小さなお子さんとお父さんが関わる大切さ|保育士資格取得スクール

小さなお子さんとお父さんが関わる大切さ

育児・子育て 2023年03月10日

昨年の「産後パパ育休」や「育休制度」の内容変更から少しずつ育休を取得する男性保護者が増えています。 

保育園や幼稚園のイベントに出席する男性率も増えていますし、男性のお子さんとの関わり方が変わってきていることがわかります。 

しかし、小さなお子さんとの関わり方がわからないという方も少なくありません。夫婦関係を良好に保ち、健全な育児を行うためにもお父さんとお子さんが関わることは大切なこと。知識を増やして対応していきましょう。 

お父さんが子育てをするとおこる効果 

人が育つには多くの人との関わりが大切です。 

赤ちゃんは両親との関わりを通し、世界を広げていきます。 

お父さんと多く関わったお子さんは社会性が身につくと言われており、その結びつきは思春期に真価を発揮するでしょう。 

将来的な学業成績や社会への貢献度の向上もお父さんとの関わりで作られていくのです。 

お子さんだけでなく、お父さんが赤ちゃんの世話をすることにより、心身ともに安心できるのがお母さんです。 

夫婦で協力して子育てをしていると感じることで、信頼や安心、子育ての意欲に繋がり、夫婦関係を良好にします。 

また、お父さん本人にも良い効果があります。 

赤ちゃんへの関心を示すことで、お子さん自身もお父さんの愛情を感じ、信頼するでしょう。 

お子さんとお母さんから信頼されることで、家庭内での居心地が良いものになります。 

プライベートが充実することで自信がつき、働く意欲にもつながるでしょう。 

休みの日にしか起きているお子さんに会えないという方も多いですが、時間が撮れたときにしっかりと信頼関係を築けばよいのです。 

お子さんの発達に合わせて関わっていく 

赤ちゃんのうちは何もわからない、意思疎通ができるようになってきたら関わればいいと思っているお父さんもいますが、ねんね期のお子さんもお父さんが信頼できる人かどうか、関係を構築できるか探っています。 

お母さんと円満な関係を築いていると、「この人は安心できる人」と認識するのです。 

0歳前半は泣くことで表現するので焦ってしまうかもしれませんが、まずは明るい声で声掛けをしましょう。手をおもちゃに見立てて手遊びをしてあげることもオススメです。 

0歳後半になると人の姿をさがしたり、口にものを入れて確認したがったりします。手足を浸かって遊んであげたり、全身をゆっくり使って遊んであげてください。 

1歳前後になると1人で動き回っては大人の様子を確認するようになってきます。精神的に少しずつ成長していく時期なので、全身を使った遊びをたくさんして、信頼関係を築いていってください。 

幼児期に入ると自分で何でもやりたがり、思い通りにいかないと癇癪を起こしたり葛藤したりということがでてきます。 

ボール遊びやパパだからこそできるアクティブな遊びをしてあげてくださいね。 

お父さんにしかできないこと 

子育てにおいてお父さんにできないことは母乳を与えることだけと言われています。 

そんななかお父さんにしかできないことはお母さんのサポートです。 

お子さんの健全な成長はお母さんの安定した精神状態が大きなウエイトを占めます。 

お休みの日に1人の時間を作ってあげたり、お出かけの際にはお子さんと留守番したり、お母さんが手が回らないときに書類の整理や行政サポートの申請、税金や保険に関することを先回りして情報収集したりすることもサポートの一環です。 

お母さんはお子さんとずっと一緒にいるので子育てに関して一日の長があると感じるかもしれませんが、お父さんと一緒に親として成長していくのです。 

家族で一緒に成長していってくださいね。