なくありませんが、それでも、赤ちゃんの頃からお世話していた子たちが小学生になると思うと、式ではぐっとくるでしょう。
そんな感動の卒園式を滞りなく進める準備や、保育士として気を付けたい当日のファッションについてお伝えします。
準備
園次第（プログラム）をもとに、園長やほかの保育士たちと打ち合わせを進めます。
歌など、前もって練習が必要なものもあります。また、式のあとにお別れ会や謝恩会といった、保護者参加型のイベントを開催する場合は、その準備も必要になるでしょう。
会場設営も、保育士の仕事です。保護者や来賓者の席を設置したり、紙のお花などで壁を装飾したり、卒園児たちの工作を飾ったりなど、前年度の実績も参考にして進めましょう。
卒園児へのメッセージ
多くの保育園では、寄せ書きや卒園アルバムなどに、先生たちがメッセージを書き込むと思います。
ポイントとしては、まず基本ですが「ひらがな」ですべて書くこと。そして表現はできるだけわかりやすい文章で。
内容はネガティブな表現は避けて、それぞれの長所を思い切り褒めてあげましょう。
また、保護者同士で問題になる可能性も考慮して、すべての園児の文章が同じくらいの長さになるように書くことをおススメします。
当日の服装
園によっては独自に規定をもうけているところもあるので、まずはそれを事前に確認しておきましょう。
ルールがない園の場合は、卒園児クラス担任の先生なら袴や明るめのスーツ、担任以外の先生は地味な色みのスーツがおススメです。女性の先生ならワンピースも良いですが、グレーやネイビーなど抑えた色のものに、ワントーン暗い色のジャケットを羽織りましょう。
髪は、女性の場合、アップかハーフアップでまとめます。男性の場合も、適度に整髪料などを使ってスッキリさせましょう。男女ともに清潔感がポイントです。
アクセサリーはパールが基本。男性の先生も、スーツの胸ポケットにポケットチーフを入れると、フォーマル感が一気にアップするのでオススメです。
服装も髪型も小物も、フォーマルを意識して選ぶことが大切。そして何より、卒園式の主役は園児と保護者たちで、あくまで担任の先生ではないことを念頭において選べば、間違いないでしょう。