やけどの応急処置|保育士資格取得スクール

やけどの応急処置

育児・子育て 2021年07月16日 キーワード , , ,

 子どものケガなどは屋外に限らず家の中でも起こります。やけども気をつけなければいけない事故ですが、特に大人が注意しなければいけません。子どもは好奇心旺盛で手が届くものに何でも触ってしまいます。子どもの視界や手の届く場所に熱いコーヒーや電化製品など置かないように気をつけましょう。お家の中であっても子どもの動きから目を離さないように心がけたいですね。 

でももし子どもが火傷をしてしまったらどのように手当てすればよいのでしょうか。 とにかくすぐに流水または保冷剤などで20~30分ほど冷やしましょう。 

衣類などがくっついている場合はその上から冷やしましょう。

無理に脱がすと皮膚がはがれてしまうかもしれません。子どもは嫌がって泣くでしょうが冷やすことをやめないでください。低体温にならないように、冷やす場所以外はタオルケットなどでくるんであげるのもよいでしょう。 また、火傷が広範囲であった場合は冷やしながら急いで病院を受診しましょう。 火傷の重症度は、どのくらいの熱さのものがどれだけの時間皮膚にあたっていたか、その深さと広さによって決まってきます。 

熱傷1

軽いやけどで赤くなり少しヒリヒリと痛みますが自然に治癒していきます。

熱傷2

水ぶくれができます。浅くて小さな水ぶくれはすぐに破れ、ヒリヒリしますが軟膏を塗って保護してあげると自然に治っていきます。深い水泡は場合によっては治りにくいものもありますので病院を受診してお医者さんの指示に従いましょう。 

 熱傷3

 水ぶくれはできず壊死します。痛みは少ないようですが、ケロイドとして体に残ってしまいます。 

 状態が軽い重いにかかわらず、心配だと思ったら迷わず病院を受診しましょう。 

大人が気をつけることで火傷の事故から子どもを守ることができます。お家の中に危険なものはないか整理整頓を心掛けて安心して子どもが遊べる環境を作ってあげたいですね。