本日も引き続き【保育実習理論】問11から問15まで回答と解説を行います。
問11
次の【Ⅰ群】の子どもの造形活動で使われる用具の名称と【Ⅱ群】の使い方の例及び【Ⅲ群】の図を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A ばれん
B ラジオペンチ
C ドライバー
D 平筆
E ホチキス
【Ⅱ群】
ア 先端の細かい溝で針金を挟んで丸める。
イ 面塗りをしたり、濃淡をつけたりすることができる。
ウ 版画を刷るとき、インクを塗った板の上に紙をのせ、写しとる際に擦るために用いる。
エ ねじを回すのに使う。通常の目的以外に、段ボールに穴をあけるときに使用する。
オ 瞬時に紙を留めることができる。
【Ⅲ群】
(組み合わせ)
Ⅰ群 Ⅱ群 Ⅲ群
1 A ウ ⑤
2 B エ ①
3 C ア ②
4 D イ ③
5 E オ ④
回答 1
解説 写真により識別可能です。
問12
次の文は、紙粘土の特徴に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乾燥しても柔らかいままで、数日に渡って製作するのに適している。
B 水彩絵の具を練り込むことで色をつけることができる。
C 硬化後に絵の具で着彩することができる。
D 紙をミキサーで粉砕し、木工用ボンドを加えてつくることができる。
E 乾燥した後に再度製作することが難しい。
(組み合わせ)
A B C D E
1 〇 〇 〇 〇 ×
2 〇 〇 〇 × ×
3 〇 〇 × × 〇
4 × 〇 〇 〇 〇
5 × × × × 〇
回答 4
解説 A 紙粘土はすぐ乾燥してしまいますので、Aは間違いです。その他の記述は合っています。
問13
次の【説明】を読んで、【設問】に答えなさい。
【説明】
『あおくんときいろちゃん』
この絵本は、なかよしのあおくんときいろちゃんが、たのしく遊んでいるうちに混じり合ってみどりになってしまうお話である。作者と孫たちの遊びのなかから誕生した作品であり、コラージュした紙片の形体、配色、配置に優れた工夫が見られる。
【設問】
この絵本の作者の他の作品として、正しいものを一つ選びなさい。
1 『もりのなか』
2 『ちいさいおうち』
3 『ちいさなうさこちゃん』
4 『スイミー』
5 『かいじゅうたちのいるところ』
回答 4
解説
この絵本の作者は、オランダ出身のレオ・レオニです。他に『スイミー』が有名です。
問 14
次の文のうち、『保育所保育指針』第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関
するねらい及び内容」 エ「言葉」の一部として正しいものを〇、誤ったものを×と
した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保育士等の応答的な関わりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。
B 生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。
C 絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像する楽しさを味わう。
D 日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう。
(組み合わせ)
A B C D
1 〇 〇 × ×
2 〇 × × 〇
3 × 〇 〇 〇
4 × 〇 〇 ×
5 × × 〇 ×
回答 3
解説
Aは、1歳児以上3歳児の保育に関するねらい内容となっており間違いです。
問15
次の文は、1歳以上3歳未満児の排泄に対する保育士の関わりに関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 身体の諸機能の発育・発達に伴い、子どもが自分で排泄することが可能となってくる。排泄の自立に向かう時期には、子どもの「自分でできる」「自分でしたい」という自信や意欲を育むことも重要である。
2 おむつが濡れているときには「きれいにしようね」と声をかけながら交換し、清潔になる心地よさを子どもが経験するようにする。
3 ぐっすり眠った後など、おむつが濡れていないときがある。そうしたときに、保育士が声をかけてトイレに誘ってみる。子どもがトイレに行ってみようという気持ちが起きた場合には保育士も一緒に付き添い、気持ちを込めて排泄を促すような言葉をかける。子どもが便器で排泄できたときには、一緒に喜ぶようにする。
4 保育士が子どもに排泄を促しても気持ちがのらない様子のときには、子どもが排泄に集中できるよう、排泄が完了するまで長い時間であっても便器に座らせるようにする。
5 排泄の自立に向けての保育所の取組みや対応の仕方などについては、連絡帳などで家庭にも伝え、無理のない範囲で家庭と共に取りくめるようにする。
回答 4
解説
4は×です。気分がのらない時に、長い時間座らせるのは適切ではありません。
いかがでしたか。試験までしっかり復習しましょう。