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予防接種の「定期接種」と「任意接種」って?

2019年12月21日 お役立ち

子どもが産まれると、生後2か月頃からたくさんの予防接種を受けることになります。
2020年からは定期接種が10種、任意接種が4種。ひとつの定期接種でも日本脳炎のように4回受けなければならないものがあったり、任意接種でもインフルエンザのように毎年受けなければならないものもあったり、とても複雑です。

「ワクチン」基本のキ

ワクチンには「生ワクチン」と「不活性ワクチン」の2種類があります。
感染症の原因となる細菌やウイルスの病原性を弱めたのが生ワクチン、細菌・ウイルスを殺して必要な成分だけを取り出したのが不活性ワクチンです。
これらを体内に取り入れると、その病原体に対する抗体が作られます。そうすればもしその病気にかかった時にウイルスの増殖を押さえることができますし、重症化も防ぐことができます。
ワクチンで予防できる病気のことを「VPD」と言います。

予防接種はどんな歴史をたどってきたのか

予防接種が法律化されたのは戦後の1948年です。始まった当時は12種類程で、今はなくなったペストや腸チフスもありました。
海外から引き揚げてくる人がさまざまな感染症を運んできたことや、衛生管理がまだまだ行き届いていない社会情勢もあり、当時はさまざまな感染症が流行しました。
日本や世界の歴史の中でも疫病が大流行して人々が大勢亡くなったことは何度もありました。
また、閉ざされた生活をしていたアマゾンの原住民が、近代化された国の人たちと交流を持ち始めたら、感染症にかかる人が増えたそうです。

定期接種「A類」と任意接種「B類」は公費助成があるかないか

A類は、集団で予防する必要があると判断された病気で、感染すると重症化したり死に至ったりする病気です。接種推奨期間内であれば公費で受けられます。
B類は、感染したら重症化する恐れのある持病を持っている子どもが対象。基本的に自己負担ですが、自治体によっては公費で賄ってくれるところもあります。健康でも接種する子どもが多いです。

定期か任意か・・・揺れるものもある

現在任意接種となっているインフルエンザは、かつては集団接種が義務付けられていた時期がありました。しかし、重大な副作用が現われ、国を訴訟するケースが相次いだことなどがあり、現在は任意接種になっています。
同じく、HPV(子宮頸がん-ヒトパビローマウイルス)は、2010年に公費で受けられるようになりましたが、副作用の報告が相次いだため、2013年から任意接種になっています。

急がれる成人男性への風疹の予防接種

昭和37年~53年生まれ(2019年の時点で41歳~57歳)の男性は、風疹の公的な予防接種が行われていない世代です。風疹は妊娠初期の女性が感染すると、お腹の中の赤ちゃんの目・耳・心臓に障害が出てしまう恐れがあります。現在各自治体は無料で抗体検査と予防接種ができるクーポンを配布中です。

2019年12月7日(土)朝日新聞Beより出典